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さくら・たわわにたわごと https://blog.goo.ne.jp/sakuratakanashi

合唱、ドイツリート、川柳、愛犬りん、お酒、折々のひとりごと…私さくらの愛しきものたちとの日々。

さくら
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2012/11/15

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  • 穀雨・葭始めて生ず~遅咲きの桜

    新暦の、およそ4月20日~24日ごろの今の時期は旧暦では穀雨の初候、「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」です。飛ばしてしまった時候ひとつ…清明の末候は「虹始めて見る(にじはじめてみる)」…春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころでした。穀雨とは、たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。この季節の終わりにはもう、夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。葭始めて生ずとは、水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。前回の記事から、特に大きなできごとやイベントはなく毎日ジタバタしつつも、平和といえる日常を過ごしていました。仕事や外出から、そそくさと帰宅してりんの粗相のあるなしにドギマギするのも変わらず^^;おでかけもしたいけれど、今はりんを置いての遠出や長時間の外...穀雨・葭始めて生ず~遅咲きの桜

  • 清明・玄鳥至る~雨ニモマケズ?

    新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は旧暦では清明のもう次候;「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」です。またまた飛ばしてしまったふたつの時候…春分の末候は「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」…春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ清明の初候は「玄鳥至る(つばめきたる)」…海を渡って、つばめが南からやってくるころでした。清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節の到来です。鴻雁北へかえるとは、日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるのですね。3月も半ば過ぎになってから、ようやく咲き初めてくれた白いハルサザンカは、その後次々と、蕾のほぼ全部が花ひらきました。咲いたあとは、1週間ほどで散って...清明・玄鳥至る~雨ニモマケズ?

  • 春分・桜始めて開く~ハルサザンカ

    新暦の、およそ3月25日~29日ごろの今の時期は旧暦では春分の次候、「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」です。飛ばしてしまったふたつの時候…啓蟄の末候は「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」…冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ春分の初候は「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」…雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころでした。春分とは、太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、二十四節気の大きな節目のひとつです。桜始めて咲くとは、その春に初めて桜の花が咲くころ。…ですが、ご近所や通勤道の桜の木々は、まだつぼみのまま。週末からここ数日、冷たい雨の降る寒い日が続き、いまだにほころびる気配はみえません。当初は早そうに思えた今年の開花、思いのほか遅れていま...春分・桜始めて開く~ハルサザンカ

  • 啓蟄・桃始めて笑う~りんとお留守番

    新暦の、およそ3月10日~14日ごろの今の時期は旧暦では啓蟄のもう次候、「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」です。啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。ひと雨ごとに、春になっていくような季節ですね。桃始めて笑うとは、桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。花が咲くことを、昔は「笑う」といったのですね。飛ばしてしまったふたつの時候は雨水の末候「草木萌え動く(そうもくもえうごく)」…次第にやわらぐ陽光のもと、草木が芽吹きだすころ啓蟄の初候「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」…冬ごもりしていた虫が、姿を現しはじめるころでした。夫の出張が続き、りんとの長いお留守番中です。先週は職場のナーススタッフの急病で代わりに勤務したりシフト変更があったりで、ちょっとバタバタしました。その中で、...啓蟄・桃始めて笑う~りんとお留守番

  • 雨水・霞始めて靆く~断捨離は。。。

    新暦の、およそ2月24日~28日ごろの今の時期は旧暦では雨水の次候、「霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)」です。霞始めて靆くとは、春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わるころ。遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える、移ろいの季節です。たなびく霞と、立ちこめる霧。春は霞、秋には霧と呼び分けるとか。また、気象学では、視程1キロ以下のものが霧、それより薄いものが霞だそうですよ。そして夜には、霞とは言わず朧(おぼろ)と。沈丁花は満開。先日買ったチューリップの株は、水仙のお隣りで、可愛いピンクの花を咲かせてくれました。水仙もまだまだ元気に咲き、いい香りを放っています。唐突ですが、お友達が教えてくれた動物柄のワンカップ酒。こんなの見せられたら、買うしかないわ~♪すっきりさっぱり、甘みも辛みもうまみも??ひかえ...雨水・霞始めて靆く~断捨離は。。。

  • 雨水・土脈潤い起こる~おひなさまいろいろ

    新暦の、およそ2月19日~23日ごろの今の時期は旧暦では雨水の初候、「土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる)」です。ひとつ飛ばしてしまった立春の末候は「魚氷に上る(うおこおりにあがる)」…暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ねあがるころでした。雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころのこと。昔から、農耕の準備を始める目安とされてきた季節です。土脈潤い起こるとは、早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地がうるおい目覚めるころ。捕えた魚を岸に並べ、なかなか食べようとしない獺の様子が祭の供え物のように見えたことから、古くは「獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)」という、不思議な季節とされていました。そして、雨水といえばおひなさま。もともとひな祭りは水に関係する行事で、ひな人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来...雨水・土脈潤い起こる~おひなさまいろいろ

  • 立春・黄鶯睍睆く~春が次々と

    新暦の、およそ2月9日~13日ごろの今の時期は(1日過ぎてしまっていますが、おゆるしを^^;)旧暦では立春の次候、「黄鶯睍睆く(うぐいすなく)」です。黄鶯睍睆くとは、春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。「春告鳥」ともいわれる鶯ですが、初めからじょうずに鳴けるわけではないのですよね。。。ケキョッ、ホッ、ホケッなどという、まだたどたどしい鳴き方を耳にすると、ガンバレ!と応援したくなります。開花の早い今年の梅は、もう見頃だとか。急に春の暖かさがやってきて、季節に追いかけられているようで、あたふたさせられています。わがやのお雛さまには、早々とご登場いただきましたが♪2月中にもう一度ある着物のおけいこでは、昨年も着た、母の梅柄の着物を着ようと思っていますが、咲き終えていたらどうしましょ;;年明けには色...立春・黄鶯睍睆く~春が次々と

  • 立春・東風凍を解く~大正浪漫で

    新暦の、およそ2月4日~8日ごろの今の時期は旧暦では立春の初候、「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」です。さあ、新年のはじまりです。旧暦の七十二候では、新年はこの季節から始まります。立春とは、初めて春の兆しが現れてくるころのこと。そして、この季節から数えて最初に吹く南寄りの強い風が「春一番」です。東風凍を解くとは、暖かい春風が吹いて、川や湖の氷が解け出すころ。とはいえ…立春を迎えた途端、いっそうの冷え込みと大雪でしたね。私の住んでいるあたりは雪も降らず、寒いのを我慢するだけですみましたが、東京は通勤・通学もたいへんなことでしたね。春が待たれるところへ、まだ冬の試練がありました。。。先日は今年お初の、着物のおけいこ。五十肩の痛みで右肩の動きが悪く、いつも以上にうまくいきません。帯が巻けない、帯枕が上がら...立春・東風凍を解く~大正浪漫で

  • 大寒・鶏始めて乳す~今月のことば

    新暦の、およそ1月30日~2月3日ごろの今の時期は旧暦では大寒の末候、「鶏始めて乳す(にわとりはじめてにゅうす)」です。とばしてしまった次候は「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」…沢の水が厚く張りつめるころでした。鶏始めて乳すとは、鶏が卵を産みはじめるころ。動物たちにとって、春は出産の季節ですね。少しずつ日が長くなり、春が近づいていることを感じさせます。それでも、寒さはまだまだ。コロナにインフルエンザ、カゼもまだ流行っているのに加えて、早い花粉症も;苦しいとか肌が荒れるとか、支障があるのでなければマスクはしておくのがよさそうです。コロナ禍でマスクが必須だったころ、手洗い&うがいの習慣もついて、インフルエンザがまったくと言っていいほど出なかった年がありましたね。マスクの効果も大きいと思います。今月のこと...大寒・鶏始めて乳す~今月のことば

  • 大寒・款冬華さく~母の色無地で

    新暦の、およそ1月20日~24日ごろの今の時期は旧暦では大寒の初候、「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」です。大寒とは、1年でもっとも寒さが厳しいころのこと。そして、日が次第に長くなり、春へ向かう時期でもあります。款冬華さくとは、蕗の花が咲きはじめるころ。凍てつく地の下では、春の支度が着々と進められているのですね。昨年から予定されていたオフ会で、新春の文楽公演におでかけ。かつて母が着ていた色無地に、初めて袖を通しました。帯もお初です。この着物に、母がどんな帯を合わせていたのか、私の記憶にはなく、写真も残っていないので、わからなくて…それとは別に、何年も前にお店で見せていただいてから、憧れていた帯がありました。今の自分には不相応かな…と、ずっと見送ってきたのですが、まだお嫁入りしていなかった(!)この帯を、...大寒・款冬華さく~母の色無地で

  • 小寒・雉始めて雊く~年明けのバタバタ

    新暦の、およそ1月15日~19日ごろの今の時期は旧暦では小寒の末候、「雉始めて雊く(きじはじめてなく)」です。とばしてしまった次候は「水泉動く」…地中では凍っていた泉が動きはじめるころでした。10日までお供えする鏡餅は、11日に鏡開き。商売繁盛を祈念する十日戎のお祭りもすみましたね。雉始めて雊くとは、雉のオスが、メスに恋して鳴きはじめるころ。寒さの続く中に、早くも春の訪れを感じさせますね。都会育ちの私にはまだ経験がないのですが、「ケーン」という雉のオスの鳴き声を、実際に聴いてみたいものです。年末もそうでしたが、職場のクリニックは、ぐあいのわるい人、定期の薬が切れる人などなど…で混みあい、年明けから毎日バタバタです。ひとくちにカゼ症状、とはいっても、その様子はさまざま。コロナとインフルエンザが混在する中、長...小寒・雉始めて雊く~年明けのバタバタ

  • 小寒・芹乃栄う~年明け

    新暦の、およそ1月5日~9日ごろの今の時期は旧暦では小寒の初候、「芹乃栄う(せりのさかう)」です。小寒とは、寒さが極まるやや手前のころのこと。寒の入りを迎え、立春になる寒の明けまでの約1カ月が寒の内です。芹乃栄うとは、芹がすくすくと群れ生えてくるころ。春の七草のひとつですね。新年明けて早々の地震。そして飛行機事故。たいへんなことになりました。被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。どうか1日も早く、日常が戻りますように。能登からは遠い、関西であるここ兵庫県尼崎市でも、またあの阪神淡路大震災が…?と不安を感じる揺れ方でした。実際には、あのときよりはるかに軽い揺れだったのですが、次に大きな揺れが続いて来るのか?と、身構えましたね。現地の揺れは相当だったことでしょう。わるいできごとは、今年はこれでお...小寒・芹乃栄う~年明け

  • 冬至・雪下麦を出だす~今月のことば

    新暦の、およそ12月31日~1月4日ごろの今の時期は旧暦では冬至の末候、「雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)」です。雪下麦を出だすとは、降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。植物は、地中や冬木立の枝先で、芽吹くちからを育んでいるのですね。今年を締めくくり、来たるべき新年へつながる時候となりました。あっという間に過ぎたように思える1年の間にも、いろいろあったあれこれが思い返されます。事故で骨折し、せっかく治癒した左膝をまた転んで負傷したとか(打撲と擦過傷ですんでよかったです、ホント;;)ついにコロナにやられてしまい、しばらくウツが続いたとか歌はとうとう、すべて1年お休みしてしまったとか着物はちっとも上達しないとか川柳はいつも締め切りギリギリであせってばかりだとか不覚に思える事態やできごともありますが。。。...冬至・雪下麦を出だす~今月のことば

