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株式会社 ムジカ
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2012/08/28

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  • 限定販売のスピーカー まとめ

    このところ、限定販売のスピーカーがいくつかありますのでまとめてご紹介したいと思います。≪1.英FYNEAUDIOF300セット≫まずは、英FYNEAUDIOのF300セットです。次の4点がセットになっています。スピーカーF300標準価格50600円(税込・ペア)スーパーツィーター標準価格14800円(税込・ペア)スピーカースタンド標準価格32780円(税込・ペア)プリメインアンプ(Bluetooth入力付)標準価格87780円(税込)の4点セットで合計185960円(税込・ペア)をセット価格127000円(税込・ペア)です。このセットは限定というわけではないのですが、スピーカーの3色のカラーバリエーション(ブラックアッシュ、ウォールナット、ライトオーク)の一番人気のブラックアッシュ(画像の右側)が日本で欠品とな...限定販売のスピーカーまとめ

  • ドイツ・クアドラル スピーカーARGENTUM 590が完売です

    ドイツ・クアドラルのスピーカーARGENTUM590が完売になりました。国内にもドイツのメーカーにも在庫はありません。2019年10月に発売以来、2年近く当社試聴室のメインスピーカーとして活躍してきました。とにかくコストパフォーマンスの良いスピーカーで¥187000(税込)で超低域の28Hzまできちんと再生できるスピーカーはかなり貴重です。セッティングのしやすさも特徴のひとつかもしれません。ひとつ下のモデルであるARGENTUM570がセッティングに苦労するのとは対照的です。もうARGENTUM590の新品はありませんが、当社の試聴室で使用していたものをアウトレットモールで販売しています。キズもほとんどなく、エージングも完了しています。1セットしかありませんのでご興味のある方はお問い合わせください。電話:058...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM590が完売です

  • ハイレゾは本当に高音質? vol.6

    『ハイレゾは本当に高音質?vol.5』の続きです。もう一つは倍音です。楽器を演奏する方であれば常に感じることだとおもいますが、たとえば、ピアノの基音はスタインウェイでもベーゼンでもヤマハでも同じ音です。ピアノの音の違いは基音に重畳する倍音成分の分布と量によって決定されます。倍音成分は電気的には高調波と呼ばれますが、第2次高調波、第3次高調波・・・と高い周波数になるほど量は減っていきますが、かなり高い周波数まで含まれており、これには可聴周波数(~20KHz)を超える高い高調波も含まれます。この部分は単音では耳には聞こえませんが、倍音成分が含まれると基音の聴こえ方に影響を及ぼすようです。あるメーカーで行われたという実験について聞いたことがあります。何人かの被験者に20KHz以上の正弦波を出したり、出さなかったりして...ハイレゾは本当に高音質?vol.6

  • ハイレゾは本当に高音質? vol.5

    『ハイレゾは本当に高音質?vol.4』の続きです。ハイレゾの再生を行うための注意点です。次にスピーカーが設置されているボードやスタンドについてです。スピーカーボードやスタンドによって音質が変化することはよく知られていますがハイレゾの再生では20KHz~100KHzの人間には聴こえない帯域が再生されるためボードやスタンドのメリット、デメリットを直に聴くことはできません。そのため一見よさそうなスタンドであってもハイレゾの帯域において本当に良いのかは判らないのです。・・・ということは、ハイレゾの再生自体が意味のないものになるということになってしまいますが以下の2つの理由でそうはなりません。1つめの理由はビット数です。CDは16ビットで録音されていますがハイレゾは24ビット以上あります。ハイレゾとはHighresolu...ハイレゾは本当に高音質?vol.5

  • ハイレゾは本当に高音質? vol.4

    『ハイレゾは本当に高音質?vol.3』の続きです。ハイレゾの再生を行うための注意点です。前回は水平方向に対するセッティングについて書きましたが垂直方向に関しても同じことが当てはまります。一般的なドームツィーターは水平方向も垂直方向も同じ形をしていますが中には水平方向と垂直方向のデザインが異なるものもあります。このようなツィーターは水平方向の指向性は広く垂直方向の指向性は狭く鋭くなっている場合が多いように思います。水平方向の指向性が広いのは複数のリスナーが音楽を聴く場合でもセンター以外のリスナーにも高音が落ちることなく聴こえるようにするため垂直方向の指向性が狭く鋭くなっているのはスピーカースタンドや床、天井等に反射した信号が位相特性を乱すのを防止するためです。そのためツィーターの高さが耳の高さになるよう細かな調整...ハイレゾは本当に高音質?vol.4

