山形山は、天空の聖なる畑
細い山道を登っていくと、鬱蒼とした木々の向こうに突然、明るく開けた空間があらわれた。5月の眩しい日差しが畑一面に降りそそぎ、作物の葉が気持ちよさそうに風に揺れている。まるで、天空の聖なる畑だ。この日は、朝から松田さんと大沼さんが落花生の定植を行っていた。米山さん曰く「良い作物を作るためには、良い種を植えることが大事」とのこと。種を一粒ずつ人の手でチェックし、選別された良質な種のみを植えるという。また、生育のバラつきをなくすために、土の深さや土のかけ方などを細かく決めて、すべての種を同じ条件で植えることも大切なのだそうだ。体調が悪い日でも、ここに来ると元気になるという米山さん。“虹色クラブ”にちなんで紫のポロシャツと緑色のオーバーオールというカラフルな出で立ちで「体は衰えても、心は衰えない」と語るその顔は、イキイ...山形山は、天空の聖なる畑
2021/05/31 16:33