  • 冬至・麋角解つる~着物にクリスマス

    新暦の、およそ12月26日~30日ごろの今の時期は旧暦では冬至のもう次候、「麋角解つる(しかのつのおつる)」です。冬至とは、1年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。これから日が伸びていくので、古代には冬至が1年のはじまりだったそうです。麋角解つるとは、大鹿の角が抜け落ちて、生え変わるころ。大鹿とはトナカイの仲間で、大鹿の角のことを「麋角(びかく)」というのですって。盛大に??とばしてしまった「大雪」は、いよいよ本格的に雪が降り出すころのこと。毎年この時期は、雪深い地方に住む方々の苦労がしのばれます。大雪の初候は、「閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)」…天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころ次候は「熊穴に蟄る(くまあなにこもる)」…熊が穴に入って冬ごもりするころそして末候は「鱖魚群がる(さけむらがる...冬至・麋角解つる~着物にクリスマス

  • 小雪・橘始めて黄なり~今月のことば

    新暦の、およそ12月2日~6日ごろの今の時期は旧暦では小雪の、もう末候、「橘始めて黄なり(たちばなはじめてきなり)」です。小雪とは、寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころのこと。とはいえ、雪も寒さもまださほどでなく、これからです。とばしてしまった初候は「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず」…虹を見かけることが少なくなるころ次候は「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」…冷たい北風が、木々の葉を払い落とすころでした。橘始めて黄なりとは、橘の実がだんだん黄色くなってくるころ。冬でも、あおあおとした常緑樹です。なかなか更新できず、のぞいてくださるみなさまごめんなさい。元気にしています。が、日常のことをこなしているだけなのに、あっというまに1日1日が過ぎてゆき。。。;;ふと気づけば、もう師走。今年もあとひと月足ら...小雪・橘始めて黄なり~今月のことば

  • 立冬・金盞香し~久しぶりのおけいこ

    新暦の、およそ11月17日~21日ごろの今の時期は旧暦では立冬の末候、「金盞香し(きんせんこうばし)」です。金盞香しとは、水仙の花が咲き、かぐわしい香りが漂うころ。金盞とは金色の杯を意味し、黄色い冠をいただく水仙の別名とのこと。よい香りがして、清楚で品のあるすがたの水仙は、大好きな花のひとつです。ところで、うちの山茶花はまだ咲きません。つぼみは増えているようなのに、まだまだ固そう。大丈夫かなあ。。。;先日は、数か月ぶりで着物のおけいこに行くことができました。お稽古も久しぶりなら、着物を着ることじたい久しぶり。お稽古の前、朝のうちに予約してあったりんのデンタルケアにおでかけなどしており、着付けの時間がじゅうぶんとれなかったせいもありますが、準備に手間取りもたもたして、帯はもう諦め(えっ??)伊達締めのまま羽...立冬・金盞香し~久しぶりのおけいこ

  • 立冬・山茶始めて開く~今月のことば

    新暦の、およそ11月7日~11日ごろの今の時期は旧暦では立冬の初候、「山茶始めて開く(つばきはじめてひらく)」です。立冬とは、冬の気配が山にも里にも感じられてくるころのこと。木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れの様子が目立ってくる時期ですが…木々は色づき、さすがに朝晩は冷えますが(でも昨夜はなんだか暑かった;;)日中はいまだに汗ばむ暑さです。山茶始めて開くとは、山茶花の花が咲きはじめるころ。候に「つばき」とありますが、ツバキ科の山茶花のことをいうのだとか。駅に向かう途中の道、ご近所のサザンカが、可愛らしいピンク色で咲きはじめています。わがやにも、昨年、無人の古物商でつい衝動買いし連れ帰った白いサザンカの鉢がありまして、いま何個もつぼみをつけています。ちゃんと咲いてくれるか、ドキドキしながら見守っていると...立冬・山茶始めて開く~今月のことば

  • 霜降・霜始めて降る~大近松三百年祭

    新暦の、およそ10月23日~27日ごろの今の時期は旧暦では霜降の初候、「霜始めて降る(しもはじめてふる)」です。霜始めて降るとは、霜がはじめて降りるころ。。。ですが、このあたりでは、まだそんな実感はないですねえ。さすがに朝晩の冷えや日暮れの早さには、冬に向かうことを感じさせられますが。秋晴れのお散歩びよりだった先日の日曜日、この催しに出かけました。ひとりで…昭和11年から始まった近松祭ですが、近松門左衛門の生誕三百年ということで、今年は「大近松三百年祭」。近松公園は、ちょっと足を延ばせば行けるご近所なのに、私は行きも帰りも迷いながら、なんとかたどり着いたというありさまでした。本当は夫も一緒に、の予定だったのですが、急な出張が入り、先週から例によって不在です;;お目当ては、人形浄瑠璃。人間国宝であられる吉田...霜降・霜始めて降る~大近松三百年祭

  • 寒露・蟋蟀戸に在り~紅型の袷

    新暦の、およそ10月18日~22日ごろの今の時期は旧暦では寒露の末候、「蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり)」です。蟋蟀戸に在りとは、きりぎりすが、戸口で鳴くころ。この「蟋蟀」とは、こおろぎか、きりぎりすか。諸説あるようで定かではないのですが、昔はこおろぎのことをきりぎりすと呼んでいたので、この蟋蟀はこおろぎや鳴く虫の総称といえそうです。この夏最後の浴衣を着て、お友達と会おうと思っていた9月の予定は、コロナにかかってしまったおかげで実現できず。そのほかにも、いくつかの予定をキャンセルしたり、延期してもらったりでした。心残りの浴衣は、来年夏のお楽しみとして…7月~8月の間に何回かは着られたので、よしとします~。記事には書けずじまいでしたが、お世話になっている先生のお宅におじゃましたり、着物でお世話になっている...寒露・蟋蟀戸に在り~紅型の袷

  • 寒露・菊花開く~りん18歳

    新暦の、およそ10月13日~17日ごろの今の時期は旧暦では寒露の次候、「菊花開く(きっかひらく)」です。ひと月ぶりの更新になってしまいました;秋分の時期を飛び越し、今はもう寒露…露が冷たく感じられ、空気が澄み、月が冴え冴えと明るい季節です。とばしてしまった初候は「鴻雁来る(がんきたる)」…雁が北から渡ってくるころ、でした。菊花開くとは、菊の花が咲きはじめるころ。昨日、今年初めて金木犀の香りにであいました。その前日には、車に乗って走りながらの景色のなかに金木犀が咲いた姿を見つけたのですが、香りまでは届かなかったので。夏が長く暑かった今年も、ちゃんと秋には彼岸花が、金木犀が咲いてくれましたね。そしてこれからは菊。初めは薬草として、奈良時代に中国から伝わったのだそうです。今でも漢方薬に使われます。身体の余分な熱...寒露・菊花開く~りん18歳

  • 白露・玄鳥去る~なんでもない日常

    新暦の、およそ9月17日~21日ごろの今の時期は旧暦では白露の末候、「玄鳥去る(つばめさる)」です。ひとつとばしてしまった次候は「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」…鶺鴒が鳴きはじめるころ、でした。玄鳥去るとは、つばめが南に帰るころ。春先に訪れた渡り鳥と、しばしお別れの時期です。それにしても、日中はまだまだ暑いですね。。。出勤の時間帯の暑さが、コロナ明けの身にはまだ堪えます。今週末には、秋の空気に変わりそう、との予報でしたが。夫も私も、コロナあと仕事に復帰して1週間を過ぎた週末、久しぶりにりんを連れてお散歩に。カート付きですが…ところどころで下ろすと、ちゃんとそこそこ歩いてくれます。爪切りに行った病院では、「りんちゃん、目もキレイだし、若々しいですね~」なんて、うれしいお言葉をいただきました^^やっとこさでこの状...白露・玄鳥去る~なんでもない日常

  • 白露・草露白し~復職

    新暦の、およそ9月7日~11日ごろの今の時期は旧暦では白露の初候、「草露白し(くさのつゆしろし)」です。白露とは、大気が冷えてきて露を結ぶころのこと。ようやく残暑が引いていき、本格的に秋が訪れてくる、そんな時期ですが。。。草露白しとは、草に降りた露が白く光ってみえるころ。朝夕の涼しさが、くっきりと際立ってきます。むかしの歳時記どおりには、もはやたどってゆけなくなった現代の気候。温暖化の加速を止めることはできないのでしょうか。コロナで1週間もお休みしてしまいましたが、夫も私も、今日からぼちぼち仕事再開です。ずっと食欲がなく、体力が戻りきらないままヒキコモリの1週間だったので、まず駅まで歩けるでしょうか。。。;;まだまだ暑い時間帯です。ゆっくり治していきましょうっと。とにかくも歩きださねば始まらぬさくら白露・草露白し~復職

  • 処暑・禾乃登る~コロナでダウン

    新暦の、およそ9月2日~6日ごろの今の時期は旧暦では処暑のもう末候、「禾乃登る(こくものみのる)」です。処暑とは、暑さが少しやわらぐころのこと。朝の風や夜の虫の声に、秋の気配が漂い出す…そんな時期のはずですが、まだとてもそうは感じられない暑さです。禾乃登るとは、田に稲が実り、穂をたらすころ。禾(のぎ)とは、稲などの穂先に生えている毛のことですが、稲や麦、稗、粟など穀物の総称でもあるそう。そういえば、名前の漢字にのぎへん(禾)がある人は一生食べることに困らないとか…そうなるように願いをこめて、だったかな??うちの夫の名にもついています、のぎへん。。。とうとう、といいましょうかついに私もコロナにかかってしまいました。夫が福岡出張から帰宅したのが金曜日の夜。土曜日の勤務を終えて帰宅した私は午後から発熱、月曜の検...処暑・禾乃登る~コロナでダウン

  • 立秋・蒙霧升降す~教会のパイプオルガン

    新暦の、およそ8月17日~22日ごろの今の時期は旧暦では立秋の末候、「蒙霧升降す(のうむしょうこうす)」です。蒙霧升降すとは、深い霧が立ちこめるころ。春は霞、秋は霧…ですね。まだ残暑厳しい折ですが、あとひと息、もうひと息。お盆休み中の1日、歌のお友達が通っているご近所の教会を訪ねました。その日は、こどもたち向けに、教会にあるパイプオルガンの音色や曲を聴いたりしくみを学んだり、中や裏の構造を見せてもらったり…という催しがありました。おとなも来ていいよ、とのことなのではーい♪とお邪魔しました。写真には撮れませんでしたが、このあと、背面のくりぬいた壁の中や、2階に上がって上からのオルガンの背面のしくみなども見せていただくことができました。↑教会の中の扉には、こんな可愛い装飾も。フエルトで手作りされたロウロク絵で...立秋・蒙霧升降す~教会のパイプオルガン

  • 立秋・寒蝉鳴く~お盆休み

    新暦の、およそ8月12日~16日ごろの今の時期は旧暦では立秋の次候、「寒蝉鳴く(ひぐらしなく)」です。立秋とは、初めて秋の気配がほの見えるころのこと。暑い盛りですが、これ以降は、夏の名残りの残暑といいます。今年も、立秋の日が父の命日でした。もう9年になります。早いものですね。今も懐かしく、慕わしく、会いたい父です。寒蝉鳴くとは、カナカナ…とひぐらしが鳴くころ。7月後半に箕面を訪れたときに、ひぐらしの声を聴き、涼をもらいましたが下りてくれば、まだまだ秋は遠い気分。またまたとばしてしまったふたつの時候は、大暑の末候「大雨時行る(たいうときどきふる)」…夏の雨が時に激しく降るころ立秋の初候「涼風至る(りょうふういたる)」…涼しい風が初めて立つころでした。バタバタが続いていた職場のクリニックも、先週からお盆休みに...立秋・寒蝉鳴く~お盆休み