  • ハイレゾは本当に高音質? vol.3

    『ハイレゾは本当に高音質?vol.2』の続きです。ハイレゾの再生を行うための注意点です。セッティングも大切です。特にスピーカーの向きは微調整を要します。下図はフォステクスで最も広帯域なドームツィーターです。50KHzまで再生します。周波数特性のグラフを見ると、1.5KHzあたりからグラフが3本になっています。実線は正面で測定したときの音圧特性30度、60度とあるのは、正面から30または60度斜めの位置で測定した音圧です。ステレオを再生するときにスピーカーとリスナーの位置の関係は正三角形の頂点が最も良いとされています。そのとき、もしスピーカーの向きが正面に向いていて内側に振られていない状態ではスピーカーからリスナーを見ると60度の角度になります。そこで先ほどのグラフですが、20KHzのとき、0度に対して60度では...ハイレゾは本当に高音質?vol.3

  • ハイレゾは本当に高音質? vol.2

    『ハイレゾは本当に高音質?vol.1』の続きです。まず、ハイレゾの再生を行うための機材をご紹介します。音源はデーターまたはブルーレイでプレーヤーはSONYのBDP-s1500です。D/AコンバーターはmusicaCuculo-daです。パッシブアッテネーターに雷鳥6attをモノラルパワーアンプに雷鳥6monoをスピーカーはドイツクアドラルのARGENTUM570にmusicaのARGENTUM570専用スーパーツィーターを付加しています。再生音域は30Hz~45KHzです。ハイレゾの特徴は2つあり、ひとつは高い周波数が再生できるという点もうひとつはデーターが細かいのでダイアナミックレンジが大きくとれるという点です。サンプリング周波数が96KHzのハイレゾデーターまでであればきちんと再生することができます。また、...ハイレゾは本当に高音質?vol.2

  • クアドラルスピーカー限定セット発売 vol.2

    『クアドラルスピーカー限定セット発売』の続きです。いくつかご質問をいただきましたのでお答えします。Q:スピーカーの特性は?A:ARGENTUM570は2.5WAYのバスレフ型スピーカーです。メーカーは3WAYという表現をしていますがこのスピーカーに2つあるウーハーの内上側のウーハーはカットオフ周波数2.6KHzで通常のウーハーとして下側のウーハーはカットオフ周波数500でサブウーハーとして動作しています。この2つのウーハーで超低域を補完することで再生周波数特性は30Hz~35KHzと広帯域です。能率は89dB/1W/1mで少し低めですがこれがリボンツィーターとの相性の良さになっています。ツィーターは25mmØのソフトドーム型、ウーハーは18cmでチタンがコーティングされていて表面がとても硬くなっています。外形寸...クアドラルスピーカー限定セット発売vol.2

  • クアドラルスピーカー限定セット発売

    ドイツ・クアドラルのスピーカーARGENTUM570の限定セットが発売されます。ARGENTUM570は『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.1~7』でご紹介してきましたが、多少セッティングが難しいスピーカーではありますがきちんとセッティングできたときのクオリティは価格を凌駕します。今回はスピーカー本体(ARGENTUM570ペア・税込価格132000円)とムジカ製専用スーパーツィーターと防弾ガラスオーディオボードの3点をセットにしてペア・税込価格140000円とたいへんお得になっています。このセットは3セット限定です。専用スーパーツィーターはリボンツィーターの一種であるハイルドライバーを使用しています。当社のスーパーツィーターcanarinoと同様の構造ですが、御影石...クアドラルスピーカー限定セット発売

  • ハイレゾは本当に高音質? vol.1

    オーディオファンの間にハイレゾが話題になってからずいぶん経ちました。44.1KHz/16bitというCDのフォーマットが十分ではないと言われDATやDVDオーディオ、SACD等ハイスペックなメディアが発表されては、その後なくなっていきました。現在のハイスペックオーディオはブルーレイやダウンロードが主流となっています。再生機はブルーレイプレーヤーやスマホやウォークマンが使用されるようになりました。ハイスペックなオーディオメディアはどんどん扱いやすくなり、価格も下がっています。これだけハイレゾが身近になったにもかかわらずいまひとつ盛り上がらないのはなぜでしょうか?ひとつの理由としては通常のCDの再生音が向上した反面スピーカーやアンプ等のオーディオ機器のクオリティがそれに追いつかずそれがボトルネックとなりハイレゾの有...ハイレゾは本当に高音質?vol.1

