今日は冬至。南瓜を食べたり、柚子湯に入ったり。我家は今日は南瓜はどうしようかな。柚子湯は、柚子を買ってないので、みかんの皮の湯で我慢。柚子湯出て山姥のごと横坐り 大木あまり検査後の気持ちのゆるむ柚子湯かな はしもと風里ちち真似てあぁあ極楽冬至風呂
瓔の仲間は町に住んでいる人が多いので、農業に関連している俳句が少ない。田植えの後、早苗の根がついてから草取りをする。根がついて十日後に行うのが一番草で、ほぼ十日おきに二番草、三番草と行うらしい。日曜日の雨。農家の人は、田草取をしているのだろうか。息つげる
すももはよく食べるが、杏は生のものを食べることはほとんどない。ジャムや干し杏は時々食べる。中国北部原産で日本には古くから渡来したらしい。あんずあまさうなひとはねむさうな 室生犀星ゆくゆくは独りと思ふ杏の実 しのざき杳「ただいま」の声の恋しく杏煮る
旧暦六月の異称。水無月の名は字義どおり梅雨が明けて水も涸れることからとする説の他、水を田に注ぎ入れることから水の月の意とする説もある。旧暦六月なら、新暦七月のことか。でも六月として使っていると思う。水無月や風に吹かれに古里へ 鬼貫水無月や井戸祀られし半
旧暦六月晦日に行う祓のこと。新暦となってからは六月三十日、七月三十一日に行う神社とさまざま。今日は歯医者の予約をしていた。一時間も早く行ってしまったので、近くの神社などで時間をつぶした。階段を登ったら、本殿の前に茅の輪が設置されていた。くらき滝茅の輪の奥
今は年中売っているトマト。お弁当にプチトマトを入れると華やかになる。高原で出来る野菜なので夏野菜ではないかも。でも夏野菜の代表だよね。起きし子と朝の挨拶トマト切る 高橋笛美素のわたしと素のまゆちゃんと地のトマト 笹村恵美子トメィロゥと孫に正され食ぶtom
若楓は若葉の楓の略。青楓とともに古歌に詠まれてきた伝統をもつ言葉。へぇーそうだったんだ。今は青もみじということが多いのでは。さみしさも透きとほりけり若楓 永島靖子若楓やたらさびしいお昼です はしもと風里青楓ココロ乾燥注意報 たかはしすなお枚方三ノ宮
先週の末にやっと梅雨入りした。昨日も降ったり止んだりで梅雨らしかったのに、今日は曇りだが降らない。今年は春先に雨が多かったが、6月に入り降らなかった。蒸し蒸しする気候は嫌だが雨が降らないとやはり困る。梅雨深しさみしくて魚発光す 小澤 實番傘の出払つてゐ
冬でもお風呂に入ってり着替えるときは裸だが。やはり夏には常に裸っぽい姿でいることが多い。今は冷房があるので裸で過ごすことは少ないかな。裸の子裸の父をよぢのぼる 津田清子逃げ足のはやき裸のこどもかな 種田果歩すっぽんぽんの子供が二人神の森 鈴木みのり
今朝も良い天気。昨日梅雨に入ったそうだが。夕方には雨が降るそうだが。ちょっと蒸し蒸しするこんな日は、晩酌には冷酒。山中の木々の匂へる冷し酒 大木あまり冷酒や宇野重吉の嗄れ声 波戸部のばら雲は緋に山黒ぐろと冷し酒 松井季湖「ロックでおいしい!日本酒。
日陰に入ると涼しい日が続いた。特に風があり、木の下だと天国だ。緑蔭とは青葉若葉の繁った涼しい木蔭のこと。街の中では無理かな。花嫁を緑蔭に立ち見送りぬ 田中裕明緑蔭のおしゃべり響子さんの椅子 おーたえつこ「献血車は→」緑陰へ誘導す 辻 水音川辺の緑陰
しばらくブログを休んだ。我家だけ怪奇現象が起きたみたいで、急に電気が切れたり反対についてない電気や冷房がついたり。そして私のパソコンはつけていなかったのに、やられてしまった。電源を入れてもスントも動いてくれない。なんやかんやで今日だ。でもブログを書かない