  • 大暑・土潤いて溽し暑し~コロナは陰性

    新暦の、およそ7月28日~8月1日ごろの今の時期は旧暦では大暑の次候、「土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)」です。大暑とは、もっとも暑い真夏のころのこと。夏の風物詩が目白押しの時期ですね。コロナで思うようにできなかったお祭りや花火なども、ようやく再開できつつある今年。土潤いて溽し暑しとは、むわっと熱気がまとわりつく蒸し暑いころ。とはいえ、もうずっと以前から、耐えがたき暑さに耐えている日々が続いているような。。。書くのが滞っているうちにとばしてしまったふたつの時候は、小暑の末候「鷹乃学を習う(たかわざをならう)」…鷹のひなが、飛びかたをおぼえるころ大暑の初候「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」…桐の花が梢高く、花咲かせるころでした。先週ちょっと体調がすぐれず、コロナのPCR検査を受けま...大暑・土潤いて溽し暑し~コロナは陰性

  • 小暑・蓮始めて開く~絞り染め展

    新暦の、およそ7月12日~16日ごろの今の時期は旧暦では小暑の次候、「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」です。蓮始めて開くとは、蓮の花が咲きはじめるころ。夜明けとともに、水面に花を咲かせます。先月のことになりますが、万博記念公園内の大阪日本民芸館で開催されている「絞り染めの世界」展に行ってまいりました。この日は、着物ではなくお洋服で。写真はありません~。。。この会場内の展示こそ、撮影OKであれば写真に撮って帰りたいものばかりだったのですが、残念ながら撮影不可でした。かわりに、この展示の図録とも言えそうな本を買いもとめました。末ながく、受け継いでいきたい伝統技術です。藍染めの展示をめいっぱい堪能したところ、園内できっと見頃に咲いていた「あじさい祭」のあじさいまでは見に行けず…でした。残念;;暑い日で、会場...小暑・蓮始めて開く~絞り染め展

  • 小暑・温風至る~近況

    新暦の、およそ7月7日~11日ごろの今の時期は旧暦では小暑の初候、「温風至る(おんぷういたる)」です。小暑とは、梅雨が明けて本格的に夏になるころのこと。この小暑から立秋になるまでが、暑中見舞いの時期ですね。ひとつとばしてしまった夏至の末候は「半夏生ず(はんげしょうず)」…半夏(からすびしゃく)が生えはじめるころでした。田植えを終わらせる、農事の節目とされています。7月に入って、もう1週間経ちました。今日は七夕ですね。織姫と彦星、うまくデートできるといいのですが^^このところ、仕事が忙しく、あとの疲れがハンパないです~行き帰りの暑さだけでもつらいところですが、睡眠と栄養をしっかりとって、体力気力を保って乗りきりたいと思います。夫の海外出張も、あっという間に半分が過ぎました。滞在中のホテルには、期待していたと...小暑・温風至る~近況

  • 夏至・菖蒲華さく~今月のことば

    新暦の、およそ6月26日~30日ごろの今の時期は旧暦では夏至の次候、「菖蒲華さく(あやめはなさく)」です。夏至とは、1年でもっとも日が長く、夜が短いころのこと。これから夏の盛りへと、暑さが日に日に増していきます。ああ、いやだ~~;;ひとつとばしてしまった初候は「乃東枯る(なつかれくさかれる)」…うつぼぐさの花穂(かすい)が黒ずんで、枯れたように見えるころでした。花穂とは、穂のような形で咲く花のこと。うつぼぐさは、夏枯草(かごそう)とも呼ばれ、花穂を煎じて飲めば利尿や消炎作用が、また煎じた液は捻挫の塗り薬や、うがい薬にもなるそうです。英名が「all-heal(すべてを癒やす)」というのもすごいですね。私はこの蒸し暑さから癒されたい。。。カラダがぐったりしてしまう、いちばん苦手な季節です;;菖蒲華さくとは、あ...夏至・菖蒲華さく~今月のことば

  • いてくれるだけで

    お別れは、必ずいつか来る。そしてそれは、そう遠い先ではない。いつも覚悟している(つもり)。わかっている(つもり)。それでも、やっぱりそれはとてもつらい。じゅうぶんなほど長寿ではあるけれど、だからいつでもどうぞなどとは、とても思えない。いとしいりん。寝顔を撮ったのも久しぶり。スマホのシャッター音がしても、若い頃のようには目覚めない。まだまだ一緒にいてほしい。けれど、生き長らえるためにといって、あまりにしんどい思いはさせたくない。自然に生きて死ぬことの、難しさを思います。さだめられた寿命の、あるがままに。。。それはまだまだ、さきでありますように。今日、封切りで味わっているお酒はこれ。美味です。アルコール度、高め。キレ味よいのに、うま味たっぷり濃醇^^わたしより老いた十七歳の犬さくらいてくれるだけで

  • 芒種・梅の実黄なり~浴衣と半幅帯

    新暦の、およそ6月16日~20日ごろの今の時期は旧暦では芒種の末候、「梅の実黄なり(うめのみきなり)」です。ひとつとばしてしまった次候は「腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)」…蛍があかりをともし、飛びかうころでした。昔の人は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じたそうです。梅の実黄なりとは、梅の実が熟して色づくころ。季節は梅雨へ。今年は早い梅雨入りでしたね。すでに梅雨明けしたかのような暑さの日もあって;;6月のおけいこは、浴衣と半幅帯。母の有松絞りの浴衣と、同じく母の半幅帯。帯留めには、レンコンの箸置きを♪帯留め金具はつけず、レンコンの穴に帯締めを通しています。写真は、おうちで自分で着たときのもの。最近、おけいこでは写真を撮りそびれていまして。。。この半幅帯、通常のものよりかなり短めで、基本通りの結び方をする...芒種・梅の実黄なり~浴衣と半幅帯

  • 芒種・蟷螂生ず~佐伯祐三展

    新暦の、およそ6月5日~9日ごろの今の時期は旧暦では芒種の初候、「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」です。芒種とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。蟷螂生ずとは、かまきりが生まれるころ。かまきりは、稲や野菜には手をつけず、害虫を捕まえてくれるのだそうですね。先日は、お誘いをいただき「佐伯祐三展」におでかけしました。昨年できたばかりの大阪中之島美術館です。近くの中之島公会堂には、そのころ通っていた合唱団の練習会場として毎週のように出かけていたころがありましたが、中之島を訪ねるのも、ひさしぶりのことでした。近頃は、美術展会場での撮影がOKのことが多くなっていますね。「この絵は撮っちゃダメよ」という表示のあるもの以外は許可されていました。日本からパリへ。いったん帰国してから、再びパリへ。そのパリで、30...芒種・蟷螂生ず~佐伯祐三展

  • 小満・麦秋至る~母の命日と今月のことば

    新暦の、およそ5月31日~6月4日ごろの今の時期は旧暦では小満の末候、「麦秋至る(ばくしゅういたる)」です。ひとつとばしてしまったのは小満の次候、「紅花栄う(べにばなさかう)」…紅花が一面に咲くころでした。麦秋至るとは、麦が熟し、収穫するころ。実りの季節を、麦の秋と呼びならわしたそうです。6月に入りました。台風2号と梅雨前線の影響で、今日は全国的に激しい雨。。。被害のないことを祈ります。今日は母の命日。3年前のこの日は、いつもおひさまのようにまわりを照らしてくれた母を見送るのにふさわしい、すかっと晴れた青空でした。今は父と仲良く、私たちを見守ってくれているでしょう。世の変化も激しく、いろいろなことが難しくなってきた今の時代、ちょっとハラハラ心配しながら見ているでしょうか。ご近所や通勤道で毎年目を楽しませて...小満・麦秋至る~母の命日と今月のことば

  • 小満・蚕起きて桑を食う~毒展&沖縄フェア

    新暦の、およそ5月21日~25日ごろの今の時期は旧暦では小満の初候、「蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)」です。小満とは、いのちが、次第に満ち満ちていくころのこと。草木も花々も、鳥も虫も獣も人も、日を浴びて輝く季節。蚕起きて桑を食うとは、蚕が桑の葉をいっぱい食べて育つころ。美しい絹糸となる繭を、小さな体で紡ぐのですね。折しも、つい先日和歌山におさと帰りしてこられた着物のお仲間さんに、桑の枝を見せていただいたところでした。都会育ちの私が、桑の葉や実を、これが桑だよと言われ目にして、認識したのは、生まれて初めてのことです。おはずかしいですが。。。実も食べさせてもらいました。すっぱいような、少し苦いような…(草餅を食べたあとだったし??)^^;でも、キライな味ではありませんでした。今では、桑の葉ではなく...小満・蚕起きて桑を食う~毒展&沖縄フェア

  • 立夏・竹笋生ず~GWが明ければ

    新暦の、およそ5月15日~20日ごろの今の時期は旧暦では立夏の末候、「竹笋生ず(たけのこしょうず)」です。ひとつとばしてしまったのは立夏の次候、「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」…みみずが土の中から出てくるころでした。竹笋生ずとは、たけのこが、ひょっこり出てくるころ。伸びすぎないうちにとれたてを…もう味わいましたか?花の開花と同様に、たけのこも今年はやはり早いようですね。私もすでに、お福分けをいただいて天ぷらや筍ごはん、若竹煮で少しずつですが、しっかり味わいました^^さてGWが明けてみれば、仕事の忙しい毎日が続いています。忙しさの内容は、その日その日日変わりですが。。。最近気になるのは、入院が必要最低限の短期間なのはいいとしても、「えっ、この状態で病院から自宅に帰す??」と思わせるようなケースが増えていること...立夏・竹笋生ず~GWが明ければ

  • 立夏・蛙始めて鳴く~お留守番のGW

    新暦の、およそ5月5日~9日ごろの今の時期は旧暦では立夏の初候、「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」です。ひとつとばしてしまったのは穀雨の末候、「牡丹華さく(ぼたんはなさく)」…牡丹の花が咲きだすころでした。立夏とは、次第に夏めいてくるころのこと。気持ちいい五月晴れの季節です。蛙始めて鳴くとは、野原や田んぼで、蛙が鳴きはじめるころ。オスの蛙が、メスの蛙を恋しがって鳴く声だとか。温暖化の影響なのか、今年は桜や藤の花も、通常の季節よりひと月ほど早い気がします。裏地のついていない1枚仕立ての着物・単衣は、本来6月と9月に着るものですが、お茶席など正式な場でなければ、暑さ寒さによって4月ごろから、盛夏には浴衣や夏着物を経て、10月ごろまで着るようになってきました。たびたび袖を通すわけではない着物。暑くなる時期が...立夏・蛙始めて鳴く~お留守番のGW

  • 穀雨・霜止んで苗出ず~今月のことば

    新暦の、およそ4月25日~29日ごろの今の時期は旧暦では穀雨の次候、「霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)」です。霜止んで苗出ずとは、霜のおおいがとれ、苗が健やかに育つころ。種籾が芽吹き、すくすくと、あおあおと伸びていきます。もう霜は降りなくなるころ、とはいうものの、農業に影響の大きい、特に茶葉にとって大敵の霜。思わぬ遅霜に見舞われることもあるそうで、まだ要注意の季節のようです。草餅がおいしい季節でもありますねえ。よもぎの味と香りが好きです。私は、桜餅よりお気に入りかな^^おなじみご近所のお寺さんの、今月のことばはこれでした。↓おそらく日本中のほとんどの人が、つい先日聞いたであろう大谷選手の、WBCでチームメイトに語りかけた決勝試合前の言葉。これを言われるまで、これから試合でたたかう相手に対して、無意識の...穀雨・霜止んで苗出ず~今月のことば

  • 穀雨・葭始めて生ず~文楽鑑賞

    新暦の、およそ4月20日~24日ごろの今の時期は旧暦では穀雨の初候、「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」です。穀雨とは、たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。この季節の終わりには、夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。葭始めて生ずとは、水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。葦とはイネ科の多年草で、夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。「葦(あし)」が「悪し」に通ずることを避け、しばしば「ヨシ」とも呼ばれるとか。先日、ご招待券をいただき、文楽を鑑賞してきました。生まれてからずっと大阪に住んでいますが(今は兵庫県在住ですが、地域としてはほとんど大阪)文楽劇場に行くのは初めて。昨年、鳴門の友人を訪ねたときこれまた初めて人形浄瑠璃を鑑賞したのですが、いつか文楽にも行ってみたいなと思っていたと...穀雨・葭始めて生ず~文楽鑑賞