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング まとめ

    『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.1~7』のまとめです。ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570が上級モデルARGENTUM590に負けないようなクオリティになるよう以下の対策を施しました。(1)スピーカー全体をオーディオボードを使用して7cm上げました。(2)バスレフポートにスポンジを挿入しボンボン言う低域を解消しました。(3)御影石を全体を傾け、ツィーターの軸が耳の延長になるようにしました。(4)専用スーパーツィーターを追加しました。(5)ボーカルが目立ちすぎることの解消するため抵抗とコンデンサーをネットワークに追加し700Hz~2KHzあたりの音圧を下げました。(6)ツィーターのネットワークに直列にコンデンサーを入れて中高域を下げました。これらの対策...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングまとめ

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング vol.7

    『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.6』の続きです。次にツィーターのネットワークにも手をいれました。ツィーターの再生帯域は2.6kHz~です。ツィーターのインピーダンスもスコーカーと同じようにとてもフラットです。帯域内で最もインピーダンスが低いのが5KHzの4.2オーム最も高いのが20KHzの5.2オームです。平均は4.5オームほどでした。前回はスコーカーのネットワークに手を入れて中域を少し下げましたが中域だけでなく中高域もちょっと多めです。今回はツィーターに直列にコンデンサーを入れて中高域を下げてみました。コンデンサーの値は4.7マイクロファラッドです。カットオフ周波数の2.6KHzでのインピーダンスは13オームですので27%程しか出力されませんが20KHzでのイン...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.7

  • イベントのおしらせ3つ!

    今日はイベントに関するお知らせ3つです。(1)今週末は8月の勉強会が開催されます。8月より従来のイベントに加え、『勉強会』を開催することになりました。イベントは試聴やコンサートが主となりますが勉強会はもう少し硬い勉強会をマジメに行おうと思います。今回はその第1回目のテーマは『パワーアンプの形式』です。A級アンプとAB級アンプの違い、デジタルアンプとアナログアンプの違い、真空管アンプとトランジスターアンプの違い等を分かり易く解説します。本日からテキストをダウンロードできるようになりました。日時:8月21日(土)13:30~15:008月22日(日)10:30~12:00(密を避けるための措置で2回とも同じ内容です)場所:ムジカ試聴室(ログハウス)です。入場無料で事前申込の必要もありません。お気軽にお越しください。...イベントのおしらせ3つ!

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング vol.6

    『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.5』の続きです。ARGENTUM570のスコーカーのインピーダンスはとてもフラットです。スコーカーの再生帯域は500Hz~2.6kHzですが、帯域内で最もインピーダンスが低いのが1.25KHzの4.1オーム最も高いのが2.5KHzの4.3オームです。とても優秀です。今回は中域が張り出し過ぎていてボーカルが目立ちすぎることの解消が目的ですので700Hz~2KHzあたりの音圧を下げてやればOKです。スコーカーはネットワークとこのように接続されていますがこれに抵抗とコンデンサーを追加してフィルター回路を形成しました。抵抗は発熱しますので5wのものを使用しました。コンデンサーは330マイクロのコンデンサーでもよいのですが、交流回路ですので無...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.6

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング vol.5

    『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.3』の続きです。今回は、いよいよ禁じ手セッティングについてです。ARGENTUM570はこのシリーズで最も新しい製品ですが、どうやらARGENTUM590をベースにコストダウンを図ったモデルのようです。ARGENTUM590にはあったスコーカーを廃し中域をウーハーとツィーターに分けて再生しています。ツィーターと中域用ネットワークがなくなり、エンクロージャーが若干小さくなり5万円のコストダウンに成功しました。最近のユニットは再生可能帯域が広くスコーカーの帯域をツーハーとツィーターに受け持たせることはそれほど困難なことではありません。しかし、再生帯域のバランスをとるのは難しくなっていきます。例えば、2WAYとフルレンジを比較した場合、も...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.5

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング vol.4

    『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.3』の続きです。次は、いよいよ禁じ手セッティングだったのですが、もう1日だけ伸ばすことをお許しください。夏季休業中にスーパーツィーターシステムCuculo-twからデーターをとり簡易なスーパーツィーターに置き換える実験をしていましたが試作品が完成したので発表したいと思います。見た目はスーパーツィーターcanarinoです。使用しているユニットも同じです。カットオフ周波数の変更を行いました。前回まで使用していたスーパーツィーターシステムCuculo-twと同じ特性で製作しましたので当然音色も同じ感じに仕上がりました。ただし、パワーアンプはメインスピーカーと共用となりますのでパワーに余裕がない場合は難しいかもしれません。当社では雷鳥6(...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.4

