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きままに季語 http://blog.livedoor.jp/natusunao17/

生活する女達の日々や俳句を、発表する冊子「瓔(ヨウ)」 瓔の仲間の素敵な俳句を写真と共に紹介します。

ポエムブログ / 俳句

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SUNAO
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住所
枚方市
出身
熊本県
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2012/05/03

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  • 田草取

    瓔の仲間は町に住んでいる人が多いので、農業に関連している俳句が少ない。田植えの後、早苗の根がついてから草取りをする。根がついて十日後に行うのが一番草で、ほぼ十日おきに二番草、三番草と行うらしい。日曜日の雨。農家の人は、田草取をしているのだろうか。息つげる

  • すももはよく食べるが、杏は生のものを食べることはほとんどない。ジャムや干し杏は時々食べる。中国北部原産で日本には古くから渡来したらしい。あんずあまさうなひとはねむさうな 室生犀星ゆくゆくは独りと思ふ杏の実 しのざき杳「ただいま」の声の恋しく杏煮る

  • 水無月

    旧暦六月の異称。水無月の名は字義どおり梅雨が明けて水も涸れることからとする説の他、水を田に注ぎ入れることから水の月の意とする説もある。旧暦六月なら、新暦七月のことか。でも六月として使っていると思う。水無月や風に吹かれに古里へ 鬼貫水無月や井戸祀られし半

  • 名越の祓

    旧暦六月晦日に行う祓のこと。新暦となってからは六月三十日、七月三十一日に行う神社とさまざま。今日は歯医者の予約をしていた。一時間も早く行ってしまったので、近くの神社などで時間をつぶした。階段を登ったら、本殿の前に茅の輪が設置されていた。くらき滝茅の輪の奥

  • トマト

    今は年中売っているトマト。お弁当にプチトマトを入れると華やかになる。高原で出来る野菜なので夏野菜ではないかも。でも夏野菜の代表だよね。起きし子と朝の挨拶トマト切る 高橋笛美素のわたしと素のまゆちゃんと地のトマト 笹村恵美子トメィロゥと孫に正され食ぶtom

  • 若楓

    若楓は若葉の楓の略。青楓とともに古歌に詠まれてきた伝統をもつ言葉。へぇーそうだったんだ。今は青もみじということが多いのでは。さみしさも透きとほりけり若楓 永島靖子若楓やたらさびしいお昼です はしもと風里青楓ココロ乾燥注意報 たかはしすなお枚方三ノ宮

  • 梅雨

    先週の末にやっと梅雨入りした。昨日も降ったり止んだりで梅雨らしかったのに、今日は曇りだが降らない。今年は春先に雨が多かったが、6月に入り降らなかった。蒸し蒸しする気候は嫌だが雨が降らないとやはり困る。梅雨深しさみしくて魚発光す 小澤 實番傘の出払つてゐ

  • 冬でもお風呂に入ってり着替えるときは裸だが。やはり夏には常に裸っぽい姿でいることが多い。今は冷房があるので裸で過ごすことは少ないかな。裸の子裸の父をよぢのぼる 津田清子逃げ足のはやき裸のこどもかな 種田果歩すっぽんぽんの子供が二人神の森 鈴木みのり

  • 冷酒

    今朝も良い天気。昨日梅雨に入ったそうだが。夕方には雨が降るそうだが。ちょっと蒸し蒸しするこんな日は、晩酌には冷酒。山中の木々の匂へる冷し酒 大木あまり冷酒や宇野重吉の嗄れ声 波戸部のばら雲は緋に山黒ぐろと冷し酒 松井季湖「ロックでおいしい!日本酒。

  • 緑蔭

    日陰に入ると涼しい日が続いた。特に風があり、木の下だと天国だ。緑蔭とは青葉若葉の繁った涼しい木蔭のこと。街の中では無理かな。花嫁を緑蔭に立ち見送りぬ 田中裕明緑蔭のおしゃべり響子さんの椅子 おーたえつこ「献血車は→」緑陰へ誘導す 辻 水音川辺の緑陰

  • 蜜豆

    しばらくブログを休んだ。我家だけ怪奇現象が起きたみたいで、急に電気が切れたり反対についてない電気や冷房がついたり。そして私のパソコンはつけていなかったのに、やられてしまった。電源を入れてもスントも動いてくれない。なんやかんやで今日だ。でもブログを書かない

  • 夏燕

    夏の燕の総称。燕だけなら春の季語。燕は春に渡来して夏の間に二回産卵する。燕は忙しすぎるのでは。今年燕はよく見かけたが、写真に収められなくて今になった。六本木ヒルズの夜明け夏燕 小澤克己夏つばめ黄色いリボンそよぐそよぐ つじあきこ海までの急坂道を夏つば

  • 水馬

    水の上をスイスイと滑っている虫。忍者が水面を歩くのに使ったのは「水蜘蛛」という道具らしい。なぜ「水馬」ではなかったのかな。蜘蛛の方が強そうか。いつからの一匹なるや水馬 右城暮石ユンケルを飲んではじけるあめんぼう 鈴木みのりだしぬけに取りみだしたるあめ