  • おまけ~お花見の日の写真

    先日の「着物でお花見」でご一緒したみなさんのおゆるしがいただけたので、写真をアップします^^みなさん渋いお着物姿の中、私だけ、ハデハデで浮いていますが。。。;;着付けも、今後の成長に乞うご期待!?今だけの季節逃さず着る着物さくらおまけ~お花見の日の写真

  • 清明・虹始めて見る~着物でお花見

    新暦の、およそ4月14日~19日ごろの今の時期は旧暦では清明の末候、「虹始めて見る(にじはじめてあらわる)」です。虹始めて見るとは、春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころ。これから夏にかけて、夕立のあとに多く見られる季節だとか。そういえば春って、意外に雨が多い気がします。虹を見つける楽しみができますね。桜から花水木へ、藤へと、花のリレーが楽しみな季節。いつもの通勤道やお散歩道に咲く花たち、新緑の木々が目にもあざやかです。先日、着物教室のおかみさんと、お仲間さん3名とご近所の公園へお花見に出かけました。予定していた日が雨になったので、2日あとに延期して。みなさんそれぞれ素敵なお着物姿で、写真をお見せしたいのですがおゆるしを得ていないもので…うずうず^^;おかみさんやお仲間のみなさんは、紬や絣、キレイ系とシッ...清明・虹始めて見る~着物でお花見

  • 清明・鴻雁北へかえる~競馬場へ

    新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は旧暦では清明の次候、「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」です。清明とは、すべてのものが清らかで生き生きするころのこと。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、いのちが輝く季節の到来。ひとつとばしてしまった清明の初候は「玄鳥至る(つばめきたる)」…海を渡って、つばめが南からやってくるころでした。鴻雁北へかえるとは、日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。夏場はシベリアへ、また秋には日本へ渡ってきます。晴天の休日。お友達に誘われて、先月、生まれて初めて競馬場という場所へ行きました。馬は好きで(動物全般ですが)、乗馬クラブに通っている、別のお友達の紹介で、体験乗馬とか、お正月の引き馬体験などさせてもらったことがあります。でも競馬場は初めて。以前から、行ってみたいと思い...清明・鴻雁北へかえる~競馬場へ

  • 春の1日・日展へ

    先月の、よく晴れた暑いくらいの休日、友達おふたりと、着物を着て日展へおでかけしました。今年はもう着られないかな、と思っていた結城紬で。写真は、帰宅してからのもの。帯は相変わらずヘタ~;;羽織物で隠そうともくろんでいましたが、上着要らずの暑い日だったもので。。。ええい、ままよっ!とそのままおでかけしちゃいました。紅型の帯に、キーウィ鳥の帯留め。久しぶりにおともしてもらいました♪日展は、日本画、洋画、彫刻、造形美術、書道と盛りだくさんの展示。大きな作品が多く、迫力がありどれも見ごたえがありました。特に、日本画には心魅かれるものが多く、時間をかけてゆっくり鑑賞させていただきました。「青空騒ぐ(風神)」土屋禮一美しい青に魅かれました。「猫のいる日」西岡陽子↑染めの作品。↑これ、心臓です!まじまじと見てしまいました...春の1日・日展へ

  • 春分・雷乃声を発す~3月

    新暦の、およそ3月30日~4月3日ごろの今の時期は旧暦では春分の末候、「雷乃声を発す(かみなりのこえをはっす)」です。雷乃声を発すとは、春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ。恵みの雨を呼ぶ兆しとして、よろこばれたそうですよ。咲きだした~と思えば、桜はもう満開。早くも散りはじめ、水面には花筏が。もうすこしゆっくりとどまっていてほしい、と思っても、季節は待ってくれませんね。。。あっという間に過ぎたような3月。ご近所ですが、ちょっとおでかけして、梅も桜も見られました。春色?の着物も着ることができました。(川柳の部屋に書いています)通勤道は、次々と色とりどりに花が咲き、目にも華やか。夙川の桜。↓通勤道途中の桜。↓シャクナゲ。毎年ここで蕾をふくらませ、ぱあっと咲いてくれますが、花のきれいな時期は本当に短い。。。↓ム...春分・雷乃声を発す~3月

  • 春分・桜始めて開く~今月のことば

    新暦の、およそ3月25日~29日ごろの今の時期は旧暦では春分の次候、「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」です。春分とは、太陽が真東から昇り、真西に沈む日のことで、昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、二十四節気の大きな節目のひとつです。ひとつとばしてしまった春分の初候は「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」…雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころでした。桜始めて開くとは、その春に初めて桜の花が咲くころ。今年の桜の開花は早かったですねえ。咲いたと思えば雨で、散ってしまうのを心配しましたが、気温が下がり、花が長持ちしそう?だとか。今週いっぱいくらいは、花を楽しめるでしょうか。駆け足で去ってしまいそうな3月が、終わりに近づいています。おなじみご近所のお寺さんの、今月のことばはこれです。WBCはおおい...春分・桜始めて開く~今月のことば

  • 啓蟄・菜虫蝶と化す~ふきのとう

    新暦の、およそ3月15日~19日ごろの今の時期は旧暦では啓蟄の末候、「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」です。菜虫蝶と化すとは、冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ。むかしの人は、蝶のことを「夢虫」や「夢見鳥」と呼んでいたとか。その日の気温に合わせて、衣服の調整が必要になる、めまぐるしい変化にまごつくこのごろです。昨日は冬日に戻ったかのような寒さでしたが、今日の日中は、背に当たる陽ざしのぬくさを感じながら夫とりんと一緒にお散歩ができました。週末にふきのとうを2袋分もいただきました^^ほろ苦い風味が大好きな春野菜です。昨日は天ぷらにして味わい、今日はふき味噌を作りました。お酒のアテに、ごはんのおともにと、しばらく楽しめそうです♪啓蟄・菜虫蝶と化す~ふきのとう

  • 啓蟄・桃始めて笑う~梅見びより

    新暦の、およそ3月10日~14日ごろの今の時期は旧暦では啓蟄の次候、「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」です。桃始めて笑うとは、桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめるころ。花が咲くことを、むかしは「笑う」といったのですね。わがやでは、売られていた桃の枝を買ってきてしばらく楽しませてもらいましたが、その花ももう終わりました。。。咲いて香りだすのを待ちかねていた沈丁花の花も、もう終わってしまいました。ああ、花のいのちは短い。。。早い桜が、もう咲きはじめていますね。開花宣言もそろそろ出そうです。通勤道の菜の花の黄いろは、今年も春の応援歌のように元気をくれます。ポカポカ陽ざしの日があったかと思えば、昨日今日はまた寒の戻り。あったかい~♪さむい~;;をくり返しながら、季節は動いていきますね。今年は梅をゆっくり楽し...啓蟄・桃始めて笑う~梅見びより

  • 啓蟄・蟄虫戸を啓く~えんじのお召

    新暦の、およそ3月5日~9日ごろの今の時期は旧暦では啓蟄の初候、「蟄虫戸を啓く(すごもりむしのとをひらく)」です。啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動きだすころのこと。ひと雨ごとに春が進んでいくのを感じる、そんな季節ですね。蟄虫戸を啓くとは、冬ごもりしていた虫が、姿を現し始めるころ。虫ばかりでなく、さまざまな生きものの、目覚めの季節です。先日の着物のおけいこでは、母のえんじ色のお召を。(かなり着込んでいた様子で汚れもありますが、まあこれくらいいいかと。私の記憶にはないのですが、母が若い頃には何度も着ていたようです)なんの柄でしょうね、これ。ろうけつ染めの鹿柄の帯は、手ごろなお値段で買えたもの。鹿さんの柄を、お太鼓にうまく出すことがだいじな課題^^これをお初で締めてみたくて、合いそうだなと選んだのがこのお...啓蟄・蟄虫戸を啓く~えんじのお召

  • 雨水・草木萌え動く~ポカポカ陽気

    新暦の、およそ3月1日~4日ごろの今の時期は旧暦では雨水の末候、「草木萌え動く(そうもくもえうごく)」です。ひとつとばしてしまった雨水の次候は「霞始めて靆く(かすみはじめてたなびく)」…春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わるころでした。季節はゆっくりと、確実に移りゆきます。草木萌え動くとは、次第にやわらぐ陽光の下、草木が芽吹きだすころ。冬の間蓄えていた生命の息吹が、外へ現われはじめる季節です。あちこちで梅が見頃とのニュースも入ってきましたね。ご近所でも、可愛らしい梅の木が花を咲かせていました。少しだけ遠出をして、ゆっくり梅見でも楽しみたいところですが、今年、その機会はなさそうかな。。。歌…唯一続けているドイツリートの会ですが、昨年11月の事故以来、まだお休みしています。膝の骨折も順調に回復し、今年初めか...雨水・草木萌え動く~ポカポカ陽気

  • 雨水・土脈潤い起こる~水仙柄の着物

    新暦の、およそ2月19日~23日ごろの今の時期は旧暦では雨水の初候、「土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる)」です。雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころのこと。この季節は昔から、農耕の準備を始める目安とされてきたそうです。土脈潤い起こるとは、早春の暖かな雨が降りそそぎ、大地がうるおいめざめるころ。古くは「獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)」という、不思議な季節とされていたとか。よく魚を捕える獺が、岸に並べたあとなかなか食べようとしないのだそうです。それが祭の供え物のように見えたことから獺が先祖の祭をしているようだと、この季節の名が生まれたのですって。それでいつも思い浮かべてしまうのは、山口のお酒「獺祭」。暖かな雨が降るとされる季節、雨水に入りましたが職場のある西宮のほうで、昨日は雪が降ったり...雨水・土脈潤い起こる~水仙柄の着物

  • 立春・魚氷に上る~沈丁花ひらく

    新暦の、およそ2月14日~18日ごろの今の時期は旧暦では立春の末候、「魚氷に上る(うおこおりにあがる)」です。魚氷に上るとは、暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ねあがるころ。「薄氷(うすらい)」とは、そんな春先の薄く張った氷のこと。梅の花もほころんできたら、そろそろメジロたちも、姿をみせてくれるでしょうか。そして、わがやのちいさな鉢の沈丁花も、花がひとつひらいていました。鼻を近づければ、ちゃんとあの香りが!犬のように鼻をくんくんさせながら、お散歩道で毎年さがす、だいすきな春の香りです。昨年、迷いながら買いもとめた沈丁花ですが、きちんとお世話もできていないわがやで四季を過ごし、この時期になってちゃんと再び花を咲かせてくれました。これから、ひとつずつ花ひらくのが楽しみです。もうひと鉢、この冬、最強寒波がやってく...立春・魚氷に上る~沈丁花ひらく

  • 立春・黄鶯睍睆く~今月のことば

    新暦の、およそ2月9日~13日ごろの今の時期は旧暦では立春の次候、「黄鶯睍睆く(うぐいすなく)」です。黄鶯睍睆くとは、春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。かつては、梅の咲く季節「梅花乃芳し」(うめのはなかんばし)とも呼ばれていたとか。「梅に鶯」…古来より、春の兆しとされてきた情景ですね。雌に求愛するため、上手に鳴けるように、雄のうぐいすは今ごろ練習中でしょうか^^めずらしく、夫と私ふたりとも連休でゆっくりできた先週末。お天気も良く暖かだったので、久しぶりにりんを連れ出しちょこっとご近所までですが、お散歩できました。肩を痛がっている?様子があった頃から、寒波で寒さが増していたこともあり、ずっとお休みしていたお散歩。あったかくなったら、気晴らしにカートででも連れ出そう。。。と考えていましたが、ゆ...立春・黄鶯睍睆く~今月のことば

  • 立春・東風凍を解く~色大島(?)

