響き渡り続けている声
「でも、こう尋ねましょう。「はたして彼らは聞こえなかったのでしょうか。」むろん、そうではありません。「その声は全地に響き渡り、そのことばは地の果てまで届いた。」(ローマ10:18)---「その声は全地に響き渡り、そのことばは地の果てまで届いた」というところの「その声」とは、ヨハネ3:8にある「風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかを知らない。」とあるところの「風」と同じである。その声は全地に響き渡り地の果てまで届いているのだが、「彼らは聞こえなかった」し、風の音を聞いても「それがどこから来てどこへ行くかを知らない」。声であれ風であれ、それはいつもどこにもあるのだが、あるときそれが自分を貫くのである。苦しみ抜いたその果てに貫かれる。このとき、貫く側に絶対的な主権があ...響き渡り続けている声
2024/05/26 08:22