夏の燕の総称。燕だけなら春の季語。燕は春に渡来して夏の間に二回産卵する。燕は忙しすぎるのでは。今年燕はよく見かけたが、写真に収められなくて今になった。六本木ヒルズの夜明け夏燕 小澤克己夏つばめ黄色いリボンそよぐそよぐ つじあきこ海までの急坂道を夏つば
水の上をスイスイと滑っている虫。忍者が水面を歩くのに使ったのは「水蜘蛛」という道具らしい。なぜ「水馬」ではなかったのかな。蜘蛛の方が強そうか。いつからの一匹なるや水馬 右城暮石ユンケルを飲んではじけるあめんぼう 鈴木みのりだしぬけに取りみだしたるあめ
まだ六月というのに「日盛」なんて。でも水曜日も木曜日もそして今日も盛夏だ。この時期にこんな季語を使っていたら、どうする7月8月は。日盛りのどの家も留守濱に死者 中原道夫日の盛快速電車は止まらない 辻 響子日盛りをゆるやかに自死廃屋は 波戸辺のばらこれ
蚊蜻蛉、蚊姥(カノウバ)とも言われる。蚊に似ているが、蚊ではなく刺すことはない。ががんぼの脚狼狽へるため長し 後藤比奈夫蚊の姥やスタートボタンぐぐと押し 辻 水音ががんぼに赤んぼの舌ちろちろと おーたえつこ玄関のドアを閉めると、何かいる。あまり見か
ハンカチは夏の季語。昔は汗拭きだった。汗はもちろん夏の季語。そういえばおばあちゃんたちは、「ハンケチ」と言ってた。なんか面白い言葉だな。ハンケチ振って別れも愉し少女らは 富安風生泣かしやんせ泣かしやんせとハンカチを はしもと風里たくさんの涙を吸うたハ
梅雨は時候でなく天文にはいる。梅雨明、梅雨寒は時候なのだ。梅雨は雨だから天文?今年はいつ梅雨に入るのかな。青梅雨の湯あがりをまだ灯ともさず 岡本 眸暴れ梅雨いずれ燃やそう古手紙 近藤 綾鍵合へばひらく梅雨空かもしれず はしもと風里6月7日水田に苗が植
ヒキガエルってたぶん見たことがない。そしてこの記事を書いている時にわかったことがある。ヒキガエルとウシガエルは違うこと。私はウシガエルの鳴き声を聞いて記事を書こうと思った。暮六つにはお寺におります蟇 前田吐実男焼け残るお蔵の柱蟇の声 たかはしすなおひ
いつの頃だろうか、蜘蛛が何処にでも居て踏みそうになったりしていた。でも今年は、蜘蛛をあまり見ないのだが。これは気候変動のせいなのだろうか。食糧難に昆虫食って言うけど、昆虫もいなくなるのでは。蜘蛛の囲のやぶれ向かうに在る昨日 山元志津香恋文に紙魚くもの囲
睡蓮・河骨・蓴菜・蛭蓆・沢瀉・水葵その他、多くの水草は夏に花を開く。睡蓮や河骨などは、単体でも季語になるのに、何故に水草の花で括るのだろう。あまり知られていない水草の花もひっくるめて「水草の花」なのかな。今日は雨が降りそうで降らない日だ。石組に滝跡ありて
5月14日にも青梅でアップしたのに今日もまた。生活範囲が狭いので、季語がなかなか増やせない。それなりに季節は感じているのだが。母より小包大家より青梅 如月真菜青梅やおとしてみたきひとのもの 種田果歩青梅のころんと落ちて母のこと つじあきこ去年もたくさん
久し振りに見た栗の花。折角なので栗の花で今日はアップする。以前はバス停に行くまでに、道に栗の花が覆いかぶさっていた。そこへ行くまでに香で咲いているのがわかった。雨の日の翌日は、蚯蚓のような栗の花が溝に落ちていた。台風で折れてしまった。季節を感じるものが減