    新暦の、およそ2月4日~8日ごろの今の時期は旧暦では立春の初候、「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」です。立春とは、初めて春の兆しが現れてくるころのこと。この季節最初に吹く南寄りの強い風が、春一番です。東風凍を解くとは、あたたかい春風が吹いて、川や湖の水が解け出すころ。そして、旧暦の七十二候最初の候。ここから新年が始まります。まだまだ風は冷たいですが、時折のひざしには、ほんのり春を感じるようになりました。これからは、風のぬくみや、歩く道々の景色に春を見つけるのが楽しみになりますね。先日の着物のおけいこでは、前回と同じ帯で練習しようと、この帯に合いそうな着物を選びました。母の着物で、おけいこに通い始めたころにも何度か着たのですが、大島?らしいです。今回も、おけいこ後の写真は撮れなかったので、出かける前に...立春・東風凍を解く~色大島(?)

  • はしもとみお木彫り展

    地元で開催されていた「はしもとみお木彫り展」。尼崎のご出身で、現在は三重にアトリエを持っておられる、木彫りの作家さんです。絵も描かれています。人からちらっと聞いて、これは行かねば!と思い、先日行ってまいりました。会場は地元、といってもほとんど足を運ぶ機会のない地域ですが…自分の生活範囲がいかに狭いか、あらためて実感;写真では、作品に満ちあふれる力強い生命力、表情や質感、愛らしさなどお伝えしにくいのですが、撮ってきた写真のいくつかを一挙見せです。作品のいくつかには、「さわってもOK」の表示があります^^↑この大きなくまさんは、5歳以下の子限定で、膝に乗せてもらえるのです。私はとうに5歳を越えてしまっていますから、乗せてもらえません。とても残念^^;隣のワンコは、わさおくん?↑ちょっとりんにも似た感じのワンコ...はしもとみお木彫り展

  • 大寒・鶏始めて乳す~今月のことば

    新暦の、およそ1月30日~2月3日ごろの今の時期は旧暦では大寒の末候、「鶏始めて乳す(にわとりはじめてにゅうす)」です。鶏始めて乳すとは、鶏が卵を産みはじめるころ。そして、いよいよ冬に終わりを告げる、1年の最後の時候となりました。寒い中にも、育ちゆく蕾や花芽を目にしては春の訪れる気配を感じるようになってきましたね。いまだ、最強寒波の影響が色濃く残る地方の方々はたいへんですが(せめて、停電や断水が早く復旧しますように!)なんとか乗りきって、春のよろこびを存分に味わえる日を待ちましょう。ご近所のお寺さんの、今年最初の「今月のことば」です。自分の心の変化が、行動を変え、習慣を変え、人格まで変えて、ついには運命をも変える…ということが書かれています。ちょっとした変化(自分の心持ち、気の持ちよう)の影響が、こんなに...大寒・鶏始めて乳す~今月のことば

  • 大寒・水沢腹く堅し~梅柄の着物

    新暦の、およそ1月25日~29日ごろの今の時期は旧暦では大寒の次候、「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」です。水沢腹く堅しとは、沢の水が厚く張りつめるころ。寒さも極まった感がありますね。日本の最低気温、-41℃という記録は、この時期だったそうですよ。明治35年1月25日、旭川市の記録です。書いているだけで寒い。。。;極寒の地で長期化する戦禍にも、胸が痛むことです。どうか早く、人々が安心して家族とともに暮らせますように。目下のところ、私の優先的な大仕事のひとつである、りんの1日おきの点滴。今日もその日でしたが、けさ、早朝のうちにぶじすませることができました。よかったよかった!我慢して、おとなしくいい子でいてくれました。先日の着物のお稽古では、この時期を逃さず着たいなあと思っていた、母の梅柄の着物を。色が...大寒・水沢腹く堅し~梅柄の着物

  • 大寒・款冬華さく~夫の留守と沈丁花

    新暦の、およそ1月20日~24日ごろの今の時期は旧暦では大寒の初候、「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」です。大寒とは、1年でもっとも寒さが厳しいころのこと。それでも、日が次第に長くなり、春へ向かう時期でもあります。款冬華さくとは、蕗の花が咲きはじめるころ。凍てつく地の下では、春の支度が着々と進んでいるのですね。款冬とはフキのことで、その花茎がフキノトウです。ほろ苦い、春の味わいが楽しみなフキノトウ。このブログの、今のテンプレートは冬毛のオコジョとフキノトウです^^大寒の今、折しも日本列島は10年に一度と言われるほどの最強寒波に見舞われています。厳しい寒さや雪の影響を考えて、しっかり備える必要がありますね。私の住むあたりは、ふだんほとんど雪が降ることはなく、積雪や凍結という状況に不慣れなので、転倒などの事...大寒・款冬華さく~夫の留守と沈丁花

  • 小寒・雉始めて雊く~動きだす日常

    新暦の、およそ1月15日~19日ごろの今の時期は旧暦では小寒の末候、「雉始めて雊く(きじはじめてなく)」です。雉始めて雊くとは、雉のオスが、メスに恋して鳴きはじめるころ。小正月の15日も過ぎ、そろそろお正月納めですね。キジは日本の国鳥で、キジのオスが「ケーン」と鳴いた後、羽を羽ばたいて大きな音を出すことを「母衣(ほろ)うち」というそうです。色鮮やかなオスが、求愛行動で懸命にアピールをしても、なかなか応じないメスの素っ気ない様子から、「けんもほろろ」という慣用句が生まれたのだとか。オスの高鳴きが盛んになるのは、実際には3月ごろで、まだ少し先のようです。記事を書けずに、ひとつ飛ばしてしまった時候は「水泉動く(すいせんうごく)」。地中で凍っていた泉が動きはじめます。仕事を再開できたと思えば、何やら忙しくなりまし...小寒・雉始めて雊く~動きだす日常

  • 小寒・芹乃栄う~仕事復帰とおけいこ初め

    新暦の、およそ1月5日~9日ごろの今の時期は旧暦では小寒の初候、「芹乃栄う(せりさかう)」です。小寒とは、寒さが極まるやや手前のころのこと。寒の入りを迎え、立春になる寒の明けまでの約1か月が寒の内です。芹乃栄うとは、芹がすくすくと群れ生えてくるころ。春の七草のひとつですね。職場のクリニックは、1月5日が今年の診療はじめで、この日から私も、ぶじ仕事に復帰することができました。始まってみれば、いまだ発熱ほか諸症状の訴えや相談の電話・受診がたえまなくあり、リハビリモードでのんびり…とはいきませんでした。コロナ感染者もまだまだ多いです。これにインフルエンザが加わると。。。う~ん;;と悩ましいですが、それでも、こうして仕事のできることがありがたいです。今年初の、着物のおけいこにも参加できました。昨年のお正月も着た、...小寒・芹乃栄う~仕事復帰とおけいこ初め

  • 雪下麦を出だす~あけましておめでとうございます

    新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。今年はうさぎ年。うさぎさんにあやかりピョンピョン、と軽快にいきたいものですが私の歩みのペースは、今年もきっとカメさんでしょう。。。あろうことか、一昨年は足の親指を(これは自分の不注意で;)、昨年はひだり膝蓋骨を(避けられなかった事故とはいえ;;)折るという、2年連続の骨折を経験。今年はケガや病気のないように過ごしたいものです。新暦の、およそ12月31日~1月4日ごろの今の時期は旧暦では冬至の末候、「雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)」です。雪下麦を出だすとは、降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。寒いなか、地中や冬木立の枝先では植物が芽吹くちからを育んでいるのですね。思いがけないケガでの休暇も、明日を残すのみとなりました。年明けの...雪下麦を出だす~あけましておめでとうございます

  • 今年のイブはすっぽんの会

    24日イブの夜、お友達とその息子くん、そして夫と私の4人ですっぽん料理を楽しみました。事故のケガで、11月後半から多くの予定を白紙にせざるをえませんでしたが、これは幸運にも、キャンセルせずにお出かけできた、先月からの予定。着物のことにかぎらず、日頃から多くのことでお世話になっているおかみさんはこのお店「遠山」の先代女将。今は息子さんご夫婦が切り盛りされています。先代女将さんも、今の女将さんも、お肌ツルツル、ツヤツヤです!この日は、すっぽんを味わうのにぴったりの??冷え込み厳しい日になりました。雪が降るのかと思ったくらい。完全防備でおでかけです。事故でケガをして以来、初めて着物を着てみました。食事の会ですし、ほかのみんなは洋服なのでカジュアルに、洋服感覚でざっくりと着てみたいなと。黒格子柄の綿の着物。デニム...今年のイブはすっぽんの会

  • 麋角解つる~りんのデンタルケア

    ひとつ、時候を過ごしてしまいましたが新暦の、およそ12月21日~25日ごろの時期は、旧暦で冬至の初候、「乃東生ず(なつかれくさしょうず)」でした。冬至とは、1年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。これから日が伸びていくということで、古代では冬至が1年のはじまりだったとか。乃東生ずとは、ウツボグサの芽が出てくるころ。クリスマスも過ぎましたが、ケーキを食べる習慣のないわがやは(夫が食べない…私は、ごくたまには食べます♪)いたって普通の食卓でした。あ、イブにはすっぽん料理をいただきにお出かけしました。(イブの日になったのはたまたまですが)これはまた別に書きますね。そして、12月26日~30日ごろの今の時期は旧暦では冬至の次候、「麋角解つる(しかのつのおつる)」です。トナカイの仲間、大鹿のオスの角が自然に抜け...麋角解つる~りんのデンタルケア

  • 鱖魚群がる~職場へ

    新暦の、およそ12月16日~20日ごろの今の時期は、旧暦で大雪の末候、「鱖魚群がる(さけむらがる)」です。鱖魚群がるとは、鮭が群れをなして川を遡るころ。1~5年の間、海で大きく育った鮭が、ふるさとの川へ帰ってきます。産卵のため、食物もとらず遡上してきた鮭はその役目を終えると力尽きます。次の命を産み落として。昨日はかなりの冷え込みでしたが、今日は少し寒さがやわらいでホッとする思いです。と、ここまでは昨日書いた記事。昨日のうちに書きあげてアップするつもりが、ネットが不調で、このあと書いた後半部分が消え(まだ保存していないうちで;;)それからつながらず、断念して寝ました~zzzという言い訳をしておいて、大雪末候の末日だった昨日の内容をアップです^^;昨日は、ケガをしてから初めて電車に乗り、休職中の職場に行ってき...鱖魚群がる~職場へ

  • 大雪・熊穴に蟄る~事故から3週間

    新暦の、およそ12月12日~12月15日ごろの今の時期は、旧暦で大雪の次候、「熊穴に蟄る(くまあなにこもる)」です。大雪とは、いよいよ本格的に雪が降り出すころのこと。雪深い地方に住む人たちにとっては、毎年たいへんな季節ですね。初候の「閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)」の時期をとばしてしまいました。天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころとされています。次候の「熊穴に蟄る」とは、熊が穴に入って冬ごもりするころ。冬の間に、子どもを産み育てる雌もいるそう。春が待ち遠しいですね。事故から3週目の先週、めでたくひだり膝の固定を外してOKとの許可をいただきました。第一段階クリアかな。ですが、昨年の親指骨折のときとは違い、固定を外せた→即仕事に復帰とはいかないようです。まだ骨の付きは完全でなく(2~3か月はかかる?...大雪・熊穴に蟄る~事故から3週間

