西郷隆盛像を作成した彫刻家古賀忠雄を描かせてもらいました。と言って冒頭のみなのですが。古賀忠雄の彫刻は佐賀城内にあります。歴史資料館に行った時同時に取材してきました。モダニズム、特異な作風がもてはやされた時代にナチュラルでリアルで力強い庶民をモチーフに自分の作風を貫いた人です。20世紀の彫刻というと、どうしてもブランクーシだとかラディカルなものばかりに目が行くというかあまりにも「新しい芸術」を追いすぎて…じゃあ芸術って一体なんだったのか。見る人とは乖離して行った気はします。それでどんどん「アート」は発展していったのでしょうがおかげで「馬鹿は見るな」という世界になっていきました。専門的なことを学ばないなら見てはならないだからこそ美術館に収蔵されて然るべき果たしてそういうものなのか…それでどんな風に描くかって...彫刻家、古賀忠雄の漫画について