舞台色々
「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」原案・構成・演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ。原作の主要人物の役割を別のキャラ達で演じてラストも変更しているが、子供達の閉塞感はある群像劇。窪田正孝さんは梶さん的な役。エヴァの戦いを俳優の動きと同時に数人で人形を操作してるのが面白い。舞台『兎、波を走る』国を脱走した兎は娘・アリスを探す母親に出会う。兎は娘を知っており、娘は不思議の国にいて帰れない。兎は自分達兎のことや娘に何があったのかを語る。某国に渡ったが支配され手足になり娘は見捨てて脱走した。一方の遊園地の話は寓話的。物語の真相は拉致問題。舞台だからこその形で示す問題定義。「もうそうするしかない国」のダブルミーニングが深い。舞台「ツダマンの世界」松尾スズキ作・演出。作家と妻と弟子が自殺を図るシーンから遡る、小説家のツダマンこと津田万治の半生。昭和初期から戦後の文化人達や女達との関わり。欲に塗れ...
2024/06/28 20:07