春の星の時はイヌフグリの写真を使っていたような。夏の星は何を使ったかな。星の写真を使っていないのは確かだ。今回も花の写真で誤魔化す。人形に生死の無くて旱星 永井純子星涼し山と息づく美術館 笹村ルル父さんとかわりばんこに夏の星 林田麻裕なんか紫色の小
吊忍とは羊歯植物の忍草の根茎を束ねたものを軒端や窓に吊るしたもの。夏らしくいかにも涼しい気分になる。それに視界の5%以上にグリーンがあると、リラックス効果があるそうだ。偉大なるグリーン!それを上手に取り入れた知恵だ。風道の果ての軒なり吊しのぶ 金森幹子
6月に入りそろそろ梅雨かな。梅雨の花は紫陽花や菖蒲だ。我家の紫陽花も咲き始めた。田に水を張つて紫陽花あかりかな 山上樹美雄アイリッシュハープ弾く外は紫陽花 つじあきこ胸騒ぐ波打つ柏葉紫陽花 松井季湖坂道を登っていくと左手の石垣から柏葉紫陽花が。ふつう
今朝は雨の音で起きた。天気予報で雨って言ってた。天気と思っていたのに。すごい雨雲が上空を通過したようだ。ところで今日は夏野。夏野なんて旅行に行かないと実感できないだろう。でも俳句だけでも旅行気分。十二時の大砲ひびく夏野哉 正岡子規指文字の子等弾みゆく大
枇杷って美味しいのだが、種が多くて食べる所が少ない。なんだか損をしている気になる。上等の枇杷を買ったらそんなことないのかな。びわ熟れる土星にいとこいる感じ 坪内稔典御供の枇杷ころげ落ちころげ落ち 小山佳栄鈴なりの枇杷ざわざわとゆさゆさと 桐村日奈子
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今日は冬至。南瓜を食べたり、柚子湯に入ったり。我家は今日は南瓜はどうしようかな。柚子湯は、柚子を買ってないので、みかんの皮の湯で我慢。柚子湯出て山姥のごと横坐り 大木あまり検査後の気持ちのゆるむ柚子湯かな はしもと風里ちち真似てあぁあ極楽冬至風呂
寒くてよく晴れた日は夜に霜が降りる。そんな夜のことを霜夜という。近頃は真冬並みの寒さと言っているが、霜は降りているのかな。霜の夜の膝送りせる通夜の席 朝妻 力『ナルニア国物語』読む霜夜かな おーたえつこ連弾の指輪をはずす霜の夜 火箱ひろこれなんだか
初冬にさっと降ってさっと上がる雨で、山地や山沿いに降る雨を時雨という。ひょっとして、いつも書いてるかな。今朝廃品回収の新聞紙を出していたら、小ぶりの雨が。そしてすぐ止み、また降ってきた。けっして山地ではないがこれは時雨だろうと確信。時雨虹消えて舟音残しけ
昭和の時代、おコタに入って蜜柑を食べるのが日常だった。今もそんな家庭が多いかな。我家は早くにこたつをなくしたので、そんな光景はない。くつろげば蜜柑を剥いてをりし指 稲畑汀子時々は無になる時間蜜柑剥く つじあきこ蜜柑盛る子ども食堂テーブルに 波戸辺の
寒菊とはキク科の多年草、油菊を園芸化したもの。12月から1月ごろ黄色い花をつける。俳句では遅咲きの菊が咲き残っているのを冬菊・寒菊をして詠むことが多い。寒菊という菊があったのだ。冬菊のまとふはおのがひかりのみ 水原秋櫻子ぐわんばつて寒菊ヒマラヤユキノシ
冬野と枯野が主季語としてある。冬野の傍題として「雪野・雪原」がある。枯野の傍題は「枯野道・枯野人」である。同じような季語と思うが違うのだ。冬野の中に枯野があると思ったらいけないようだ。冬野より父を呼ぶ声憚らず 福永耕二手のなかの携帯電話鳴る冬野 はし
