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  • 『本の読める場所を求めて』/阿久津隆

    本の読める場所を求めて作者:阿久津隆朝日出版社Amazon "本の読める店"fuzkueの店主である著者が、文字通り「本を読むための場所」としてのカフェを作ろうと決意し、生み出し、それを運営していく上での思考の過程や、試行錯誤のようすについて書いている一冊。 阿久津はfuzkueの経営にあたって、かなり厳密に顧客を定義づけている。それは、「「今日はがっつり本を読んじゃうぞ~」と思って来てくださった方」と表現されており、そういう人以外については、丁重に、かつ周到にターゲットから除外し、店を「関係のない人にとっては魅力のない店」、「読書ができる場を求めている人以外にとって、はっきりと不便」な場所に…

  • 『理由のない場所』/イーユン・リー

    理由のない場所作者:イーユン・リー河出書房新社Amazon イーユン・リーによる長編第3作。16歳で自殺した少年と、作家であるその母親との対話だけで構成されている小説だ。もっとも、少年はすでに死んでしまっているわけで、ふたりはじっさいに言葉を交わしているわけではない。あくまでも母親の想像による"対話"なのであって、交わされる言葉のすべては、彼女の内から生み出された、彼女自身の言葉なのだ。とはいえ、ふたりのやり取りはあくまでも普段通りのテンションを保っているようで、シニカルで反抗期真っ盛りの息子と、それに手こずる母親、のちょっとした言い争いや思い出話など、どこへ行き着くでもない会話が延々と続けら…

  • 『ギルガメシュ叙事詩』

    ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)筑摩書房Amazon 古代オリエント最大の神話文学にして、世界最古の叙事詩とも言われる「ギルガメシュ叙事詩」のアッシリア語原文ーー粘土書板に楔形文字で刻まれたーーからの日本語訳。ところどころテキストが欠けてはいるものの、物語の展開はきちんと追えるようになっている。 物語の主人公は、メソポタミアはウルクの王、半神半人のギルガメシュ。暴虐な君主として知られていたギルガメシュだが、自分と同じような力をもつエンキドゥと邂逅することで、友情を得る。やがてふたりは杉の森に住み着くフンババを倒して悪を追い払ったり、また、女神イシュタルがギルガメシュに振られた腹いせに送り…

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