  • 日盛

    まだ六月というのに「日盛」なんて。でも水曜日も木曜日もそして今日も盛夏だ。この時期にこんな季語を使っていたら、どうする7月8月は。日盛りのどの家も留守濱に死者 中原道夫日の盛快速電車は止まらない 辻 響子日盛りをゆるやかに自死廃屋は 波戸辺のばらこれ

  • ががんぼ

    蚊蜻蛉、蚊姥(カノウバ)とも言われる。蚊に似ているが、蚊ではなく刺すことはない。ががんぼの脚狼狽へるため長し 後藤比奈夫蚊の姥やスタートボタンぐぐと押し 辻 水音ががんぼに赤んぼの舌ちろちろと おーたえつこ玄関のドアを閉めると、何かいる。あまり見か

  • ハンカチ

    ハンカチは夏の季語。昔は汗拭きだった。汗はもちろん夏の季語。そういえばおばあちゃんたちは、「ハンケチ」と言ってた。なんか面白い言葉だな。ハンケチ振って別れも愉し少女らは 富安風生泣かしやんせ泣かしやんせとハンカチを はしもと風里たくさんの涙を吸うたハ

  • 梅雨

    梅雨は時候でなく天文にはいる。梅雨明、梅雨寒は時候なのだ。梅雨は雨だから天文?今年はいつ梅雨に入るのかな。青梅雨の湯あがりをまだ灯ともさず 岡本 眸暴れ梅雨いずれ燃やそう古手紙 近藤 綾鍵合へばひらく梅雨空かもしれず はしもと風里6月7日水田に苗が植

  • ヒキガエルってたぶん見たことがない。そしてこの記事を書いている時にわかったことがある。ヒキガエルとウシガエルは違うこと。私はウシガエルの鳴き声を聞いて記事を書こうと思った。暮六つにはお寺におります蟇 前田吐実男焼け残るお蔵の柱蟇の声 たかはしすなおひ

  • 蜘蛛

    いつの頃だろうか、蜘蛛が何処にでも居て踏みそうになったりしていた。でも今年は、蜘蛛をあまり見ないのだが。これは気候変動のせいなのだろうか。食糧難に昆虫食って言うけど、昆虫もいなくなるのでは。蜘蛛の囲のやぶれ向かうに在る昨日 山元志津香恋文に紙魚くもの囲

  • 水草の花

    睡蓮・河骨・蓴菜・蛭蓆・沢瀉・水葵その他、多くの水草は夏に花を開く。睡蓮や河骨などは、単体でも季語になるのに、何故に水草の花で括るのだろう。あまり知られていない水草の花もひっくるめて「水草の花」なのかな。今日は雨が降りそうで降らない日だ。石組に滝跡ありて

  • 青梅

    5月14日にも青梅でアップしたのに今日もまた。生活範囲が狭いので、季語がなかなか増やせない。それなりに季節は感じているのだが。母より小包大家より青梅 如月真菜青梅やおとしてみたきひとのもの 種田果歩青梅のころんと落ちて母のこと つじあきこ去年もたくさん

  • 栗の花

    久し振りに見た栗の花。折角なので栗の花で今日はアップする。以前はバス停に行くまでに、道に栗の花が覆いかぶさっていた。そこへ行くまでに香で咲いているのがわかった。雨の日の翌日は、蚯蚓のような栗の花が溝に落ちていた。台風で折れてしまった。季節を感じるものが減

  • 夏の星

    春の星の時はイヌフグリの写真を使っていたような。夏の星は何を使ったかな。星の写真を使っていないのは確かだ。今回も花の写真で誤魔化す。人形に生死の無くて旱星 永井純子星涼し山と息づく美術館 笹村ルル父さんとかわりばんこに夏の星 林田麻裕なんか紫色の小

  • 吊忍

    吊忍とは羊歯植物の忍草の根茎を束ねたものを軒端や窓に吊るしたもの。夏らしくいかにも涼しい気分になる。それに視界の5%以上にグリーンがあると、リラックス効果があるそうだ。偉大なるグリーン!それを上手に取り入れた知恵だ。風道の果ての軒なり吊しのぶ 金森幹子

  • 紫陽花

    6月に入りそろそろ梅雨かな。梅雨の花は紫陽花や菖蒲だ。我家の紫陽花も咲き始めた。田に水を張つて紫陽花あかりかな 山上樹美雄アイリッシュハープ弾く外は紫陽花 つじあきこ胸騒ぐ波打つ柏葉紫陽花 松井季湖坂道を登っていくと左手の石垣から柏葉紫陽花が。ふつう

  • 夏野

    今朝は雨の音で起きた。天気予報で雨って言ってた。天気と思っていたのに。すごい雨雲が上空を通過したようだ。ところで今日は夏野。夏野なんて旅行に行かないと実感できないだろう。でも俳句だけでも旅行気分。十二時の大砲ひびく夏野哉 正岡子規指文字の子等弾みゆく大

  • 枇杷

    枇杷って美味しいのだが、種が多くて食べる所が少ない。なんだか損をしている気になる。上等の枇杷を買ったらそんなことないのかな。びわ熟れる土星にいとこいる感じ 坪内稔典御供の枇杷ころげ落ちころげ落ち 小山佳栄鈴なりの枇杷ざわざわとゆさゆさと 桐村日奈子

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