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング vol.3

    『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.2』の続きです。本日までが一般的なセッティングで次回からが禁じ手セッティングになります。もうしばらくお付き合いください。次に高音の対策です。高域は張り出し過ぎで悪目立ちすぎです。反面、超高域は減衰して伸びがない音になってしまっています。問題の元凶はARGENTUM570に使用されているソフトドームツィーターです。ソフトドームツィーターは優しい音でイマイチパンチに欠けます。女性ボーカルをしっとり聴くとかバッハに浸るということであればとても良いツィーターなのですが、激しいハイハットや金管には物足りなさを感じます。かといって、ビンビンいう高域にはしたくなくシンシンという高域が理想です。将来的にはスーパーツィーターcanarinoの専用モデ...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.3

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング vol.2

    『ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.1』の続きです。というわけでARGENTUM570を調整していくのですが、禁じ手のセッティングは次回以降で詳しく解説するとして今日はそれ以外の対策をレポートしたいと思います。まずは低域の対策です。低音の問題点はボンボン言う低域です。ARGENTUM570は40Hzあたりが盛り上がっているような気がします。それが元気の良さになっているのですが、今回は周波数特性をフラットにするためにバスレフポートに蓋をしました。完全に空気の流通をなくすのではなくスポンジのような素材を使用しました。ポートに負荷をかけて低域のピークを軽減させバスレフポートの位相反転によって急速に超低域が減衰するのを抑え最低再生周波数の30Hzを若干でも下げるという効果を狙...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.2

  • ドイツ・クアドラル スピーカー ARGENTUM 570の禁じ手セッティング vol.1

    現在、ムジカ試聴室のセンターにはドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570がセッティングされています。当社では1年以上クアドラルの上級モデルARGENTUM590をメインスピーカーとしてデモンストレーションしてきましたが、ARGENTUM590が本国で生産完了となりました。ARGENTUM590はとても優秀なスピーカーで17万円(税別)とは思えない超低域再生(28Hz)は同価格帯の他のスピーカーを凌駕しています。このスピーカーも当社で在庫している1セットのみとなりましたので泣く泣く、メインスピーカーの座を昨年発表されたARGENTUM570(12万円・税別)に譲りました。ところが、ARGENTUM570はなかなかじゃじゃ馬です・・・。超低域はARGENTUM590程ではありませんが30Hzから再生します...ドイツ・クアドラルスピーカーARGENTUM570の禁じ手セッティングvol.1

  • インピーダンスの不思議 ~とりあえずのまとめ~

    『インピーダンスの不思議vol.12』の続きです。これまでの『インピーダンスの不思議』は毎回数式が出てくる小難しいものですが、これらの考察から出る結論は以下の通りです。(1)インピーダンスは単体で考えることはできないインピーダンスは入力インピーダンスと出力インピーダンスや出力インピーダンスとコンデンサーのインピーダンスのように相対的な関係によって考えるものです。(2)インピーダンスには最適値があるインピーダンスは高ければよい、低ければよいというものではありません。それぞれのインピーダンスには最適値があり、最適値に近づけることが高音質化につながると考えられます。(3)なんにでもインピーダンスはあるアンプやスピーカーといったオーディオ機器、コイルやコンデンサーといった電子部品は当然ですが、ただの電線にもインピーダン...インピーダンスの不思議~とりあえずのまとめ~

  • インピーダンスの不思議 vol.12

    『インピーダンスの不思議vol.11』の続きです。このようにプリアンプとパワーアンプ間のケーブルがどうしても長くないといけない場合は出力インピーダンスの低いプリアンプ(ここでは100オームとします)と入力インピーダンスの低いパワーアンプ(ここでは10キロオームとします)を使用すればOKです。670ピコファラッドの1キロヘルツでのインピーダンスは238キロオーム10キロオームが並列に接続されますので合成抵抗は9.60キロオームです。670ピコファラッドの20キロヘルツでのインピーダンスは11.9キロオーム10キロオームが並列に接続されますので合成抵抗は5.43キロオームです。これを代入して計算すると1キロヘルツではV=2✕R2/(R1+R2)=2✕9600/(100+9600)=1.98ロスは1%程度です。20キ...インピーダンスの不思議vol.12