  • 小雪・橘始めて黄なり~おこもりの週末

    新暦の、およそ12月2日~6日ごろの今の時期は、旧暦で小雪の末候、「橘始めて黄なり(たちばなはじめてきなり)」です。橘始めて黄なりとは、橘の実がだんだん黄色くなってくるころ。橘は、国内の柑橘系で唯一の野生種とされており、古くから日本に自生していた常緑の木。冬でも葉があおあおとして、まばゆい黄色の実をつけることから、いにしえの人々には、枯れることを知らない永遠の象徴のように映ったのかもしれません。古事記や日本書紀で、不老不死の実…非時香果(ときじくのかくのこのみ)として登場するのが、橘だと言われています。われらが歌の師匠の姓が「橘」です。「だいだいリート」の名の所以。。。めでたい名づけどおり、末永く続けていけますように。事故から2週間目のレントゲンで、ひだり膝蓋骨骨折のズレはなく、まずまず順調なようです。み...小雪・橘始めて黄なり~おこもりの週末

  • 小雪・朔風葉を払う~今月のことば

    新暦の、およそ11月27日~12月1日ごろの今の時期は、旧暦で小雪の次候、「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」です。朔風葉を払うとは、冷たい北風が、木々の葉を払い落とすころのこと。朔風の朔とは、北という意味で、木枯らしのことだとか。めっきり冷え込みました。事故で受傷した部位も、他のあちこちも、痛みが引かないままです。せめて健常なところを維持しようと、ひだり膝をかばいながらも動き回るせいでしょうか、受傷直後よりも、むしろ今の方が痛みます。みぎ足全体やら、腰やら。といっても、無理なことはしていないのですが…2週間になりますが、焦りは禁物と言い聞かせつつも、少しでもよくなっている、という実感が持てないのがつらいです。おなじみの散歩道途中にある、お寺さんの今月のことば(11月)です。日常のなにげない場面でも、た...小雪・朔風葉を払う~今月のことば

  • ドイツリートの会「永遠の愛」

    しばらくはお休みせざるをえないドイツリートの会ですが、先月と今月にかけての2回、おなじみブラームスさんの「永遠の愛」を習いました。歌曲ではありながら、オペラチックで壮大な雰囲気の曲で歌いごたえがあります。ステージでも映える曲♪この曲をとても素敵に歌われる先生がおられ、私がすぐに思い浮かべるのは、そのかたの歌声。自分が歌うには、力不足との思いがあり、これまでレッスンを受けたことはなかったのですが。。。ドイツリートの会で2回の受講のあと、最後には、恒例の?ひとりずつ演奏会がありまして。参加は例によって、男性ふたりと私の計3名。男性のおふたりは、声量も技術もおありで、玄人はだしの方々なので一緒に習っていても、ついてゆくのがやっとなのですが、くらべて落ち込んでもしかたのないことなので、私は私なりに~の精神で。どう...ドイツリートの会「永遠の愛」

  • まぼろしと消えたおでかけ

    ケガに関係した話題が続きましたが、今回はちょっとおくち直しを^^事故がなければ、着物でおでかけするはずだったのは文楽。とても楽しみにしていた予定でしたが、いたしかたありません。次の機会を待つことにしましょう。そのときに着るつもりだった着物で、先日はおけいこでした。(事故の前ね;)龍郷の大島紬と、よもぎ染めの紬の帯。おけいこに出かけるとき、おうちで何とか仕上げたつの出し。どうやってできたのか、自分でもよくわからないままに、まあいいやと出かけました^^;もうひとつ持って行った、こちらの帯締めの方が色が合うよと言われて替えてみたら、帯留めが通らず、そのままむりやり結んで仕上げ。帯留めがないと、なんとなく締まらない感じですが。。。おけいこで再びがんばったつの出し。まだまだ、もたもたします。。。それに、あららら、ツ...まぼろしと消えたおでかけ

  • 小雪・虹蔵れて見えず~今できること

    新暦の、およそ11月22日~26日ごろの今の時期は、旧暦で小雪の初候、「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず)」です。小雪とは、寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころのこと。とはいえ、雪も寒さも、まだまだこれから。虹蔵れて見えずとは、虹を見かけることが少なくなるころ。ひだり膝を固定された状態で、みぎ膝もまだ痛み、あちこち打撲したところも痛む。食べるために口を開けたり、咀嚼したりすると、頭のたんこぶに響く;;こんな状態だけど、家にいて、お洗濯→できる。ベランダに干したり取り込んだりも、なんとかゆっくりできる。調理・洗い物→できる。ゴミをまとめる→できる。食事の制限→ない。アルコールも、しっかり許可をもらってある。(ぬかりなし!)とはいえ、ふらつくほど酔うのはアカンけど;;今度こそ自分の不注意で取り返しのつか...小雪・虹蔵れて見えず~今できること

  • 思わぬ事故

    思わぬ事故に遭ってしまいました。。先週金曜日、ドイツリートの会からの帰宅時、帰路途中の踏切を出たところで事故に遭い、救急搬送されました。(自分のことで救急車に乗ったのは初めてです。。。)その日のうちに帰宅できましたが、頭部打撲、ひだり膝蓋骨骨折ほか負傷しまして、しばらく膝の固定が必要となりました。固定された膝は曲げることができず、みぎ側の膝も強打したので痛みがあり、歩行がままなりません。頭のたんこぶも痛いです;ある程度膝の骨がくっついて、固定を外して歩けるようになるまで、仕事も歌もお休みせざるをえず、今後の予定を、いったん白紙にしました。歌のレッスン→1月のコンサートやら当面のドイツリートの会やら今日着物でおでかけするはずだった文楽やらもと振袖だった着物の着付けをしていただく予定とか。。。とはいえ、致命的...思わぬ事故

  • 立冬・金盞香し~六甲山へ

    新暦の、およそ11月17日~21日ごろの今の時期は、旧暦で立冬の末候、「金盞香し(きんせんこうばし)」です。金盞香しとは、水仙の花が咲き、かぐわしい香りが漂うころ。金盞とは金色の杯を意味し、黄色い冠をいただく水仙の別名だそう。白い日本水仙は、とても好きな花のひとつです。昨日までは、立冬の次候「地始めて凍る(ちはじめてこおる)」でした。冬が深まっていきますね。昨日は友人ふたりと一緒に、地元の山・六甲山を登りました。軽い足慣らし的なコースですが、登山は初めてという友人と、初めてではないけれども、体力に今ひとつ自信がない私のために??六甲山にちょくちょく登るというもうひとりの友人が、無理のない行程を考えてくれました。道のりの途中途中で、そして休憩した修法ヶ原(しおがはら)池ではゆっくり、美しい紅葉の景色を堪能し...立冬・金盞香し~六甲山へ

  • 立冬・山茶始めて開く~ようやく袷

    めずらしくも、同日にふたつめの記事。嵐が来たらどうしよう^^;新暦の、およそ11月7日~11日ごろの今の時期は、旧暦で立冬の初候、「山茶始めて開く(つばきはじめてひらく)」です。立冬とは、冬の気配が山にも里にも感じられてくるころのこと。木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れの様子が目立ってきます。山茶始めて開くとは、山茶花の花が咲きはじめるころ。候にある「つばき」とは、ツバキ科のさざんかをいうのだとか。霜降の末候・「楓蔦黄なり(もみじつたきなり)」の時期をとばしてしまいましたが、たしかにこの時期、一気に草木の紅葉が進んだように感じます。そして、いよいよ季節は冬ですね。久しぶりの着物のおけいこでは、ようやく袷を着ました。この日も日中は暑かったのです。それでも、日が傾きだすと途端にひんやり。帰りには、みなさん...立冬・山茶始めて開く~ようやく袷

  • 今月のことば・遅ればせながら10月;

    あらあら、気がつけばもう11月でした。月はじめにはもう、しっかりカメラにおさめてきていたのに、忘れていましたね;あわててアップです。ご近所のお寺さんの、10月のことばは、「スラムダンク」から。負けたこと?そんなの、いくらでもあるってば。財産、いっぱいあることになりますね^^;いくつもの教えをくれた負け勝負さくら今月のことば・遅ればせながら10月;

  • 霜降・霎時施す~コンサート「歌曲の夕べ」

    新暦の、およそ10月28日~11月1日ごろの今の時期は、旧暦で霜降の次候、「霎時施す(しぐれときどきほどこす)」です。霎時施すとは、時雨が降るようになるころ。霎という字は、この時候での読み方は「しぐれ」ですが、訓読みで「こさめ」と読むのだとか。冬の風が吹き始めたときの寒冷前線がもたらす雨で、一時的に風が強まって、急にパラパラと雨が降り、数時間で通り過ぎます。けれども、今朝からの雨は、1日降りつづきそうな。。。気温も下がりそうです。歌の話題が続きますが、先日は、コンサートを聴きにおでかけでした。着物のお稽古のあと、そのままおでかけした8月以来ですね。ドイツリートの会や個人レッスン、だいだいリートコンサートでお世話になっているピアニストの先生も出演される、歌曲のコンサートです。ご招待券をいただいており、ちょう...霜降・霎時施す~コンサート「歌曲の夕べ」

  • ドイツリートの会「セレナーデ」

    もうひとつ続けて、ドイツリートの会の話題を。つい先日の曲は、こちらでした。今回は、うれしいことに女性の参加がもうひとり。おなじみのお仲間さんですが、お仕事の関係で最近なかなか参加がかなわないそうで。。。男性ひとりと女性ふたり、計3名でレッスンを受けました。「セレナーデ」という求愛の曲、同じセレナーデのタイトルでも、いろいろな詩に多くの作曲家が曲をつけ、実にバラエティゆたかです。このブラームスさんのセレナーデは、ピアノの演奏が、フルートやヴァイオリン、ギターの弦のようだったりしてとても弾んで、楽しく聴かせてくれます。歌うにも楽しい曲ではありますが、例によって、フレーズがぎくしゃくせず流れるようにというところで、いつも注意を受けますね。。。最後のぷち演奏会では、楽しく歌えました。(なんとか;)でも、顔は相変わ...ドイツリートの会「セレナーデ」

  • 霜降・霜始めて降る~「歌の調べのように」

    新暦の、およそ10月23日~27日ごろの今の時期は、旧暦で霜降の初候、「霜始めて降る(しもはじめてふる)」です。霜降とは、朝夕ぐっと冷え込み、霜が降りるころのこと。霜始めて降るとは、霜がはじめて降りるころ。たしかに、朝晩の冷え込みが増してきました。そろそろ冬支度ですね。インフルエンザワクチンも始まりました。これから年末までの11月12月、職場も特に忙しくなります。元気に乗りきるとしましょう。先日のドイツリートの会では、この曲を習いました。今年いっぱいはブラームスさんとラブラブおつきあい^^2008年5月に一度習いましたが、会で取りあげられたのはそれ以来なので14年ぶり??11年ほど前に、別の先生の門下のコンサートで、歌ったことがあります。懐かしい曲です。曲のタイトルどおり、流れるようによどみなく歌いたい曲...霜降・霜始めて降る~「歌の調べのように」

  • 寒露・蟋蟀戸に在り~まだ単衣

    新暦の、およそ10月18日~22日ごろの今の時期は、旧暦で寒露の末候、「蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり)」です。蟋蟀戸に在りとは、きりぎりすが、戸口で鳴くころのこと。昔は、コオロギのことをきりぎりすと呼んでいたそうで、この蟋蟀というのは、コオロギや鳴く虫の総称だとか。朝晩はすっかりひんやり、朝方に毛布をかぶり直したりしますが、ここ数日、日中は半袖でもじゅうぶん、という暑さでした。10月も半ば、次回のお稽古からは、そろそろ袷かな。。。と思っていたところ、当日になると、朝の涼しさから一転、気温はぐんぐん上がりだし、とても袷なんぞ着られない、なんのガマン大会やの;という暑さ。で、結局まだ単衣を着ることに。お稽古に来られたみなさんも、そのようでした。単衣でも、下には肌襦袢や長襦袢の重ね着ですからね。重ね着って!...寒露・蟋蟀戸に在り~まだ単衣

