山紫水明の地 その8
今年もようやく夏が過ぎ、酷暑や雑草との戦いが終わって、ホッとしている。雨の無い日照りが長く続いたので、茄子と南瓜は枯れて不作だったが、モロッコいんげん・オクラ、ブルーベリーは豊作だった。ピーマンは、霜が降りる頃まで、まだたくさん採れる。胡瓜とトマトは、例年並みだった。亡父が7年前に植えた温州みかんの木が、たわわに実り、色づき始めている。試しに家族で食べてみると、皮も薄く芳香強く、味もスーパーで買ったものに劣らない。「蜜柑がなるような(温暖な)土地に住まなきゃ駄目だ」と雪国育ちの父は、子どもの頃に兄(私の伯父)から言われたそうだ。父が存命中は、固い実が年に数個しか採れず、気候的に温暖さが足りないのかと諦めかけていたが、亡くなった翌年(昨年)から実の数がぐっと増え、今年は結構美味しい果実がたくさん採れるかも知...山紫水明の地その8
2024/10/21 15:56