  • インピーダンスの不思議 vol.11

    『インピーダンスの不思議vol.10』の続きです。このような例は他にもあります。出力インピーダンスが高いプリアンプに長いピンケーブルを接続した場合にも起こりえます。プリアンプではないですが、パッシブアッテネーターを使用した場合を考えてみます。パッシブアッテネーターはプリアンプと同等の機能を持ちますが、電源を使用しない『パッシブ』なオーディオ機器です。電源を使用しないため出力インピーダンスは高く最大で2.5キロオームになります。また、ピンケーブルを自作するときにテレビのアンテナ用同軸ケーブル(3C2V)を使用する方があります。このケーブルの静電容量は0.067マイクロファラッド/キロメーターです。このケーブルを10m使用した場合の静電容量は670ピコファラッドです。回路図ではこうなります。670ピコファラッドの1...インピーダンスの不思議vol.11

  • インピーダンスの不思議 vol.10

    『インピーダンスの不思議vol.9』の続きです。それではプリアンプとパワーアンプのインピーダンスは全く気にしなくてよいのかというとそうでもありません。単純にプリアンプとパワーアンプを接続するだけであれば深く考えることもないのですが、少し変わったことをすると問題が発生してきます。たとえば、バイアンプをする場合、プリアンプの出力にパワーアンプを2台並列に接続するとプリアンプから見たパワーアンプの入力は1/2になります。入力インピーダンスが10キロオームの場合5キロオームになってしまいます。前回同様に計算するとV=2✕R2/(R1+R2)=2✕5000/(1000+5000)=1.822ボルトのプリアンプの出力電圧は1.67ボルトに目減りしてしまいます。それ以上に問題なのは低音が再生できなくなる可能性があるという点で...インピーダンスの不思議vol.10

  • インピーダンスの不思議 vol.9

    『インピーダンスの不思議vol.8』の続きです。次にパワーアンプの入力インピーダンスを変化させてみましょう。一般的なプリアンプと比較的入力インピーダンスの高い入門用パワーアンプを組み合わせた場合です。プリアンプの出力インピーダンスR1=1キロオームパワーアンプの入力インピーダンスR2=10キロオームプリアンプで2ボルト出力したとき、パワーアンプ入力回路での電圧をVボルトとします。V=2✕R2/(R1+R2)=2✕10000/(1000+10000)=1.822ボルトのプリアンプの出力電圧は1.82ボルトに目減りしました。ロスは9%程度です。次にプリアンプの出力インピーダンスR1=100オームパワーアンプの入力インピーダンスR2=220キロオームで計算します。高性能なプリアンプと高性能なパワーアンプを組み合わせた...インピーダンスの不思議vol.9

  • インピーダンスの不思議 vol.8

    『インピーダンスの不思議vol.7』の続きです。次にプリアンプとパワーアンプのインピーダンスの組み合わせによってどの程度のロスが発生するかを計算してみます。まずは一般的な値で計算します。プリアンプの出力インピーダンスR1=1キロオームパワーアンプの入力インピーダンスR2=47キロオームプリアンプで2ボルト出力したとき、パワーアンプ入力回路での電圧をVボルトとします。V=2✕R2/(R1+R2)=2✕47000/(1000+47000)=1.962ボルトのプリアンプの出力電圧は1.96ボルトに目減りしました。ロスは2%程度です。次にプリアンプの出力インピーダンスR1=100オームパワーアンプの入力インピーダンスR2=47キロオームで計算します。高性能なプリアンプを使用してプリアンプの出力インピーダンスが低い場合で...インピーダンスの不思議vol.8

  • 明日から夏季休業日です

    明日から夏季休業日となります。夏季休業日は8月15日(日)までです。この間はモデルハウスは無人となります。ご試聴を希望の方は前日までにこちらのページからご予約ください。また、8月9日(月)、10日(火)10:00-16:00は、8月のイベント『なんでも相談・リクエストの日!』です。展示機でお聴きになりたい機器はどれでも再生できます。愛聴盤をお持ちいただいてもOKです。今回のイベントではアナログディスクとハイレゾの聴き比べも行う予定です。アナログディスクのFarstLoveと2014年にリマスターされたハイレゾ(96K/24bit)のFarstLoveとではどちらが高音質なのでしょう?他にもユーミンや松田聖子さんのアナログディスVSハイレゾをお楽しみいただけます。事前予約は必要ありません。今回のイベントは土日では...明日から夏季休業日です