  • 寒露・菊花開く~りん17歳

    新暦の、およそ10月13日~17日ごろの今の時期は、旧暦で寒露の次候、「菊花開く(きっかひらく)」です。寒露とは、露が冷たく感じられてくるころのこと。空気が澄み、夜空に冴え冴えと月が明るむ季節。初候の「鴻雁来る(がんきたる)」…雁が北から渡ってくるころの時期をとばしてしまいました;菊花開くとは、菊の花が咲き始めるころ。朝晩は冷えますが、日中はシャツ1枚、半袖でもいけそうなここ数日。ご近所の金木犀も、まだ香ってこないのですが。。。お彼岸を過ぎても、暑さ寒さが行ったり来たりですね。先日12日は、りんの17歳の誕生日でした。いつもどおりの1日でしたが、その「いつもどおり」がとてもありがたいと感じます。りんにとっては、特別なごちそうもなければ1日おきの点滴も免除してもらえない、うれしくもなんともない日だったでしょ...寒露・菊花開く~りん17歳

  • 秋分・水始めて涸る~ひとやすみ

    新暦の、およそ10月3日~7日ごろの今の時期は、旧暦で秋分の末候、「水始めて涸る(みずはじめてかれる)」です。水始めて涸るとは、田から水を抜き、稲刈りに取りかかるころ。たわわに実った稲穂の、収穫の秋まっただなかですね。新米のおいしい季節^^予報どおり、週半ばから一気に冷え込みました。長い残暑から一転、気温の急降下にカラダもびっくりしそうです。体調管理にいっそう気をつけましょうね。9月末の3連休は、だいだいリートコンサート本番に始まり予定されていた着物の会でのおでかけ(住吉大社へお参り)と、そのあいだで急に入った予定も含め、楽しいながらも、ちょっと緊張感のあるおでかけが続いた3日間でした。予定をすべてぶじにクリアできて、ここ最近は、仕事に行くほかは、ホッとひと息、ひとやすみ。。。の気分で過ごしてきました。そ...秋分・水始めて涸る~ひとやすみ

  • 秋分・蟄虫戸を坯す~りんのデンタルケア

    新暦の、およそ9月28日~10月2日ごろの今の時期は、旧暦で秋分の次候、「蟄虫戸を坯す(すごもりのむしとをとざす)」です。蟄虫戸を坯すとは、虫が隠れて戸をふさぐころ。土の中へ巣ごもりの支度を始めます。りんの、6月のデンタルケアから3か月後の9月。今回もぶじに受けることができました^^おびえていますねえ;;本来は半年ごとなのですが、16歳と高齢のりんにとって、半年先は見えにくい。。。ストレスをなるべく少なくするため、処置を短時間で終えられるようにと、こまめにチェックしていただくことにして、3か月後としたのでした。前回の記事はこちらやはり、短時間でないと、こらえがきかなくなってきます。若い頃と、同じようにとはいきませんね。。。よく心得て、りんをなだめながら手早く処置してくださるのに感謝です。これだけ取れました...秋分・蟄虫戸を坯す~りんのデンタルケア

  • 秋分・雷乃声を収む~だいだいリートコンサートvol.32

    新暦の、およそ9月22日~27日ごろの今の時期は、旧暦で秋分の初候、「雷乃声を収む(かみなりのこえをおさむ)」です。秋分とは、春分と同じく、昼夜の長さが同じになる日のこと。これから次第に日が短くなり、秋が深まってゆくのですね。また、農事としては、豊作を祝い、感謝を捧げ、田の神さまを祀る儀式がこのころに行われます。雷乃声を収むとは、夕立に伴う雷が鳴らなくなるころ。空の雲は、入道雲から鰯雲へ…秋空が晴れ渡ります。風もさわやかですが、日中はとんでもなく暑い日もあり、午後からの勤務では、汗ばみながら出勤しています。帰宅すれば、まだ冷えたビールがおいしいような。。。そしてまたまた台風が気になります。お彼岸も明けましたが、なかなか、秋をしっとり味わうというまでには落ち着きませんね。だいだいリートコンサートvol.32...秋分・雷乃声を収む~だいだいリートコンサートvol.32

  • 白露・玄鳥去る~リハーサルは中止

    新暦の、およそ9月17日~21日ごろの今の時期は、旧暦で白露の末候、「玄鳥去る(つばめさる)」です。しばらく間があいてしまい、白露ももう末候。白露とは、大気が冷えてきて露を結ぶころのこと。ようやく残暑が引いていき、本格的な秋の訪れが。。。という時期のはずですが、いまだに毎日、この残暑です;;「いつまでも暑いですねえ」のご挨拶ばかりしている気がいたします。先日のニュースによると、10月半ばまで厳しい残暑が続く見通しとか。また秋を感じるまもなく、急に冬の寒さが訪れるのでしょうか。玄鳥去るとは、つばめが南に帰るころ。しばしのお別れですね。今日は、だいだいリートコンサートのリハーサル予定でしたが台風の影響を考慮して、先週の時点で中止に。コンサート当日、朝からのリハーサル→本番ということになりました。台風がまともに...白露・玄鳥去る~リハーサルは中止

  • 処暑・禾乃登る~ドイツリートの会

    新暦の、およそ9月2日~6日ごろの今の時期は、旧暦で処暑の末候、「禾乃登る(こくものみのる)」です。禾乃登るとは、田に稲が実り、穂をたらすころ。禾(のぎ)とは、稲などの穂先に生えている毛のことで、稲や麦、稗、粟などの穀物の総称でもあります。歩く道々には、エノコログサ(ねこじゃらし)がたくさん。長い残暑で、晩酌ではいまだにビールがよく進みますが^^;台風の影響が去った今日の風はいっそうさわやかで、秋を実感させてくれます。今日はもう7日で、上記の期間を1日過ぎていますが、次の節気「白露」、今年2022年は明日の9月8日からなのだそうです。そんなわけで、今日はすべりこみセーフで処暑の末候「禾乃登る」としました~。いつもこまかく確かめているわけではないのですけどね。ドイツリートの会、前回と前々回2回分の曲はこちら...処暑・禾乃登る~ドイツリートの会

  • 処暑・天地始めて粛し~盆踊り

    新暦の、およそ8月28日~9月1日ごろの今の時期は、旧暦で処暑の次候、「天地始めて粛し(てんちはじめてさむし)」です。天地始めて粛しとは、ようやく暑さがおさまりはじめるころ。夏の気が落ち着き、万物があらたまる時期とされます。朝晩の風が、さわやかになってきました。エアコンをつけても、調節に気をつけて、これからは冷えにも用心ですね。季節の変わり目は、いろいろ気を使います。と書きつつも、私の出勤&帰宅の時間帯は、まだまだ暑い;;です。8月最後の週末には、地元のあちこちで花火大会や盆踊りが開催されました。コロナのため中止が続き、3年ぶりというところが多かったでしょう。花火大会も捨てがたかったのですが、歩いてすぐのご近所であるという、盆踊りに出かけました。着物の教室でお世話になっている先生に、盆踊りがありますよ~と...処暑・天地始めて粛し~盆踊り

  • 処暑・綿柎開く~宮古上布

    新暦の、およそ8月23日~27日ごろの今の時期は、旧暦で処暑の初候、「綿柎開く(わたのはなしべひらく)」です。処暑とは、暑さが少しやわらぐころのこと。朝の風や夜の虫の声に、秋の気配が漂いはじめます。しかし、しかーし。。。期待するほどには、まだ涼しくなってくれませんね。ふーふー言いながら出勤&帰宅しています^^;綿柎開くとは、綿の実を包む柎(しべ)=がくが開くころ。7~9月にかけて黄色い花を咲かせ、実をつける綿。その実がはじけたら、白い綿毛が顔をのぞかせます。糸や木綿は、この綿毛を集めて紡いで作られたもの。ふだんの生活で、いつもお世話になっている「綿」(わた→めん)なのですね。先日、おけいこ→コンサートにおでかけで着た着物が、帰宅後洗濯したらえらいことに;;本来なら、小千谷縮は家で洗濯してOKのはずなのです...処暑・綿柎開く~宮古上布

  • 長い留守番

    夫の出張中、りんとぶじに過ごすというミッションも終了まぢか。天気予報にカレンダー、スケジュール帳とにらめっこしながら毎日のおさんぽや点滴のための通院を、なんとかこなしてきました。病院からの帰宅途中、降りだした雨にあわてて走ったことも。そのあとすぐ大雨とカミナリに;間一髪のタイミングでした。空模様があやしい日の通院時などは殊に、ご近所さんにいただいたカートが大助かりです。夫の留守中、毎回いつも、食べてくれるだろうかとハラハラする食事はまあまあ進み、おくすりもまあまあ。。。(なにごとも、理想どおり、カンペキにとはいきませんが;;)りんが調子をくずすことなくいてくれて、ほんとによかったです。明日は夫も帰宅予定。元気に帰ってきますように。りんと元気にお迎えできますように。点滴後のりんのお腹はいつも、ラプンツェルな...長い留守番

  • 立秋・蒙霧升降す~「日曜日」

    新暦の、およそ8月17日~22日ごろの今の時期は、旧暦で立秋の末候、「蒙霧升降す(のうむしょうこうす)」です。蒙霧升降すとは、深い霧がたちこめるころ。暑さが続く中でも。少しずつ風が涼しくなってきて秋の気配を感じます。冷えを感じたら、夏の間、たくさん摂っていた冷たいアイスやジュース、生野菜をこのさきはちょっとひかえましょうのサインですね。私?私はビールをひかえめに。。。おほほ♪秋は新酒ですね??秋に向かうにつれて、乾燥にも要注意です。前回に続き、またまたドイツリートの会の話題ですが先日習った曲はこちら↓シンプルですが、とても好きな曲です。いちずな若者の思いに、ほろ苦く優しい気持ちにさせられたり。自分自身が若者の思いに共感して歌ったり。。。シンプルな作りの曲ほど、強弱や速度で変化をつけて、自分の個性を出して歌...立秋・蒙霧升降す~「日曜日」

  • 立秋・寒蝉鳴く~ブラームスの子守歌

    新暦の、およそ8月12日~16日ごろの今の時期は、旧暦で立秋の次候、「寒蝉鳴く(ひぐらしなく)」です。寒蝉鳴くとは、カナカナ…とひぐらしが鳴くころ。私はまだこの鳴き声を聞いていませんが、今年の夏の蝉たちの、その生を終えた姿が道のあちこちで見られますね。暑い暑い夏を生き抜いた蝉たちに、おつかれさまと声をかけたいです。前回のドイツリートの会、曲はこちらでした↓おそらく、聴いたことがないという人は少ないでしょう。優しく穏やかな旋律が流れ出せばああ、この曲。。。と思い出すのでは。この子守歌は、ブラームスさん作曲。名曲です^^ドイツ語といえば、tやらkやらpやらfやら、、、とにかく子音をしっかり際立たせて、ツバ飛ばしまくって歌うイメージがあるかもしれませんが(今の世では嫌われそう;;)それも曲によりまして。しっとり...立秋・寒蝉鳴く~ブラームスの子守歌

  • 立秋・涼風至る~おけいことおでかけ

    新暦の、およそ8月7日~11日ごろの今の時期は、旧暦で立秋の初候、「涼風至る(りょうふういたる)」です。立秋とは、初めて秋の気配がほの見えるころのこと。まだまだ暑い盛りと感じられますが、これ以降は、夏の名残りの残暑といわれます。暑さももう少しのガマン!?涼風至るとは、涼しい風が初めて立つころ。もっと涼風を感じた~い!;;そして今日は父の命日です。あれからもう8年。朝からビールをお供えしたりして…仏壇のある弟宅には、先日お供えものを持参しお参りしてきました。こちらは、みんななんとか元気にやっていますよ。。。数週間ぶりの着物のおけいこ。9月に着る予定がある着物と帯でおけいこにのぞみましたが、いつものようにあくせく苦戦。「あなた小柄なのに、なぜか長い帯によく当たるわねえ。。。」着物に合わせて、新たに買いもとめた...立秋・涼風至る~おけいことおでかけ