冬の雲が主季語として載っていない歳時記もある。角川文庫の歳時記では「冬空を一面に覆う雲、固まって凍りついたような雲、入日に照らされて雲など、いずれも寒々しい。」とある。寒雲の影をちぢめてうごきけり 石原八束寝ころんだ父さんみたい冬の雲 林田麻裕赤ちゃ
今日は北風が吹き、時々雨も降った。寒波とまでは言わないが寒かった。北の方では雪も降っているので、寒波かな?寒波来るずんずんと来る妊婦来る 鶴濱節子寒波来て忘れられたる誕生日 波戸辺のばらソ・ラの音欠ける鍵盤寒波来る 近藤かなこの日はそれほど風も吹い
冬木は落葉樹に限らず常緑樹も含めて、寒さをじっとしのいでいる樹木を言う。枯木は常緑樹のみ。そうなんだ。そらそうだ納得。昏れて無し冬木の影も吾が影も 三橋鷹女冬木立シャガールの赤並べたき 種田果歩冬木立マシュマロくらいの嘘ひとつ 田邉好美桜の頃に載せ
朝起きた時は曇っていたので、寒い日かと思ったけど。陽が差してきて、少し温くなってきた。旗のごとなびく冬日をふとみたり 高浜虚子欲張りは君のせいだよ冬日向 林田麻裕駄菓子屋の炭酸せんべい冬日さす たかはしすなお冬日の温かさは、写真で表現しにくい。でも
月は綺麗に撮れないので、どうしようか迷うのだが。傘を被ったような月が出たので。神官に自宅ありけり寒の月 宇多喜代子寒月や八百屋の裏に猫広場 笹村恵美子暗みより暗みに渡る冬の月 小川礼子彩雲のような雲になっている。なんともボーっとした月だ。これを傘(
もう12月の10日。三分の一は過ぎた。師走は言わずもがな旧暦12月の異称。誰でも知ってるよね。極月の水もらひけり鋏研 安東次男極月のフジ子ヘミング笑ひけり 太田悦子極月のシャンプー台に仮寝かな はしもと風里今日の大阪天満宮。酒樽も新しくなったような
夕焼は夏の季語。冬の夕焼は束の間燃えて、すぐに色あせる。夏の夕焼、春や秋の夕焼とどう詠み分けるか留意すること。と歳時記に。それは難しすぎるだろう。空港は別るるところ冬夕焼 谷中隆子反骨のおばあの辺野古寒茜 武智由紀子羅城門郵便局留寒夕焼 火箱ひろ公
昨日、比叡山延暦寺に行ってきた。寒くなると天気予報で言ってたので、それなりの防寒をして行った。初めは大丈夫だったが、やはり冷え込んできた。昨日は「大雪」との事、雪は降らなかったが寒かった。鯖の道冷たき手足もていそぐ 柿本多映寺町やひえびえとして地下画廊
冬は空気が冷たく澄んでいるので、星がくっきり見える。でも寒いのでゆっくり見ることは出来ない。ダウンジャケットを着て見ようか。でも都会では星の数は少ない。冬の星神々の棲む峰白く 宇井十間シンデレラエキスプレスの冬銀河 稗田夏子冬銀河シナントロプスペキネ
十二月に入って6日もたったのです。なんと早いこと。気温の方も少しづつ冬に近づいている。街はクリスマス気分。今年は聖樹が目立つような気がする。エンピツは夜中に歩く十二月 中原幸子十二月みな旅人の顔をして 火箱ひろ十二月八日赤いチラシを手渡され 波戸辺の
今年の紅葉は色が汚いと思っていたが、最近になって鮮やかな紅葉を見る。色が悪いと思っていたのは、まだ時期が早かっただけかな。気温が下がらないと、色づかないというのは本当なのだ。冬紅葉冬のひかりをあつめけり 久保田万太郎ゆったりと冬の紅葉の中を鯉 たかは
小春とは陰暦十月の異称。新暦の十一月にあたる。冬の初めの春に似たおだやかな日和のこと。もう十二月も四日だが、一昨日、昨日と春のような陽気だったので。小春日のをんなのすはる堤かな 室生犀星小春日の新郎は我が息子です おーたえつこ名刹の東司覗くや小六月