  • インピーダンスの不思議 vol.7

    『インピーダンスの不思議vol.6』の続きです。次にプリアンプとパワーアンプのインピーダンスについて考えてみます。プリアンプとパワーアンプは一般にRCAケーブル(ピンケーブル)で接続されます。プリアンプの出力には当然、出力インピーダンスが存在しますし、パワーアンプの入力には、入力インピーダンスが存在します。一般にパワーアンプの入力インピーダンスは10キロオーム~220キロオームで標準的な値は47キロオームです。プリアンプの出力インピーダンスは100オーム~5キロオームくらいが多いのではないかと思います。『思います』というのは、実は、多くのメーカーがプリアンプの出力インピーダンスを公表していないのです。なぜ公表しないのかというとあまり細かいことを言わなければ、出力インピーダンスが100オーム~5キロオームと変化し...インピーダンスの不思議vol.7

  • インピーダンスの不思議 vol.6

    『インピーダンスの不思議vol.5』の続きです。現在、スピーカーのインピーダンスは高いものは16オームから低いものは3オームくらいまであります。標準的なのは8オームです。16オームのスピーカーというのは、主に真空管時代に開発されたスピーカーです。当時主流だった真空管アンプには必ず出力トランスが必要ですが、低インピーダンスの出力トランスは特性があまりよくありませんでした。そのため16オームあたりに落ち着いたのだと思います。その後、半導体アンプが主流になると電源電圧が低い半導体アンプは低いインピーダンスのスピーカー方が大出力を出せるということで8オームとなります。そして、近年、ホームオーディオが衰退し、カーオーディオのユニットを流用する時代になると4オームのスピーカーがでてきました。また、こういった時代の流れとは別...インピーダンスの不思議vol.6

  • インピーダンスの不思議 vol.5

    『インピーダンスの不思議vol.4』の続きです。それならば2オームであればもっと出力を取り出せる!・・・とおもいますが、この場合、他の問題が発生します。スピーカーケーブルはただの電線だからゼロオームというのは間違いです。スピーカーケーブルにもインピーダンス(=直流抵抗)は存在します。スピーカーを買うとおまけについてくる0.75スケアのケーブルを例に計算してみましょう。0.75スケアのスピーカーケーブルは1mで49ミリオーム程です。このケーブルを1m使用したとします。インピーダンスは0.049✕1=0.049オームです。パワーアンプの出力が前回と同じ12vでスピーカーのインピーダンスが4オームの場合そこに流れる電流はI=E/R=12÷(4+0.049)=2.96アンペアスピーカーユニットへ供給される電力はP=I^...インピーダンスの不思議vol.5

  • インピーダンスの不思議vol.4

    『インピーダンスの不思議vol.3』の続きです。前回はパワーアンプのインピーダンスについて書きましたのでついでにスピーカーのインピーダンスについて触れておきたいとおもいます。スピーカーのインピーダンスは8オームが一般的ですが、最近は4オームのものも増えてきました。その理由は高級カーオーディオの普及です。残念なことではありますが、現在のホームオーディオの市場は拡大しているとはいえません。しかし、カーオーディオは拡大しており新しいスピーカーユニットの開発に積極的です。ホームオーディオ用のユニットの標準的なインピーダンスは8オームでしたがカーオーディオ用は4オームが標準です。新たにカーオーディオ用として開発されたユニットをアレンジしてホームオーディオ用に使用するメーカーが続出したため最近のスピーカーでは4オームが増え...インピーダンスの不思議vol.4

  • インピーダンスの不思議 vol.3

    『インピーダンスの不思議vol.2』の続きです。同じことがパワーアンプにも言えます。アナログパワーアンプには真空管アンプと半導体アンプがありますが、一般的なものであれば半導体アンプの内部抵抗(出力インピーダンス)は0.1オーム以下です。回路図ではこうなります。Rの抵抗値が0.1オーム以下ということです。仮にパワーアンプの無負荷出力が10v、出力インピーダンスが0.1オームだとします。この場合の合成抵抗は8+0.1=8.1オームです。スピーカーに流れる電流はI=E/R=10÷8.1=1.23Aです。スピーカーから出力される電力はP=I^2(二乗)✕R=1.23✕1.23✕8=12.1wとなります。真空管アンプの場合はどうでしょうか?真空管アンプの内部抵抗(出力インピーダンス)は1~30オームです。仮に、出力インピ...インピーダンスの不思議vol.3

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