  • 大暑・大雨時行る~今月のことば

    新暦の、およそ8月2日~6日ごろの今の時期は、旧暦で大暑の末候、「大雨時行る(たいうときどきふる)」です。次候の「土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)」…むわっと熱気がまとわりつく蒸し暑いころの時期をとばしてしまいましたが、今もじゅうぶん蒸し暑いですねえ;;熱中症様の不調やしんどさ、脱水で、点滴を必要とする患者さんが増える時期です。大雨時行るとは、夏の雨が時に激しく降るころ。むくむくと青空に広がる入道雲を見ると、ああ夏の空だなあ、と思いますね。ご近所のお寺さんの、今月のことばです。どちらかというと、うまくいくと期待するよりも、まだ現実のものとはなっていないけれど、これから起こるであろう(起こるかもしれない)心配ごとまで予測して、くよくよしてしまうことがあります。でもそれも、先取りしてもしかたのない...大暑・大雨時行る~今月のことば

  • 大暑・桐始めて花を結ぶ~「ナイチンゲールに」

    新暦の、およそ7月22日~27日ごろの今の時期は、旧暦で対処の初候、「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」です。大暑とは、もっとも暑い真夏のころのこと。今年もまたこの季節がやってきました;;年々暑さが増して、しのいでゆくのもたいへんな夏ですが、なるべくむりすることのない生活をして、しっかり寝て食べて、元気に乗りきっていきましょう。私は、出勤時刻と帰宅の時刻が、午後のもっとも暑い時間帯に当たることが多くすでに毎日まいっています。。。日焼けもすごい。毎年、避けられません;;桐始めて花を結ぶとは、桐の花が梢高く、花咲かせるころ。和の暮らしの中で、桐は家具として役立ってきましたね。ドイツリートの会では、今年2月から続けてきた、ヴォルフさんの歌曲とはいったんお別れ。これから今年いっぱいはブラームスさん特集...大暑・桐始めて花を結ぶ~「ナイチンゲールに」

  • たすきに長し帯にも長し;

    前回に続き、二重太鼓結びを習った着物のおけいこ。メダカ柄の夏着物はそのままに、違う帯で練習しようと持参しました。一大決心して袖を切った、もと振袖の着物に合わせようと思っている帯です。自分ではまだ結べなくて、今回がお初。お太鼓やっぱり大きい。。。それにこんなにゆがんじゃって^^;もっとこぢんまりと、できないものかな。これがまた、とても長い帯で、思った以上に手こずり苦戦しました。。。基本の手順を覚える以前に、帯の長さに翻弄され疲れ果てた感じ;;見かねた先生が、「手ごろな長さに切ってきてあげる!」と持ち帰ってくださったほど。感謝です~!硬さ、やわらかさ、長さ、質感、柄の出しかた…それぞれの帯に、課題がいっぱい。どんな帯とも仲良くなって、着物と帯がなじむような着こなしを身につけたいものですが、道のりは遠いです。。...たすきに長し帯にも長し;

  • 小暑・鷹乃学を習う~今月のことば

    新暦の、およそ7月17日~21日ごろの今の時期は、旧暦では小暑の末候、「鷹乃学を習う(たかわざをならう)」です。鷹乃学を習うとは、鷹のひなが飛びかたをおぼえるころ。巣立ちし、獲物をとらえ、一人前になっていきます。りりしい鷹にも、あどけなく未熟な、ひなのころがあるのですね。ご近所のお寺さんの、今月のことばです。↓なにごとも、あくせくすることなく、むりなくやっていきたい、のんびり暮らしたい。。。などと常々思う私ですが、きっとそれは逆に近い心持ち、暮らしぶりだからなのでしょう。私は不器用で要領のわるい人間なもので、何をするにも一生懸命とりくまないと、うまくできません。一生懸命にやっても、うまくいかないことも山のようにあります。結果、毎日あくせくしてばかりです。が、無我夢中になれる機会を与えてもらっていると思えば...小暑・鷹乃学を習う~今月のことば

  • 小暑・蓮始めて開く~着物のおけいこ・メダカ柄の夏着物

    新暦の、およそ7月12日~16日ごろの今の時期は、旧暦で小暑の次候、「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」です。蓮始めて開くとは、そのままの意味で、蓮の花が咲き始めるころ。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉のとおり、清らかな姿が人を惹きつけます。先日の着物のおけいこでは、二重太鼓の帯結びを習いました。後ろ姿の写真を撮っていただいての感想。。。私が小柄なせいもあるのでしょうが、お太鼓がドーンと大きすぎるような;;もう少しこぢんまりとできたらいいのになぁ。帯の幅は変えられませんが、何か方法があるのでしょうか。着物は、3年ほど前にひとめぼれして買ったもの。白地にメダカ模様が可愛くて…たぶん、初めて自分で買った着物です。母の着物を着られるようになりたくて、習い始めた着付けですがビビーンとであいを感じてしま...小暑・蓮始めて開く~着物のおけいこ・メダカ柄の夏着物

  • 小暑・温風至る~ドイツリートの会

    新暦の、およそ7月7日~11日ごろの今の時期は、旧暦で小暑の初候、「温風至る(おんぷういたる)」です。小暑とは、梅雨が明けて本格的に夏になるころのこと。小暑から立秋になるまでが暑中見舞いの時期です。…が!はや6月のうちから、フライングで暑中見舞いを出したいような暑さでしたね;;温風至るとは、夏の風が熱気を運んでくるころ。これまた、とっくに熱風来てますよ~という感じです。梅雨明けごろに吹く風を、白南風(しろはえ)と呼ぶそうですよ。毎年雨になることが多い七夕、今年は晴れました。織姫と彦星は、逢瀬を楽しめたでしょうか。さて、先日のドイツリートの会では、今回のヴォルフ特集最後の曲。その1回目でした。(次回で仕上げ)参加は男性ふたりと私の、計3名。相変わらず、さえない紅一点の私です。。。^^;この曲も、思ったところ...小暑・温風至る~ドイツリートの会

  • 着物のおけいこ~しじら織りの浴衣

    暑さで汗びっしょり、ヨレヨレになりながらも、着物のおけいこへ。今回は浴衣で、半幅帯の結び方をいくつかやりましょう、ということになっておりました。浴衣は、母がのこしてくれたものがいくつかあり、何度か着ていますが、今回の浴衣は自分で買ったもの。白地のものがひとつ欲しいと思っているのですが、その時は白地でこれ、というものがなくてしじら織涼しくていいよ♪とおすすめされたこともあり、カジュアルな格子柄が気に入ったこともあり。。。で、今回初めて着てみました。本当に、もう少し見られる顔とスタイル&着付けだといいのですが、(おまけに、出かける前の着付けとおけいことで、疲れ果ててさらにひどいことに;)毎度恐縮です。顔をカモフラージュするすべを知りませんもので、ご容赦くださいませ。。。似たようなシャツワンピースを持っておりよ...着物のおけいこ~しじら織りの浴衣

  • 夏至・半夏生ず~今月のことば

    新暦の、およそ7月1日~6日ごろの今の時期は、旧暦では夏至の末候、「半夏生ず(はんげしょうず)」です。半夏生ずとは、半夏(からすびしゃく)が生えはじめるころ。田植えを終わらせる、農事の節目とされているそうです。今日から7月ですが、早い梅雨入りだったにもかかわらず、たいして雨も降らないうちに梅雨明けしてしまいましたね。これからの暑さが思いやられます。。。なんとか乗りきるとしましょう。ご近所のお寺さんの、6月のことばをまだご紹介していませんでした。今月、もとい先月のことばです^^;よいときの戒め、よくない状況のときの支え(励まし)ととらえてよさそうですが、そうはいっても、よいとき(うれしい時間、楽しいこと)はなるべく長く続いてほしいし、よくないとき(つらい時間、かなしいこと)はできるだけ早く過ぎ去ってほしいと...夏至・半夏生ず~今月のことば

  • 夏至・菖蒲華さく~ドイツリートの会「音楽師」

    新暦の、およそ6月26日~30日ごろの今の時期は、旧暦で夏至の次候、「菖蒲華さく(あやめはなさく)」です。菖蒲華さくとは、そのままの意味で、あやめが花を咲かせるころ。この花が咲いたら、梅雨到来の目安だった…らしいのですが、もうすでに、梅雨明けしている地方もありますね。今年の、梅雨入りの早さと短さはどうしたことでしょう。加えて、6月からもうこの暑さ。まだ暑中見舞いの時期にもなっていないというのに。長い夏になりそうですね。。。バテないよう、しっかり食べて寝て、涼しく過ごす工夫をしながら、厳しい暑さの夏を少しでも楽しんで過ごせたらいいですね。前回と今回の2回で習った曲はコレです。↓まだまだヴォルフの世界が続きます。この曲も、15年前に一度習って以来ですが、たぶん多くの人にとって、いちど聴いたら忘れがたい印象的な...夏至・菖蒲華さく~ドイツリートの会「音楽師」

  • 夏至・乃東枯る~白地の紬

    新暦の、およそ6月21日~25日ごろの今の時期は、旧暦で夏至の初候、「乃東枯る(なつかれくさかれる)」です。夏至とは、1年でもっとも日が長く、夜が短いころのこと。これから、夏の盛りへと、暑さが増していきますね。乃東枯るとは、うつぼぐさの花穂(かすい)が黒ずんで、枯れたようにみえるころ。この花穂は、生薬として昔から役立ってきたそうです。最近の、着物のおけいこ2回分の写真です。↓どちらも、母の形見の着物。生地の質感も雰囲気も違いますが、どちらも単衣の紬で白地に花模様。見た目は涼しげ。。。(実際は大汗;;)↑ちょっとざらっとした質感の生地(綿?)私は好きな肌ざわりです。前回の白大島とも合わせた、クリーム色の博多帯と。半襟はピンク地に花模様の刺繍がついています。↑こちらは絹(らしい)。十日町紬?とのことでした。襟...夏至・乃東枯る~白地の紬

  • 芒種・梅子黄なり~りんのデンタルケア

    新暦の、およそ6月16日~20日ごろの今の時期は、旧暦では芒種の末候、「梅子黄なり(うめのみきなり)」です。梅子黄なりとは、梅の実が熟して色づくころです。季節は梅雨へ。紫陽花が色とりどりに咲きそろいましたね。りんは、昨年から、半年に1回くらいのペースで、麻酔を使わない歯石除去をしてもらっています。やってくださるのは、動物の看護師さん。今回の予約をした数か月前…果たしてその日まで、りんが元気にいてくれるのだろうか。そんな不安な気持ちもありましたが、ぶじにまた歯のお手入れができてよかったね、りん。本人(犬)は、いやがっていましたけど。。。看護師さんと一緒にりんをなだめつつ、ストレスがいっぱいにならないうちに、なるべく短時間で終了。ありがたいです。歯磨きもままならず、年齢も進んでいるし、腎臓がわるいこともあって...芒種・梅子黄なり~りんのデンタルケア

  • 芒種・腐草蛍と為る~ドイツリートの会

    新暦の、およそ6月10日~15日ごろの今の時期は、旧暦では芒種の次候、「腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)」です。腐草蛍と為るとは、蛍があかりをともし、飛びかうころ。昔の人は。腐った草が蛍に生まれ変わると信じたそうです。ドイツリートの会の、前回と今回の2回で仕上げたヴォルフの曲はコレです。↓1回目、音にもリズムにも難儀して、ついてゆくのに必死!でした~歌えるようになるの??この曲;;私にとって、近年まれに見る?難曲でしたが先日の2回目、最後の方では、どうにかこうにか、なったかな。。。2回とも、参加者は男性ふたりと私の3名でした。男性おふたりのリードに助けられる要素も大きいです。感謝~♪まがりなりにも歌えるようになってピアノの音を楽しめる余裕が少しでも出てくると、またさらにその曲がおもしろくなってくるんです...芒種・腐草蛍と為る~ドイツリートの会

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