バラトンそぞろ歩き (30) Felsőörs の教会
先日、知人が訪ねて来たのでバラトン湖北岸で最も美しいと評判の教会を案内することにした。教会には人によっては、いろいろ美しさの基準が異なると思うが、ここフェルショゥ・ウルシュ(Felsőörs)の教会はアルパード時代のロマネスク建築様式が堪能出来ることと共に教会を取り巻く景観も重要なファクターであろう。<スケッチ>画面の黒い犬はプリ(puli)と呼ばれているハンガリー原産の牧畜犬で、目まで隠れてしまうほどのモフモフ犬。教会は13世紀前半に、この地の領主ウルシ(Örsi)によって、聖マリア・マグドルナを祀るためにロマネスク様式で建てられた。オスマントルコ軍の襲撃で焼き払われた(内陣と天井、側廊が破壊)後は1736年まで廃墟になっていた。1736年にヴェスプレーム(Veszprém)の司教MartonPadaniBi...バラトンそぞろ歩き(30)Felsőörsの教会
2020/08/27 10:25