新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は旧暦では清明のもう次候;「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」です。またまた飛ばしてしまったふたつの時候…春分の末候は「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」…春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ清明の初候は「玄鳥至る(つばめきたる)」…海を渡って、つばめが南からやってくるころでした。清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節の到来です。鴻雁北へかえるとは、日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるのですね。3月も半ば過ぎになってから、ようやく咲き初めてくれた白いハルサザンカは、その後次々と、蕾のほぼ全部が花ひらきました。咲いたあとは、1週間ほどで散って...清明・玄鳥至る~雨ニモマケズ?