恒例の冬林檎が送られてきた。緑色と赤色と。とても美味しい。それに林檎は日持ちもするので助かる。もの思ふ年頃なりし冬林檎 寺田すず江口数の少ない人や冬林檎 つじあきこ深井戸へああと叫べば冬りんご 辻 水音箱で来た。二段になっている。少し姑が取ったがあ
北風が吹いたと思ったら温くなったりする。まぁ自然だから仕方ないかな。それでも今年の冬には慣れないな。おしなべて眼にするものの冬ぬくし 清崎敏郎手になじむ暮らしの道具冬ぬくし 松井季湖冬暖か君に目薬差したげる 林田麻裕もう12月だというのに、庭で茄子
今日は冬至だ。季語を冬至にしようと思ったが、瓔の俳句は使い果たしている。それで昨日は寒かったが、天気だったので冬晴にした。冬晴やできばえのよき雲ひとつ 岡田史乃フラミンゴ寒晴に緋色したたらせ のざきまみこ冬晴れや庭師がたんと葉を落とす 林田麻裕だん
冬らしい気温になってきたが、まだ凍るほどではない。天気予報では明日ぐらいは-1℃になっているが。水道管は大丈夫かな。影すでに凍てておるなり暦売 田川飛旅子凍つる夜の猫抱けば血のかよふ音 松井季湖花束のセロハンくしやと凍ててをり 太田悦子12月18日の朝焼
落葉樹に限らす常緑樹も含めて、寒さをじっとしのいでいる樹木を言う。葉を落として裸木となった落葉樹はことに寒々とした印象がある。これは歳時記に書いてあった。冬木描くいきなり赤を絞り出し 橋本美代子学内に礼拝堂や冬木立 種田果歩友だちは見つかったかな冬木
本当は冬の池にするつもりだったが、色々考えて冬の水。冬の池・冬の湖・冬の滝なんて季語の俳句がすこしづつある。もうこれを冬の水にまとめることにした。あまりに大雑把すぎるが、これからも俳句が増えないような気がするので。冬にまとめても良いが・・・・。冬の水一枝の影も
冬になるとすべてのものが枯れていく。四季がある国はそんな感覚だ。ふと思ったが、熱帯地方はどうなんだろう。熱帯でも木は枯れる。それは寿命が尽きた時なのか。今日は枯蓮。枯蓮の水に気弱な日が映る 杉 良介へへへへと折れてをるなり枯蓮 火箱ひろ大輪の白咲く予
今日は寒くて寒くて、思わず床暖を入れた。ところで寒さに関係ないが、ハロウィーンが終わるとすぐにクリスマスの音楽が流れていた。そしてクリスマスツリーは11月の中頃から。なのでもうクリスマスには飽きて来ているような。もっとゆっくり行事を楽しもうよ。胎の子も数に
霧・靄・霞の違い。ほぼ同じものと思うのだが。角川の歳時記には「空気中の水蒸気が凝結してうっすらと漂う現象。 霧が乳白色であるのに対して薄青く見える。」と書いてあった。靄の方が、霧より遠くまで見えるそうだ。憂鬱をあそぶ寒靄じめりかな 池田澄子浮きあがる大
疑問がある。落葉、枯葉の違い。枯れた葉でも落ちていないのが、枯葉か。落葉は枯葉にはなっていないのもあるのか。難しいな。小窓より見る世の中は枯葉のみ 後藤恒子枯葉踏む同じ音たて鳥と人 畑田ほずみミュージカルな音と光と枯葉たち 浅井洋子これは以楽公園の
歳時記に面白い事が書いてあった。前も書いたかな。「冬の夕焼は束の間燃えて、すぐに色あせてしまいます。そして冷え冷えとした長い夜がやってきます。」そう言われたら納得か。確かに長い夜だ。紙芝居やつて来さうな冬夕焼 大橋はじめ寒茜猫待つ家に帰らねば 波戸辺
冬至にはいる柚子湯だが、この間買った柚子が萎びてきたので、12月22日の冬至まで待てない。そこで今日はいる事に。柚子湯もう握り潰してありし柚子 岩田由美冬至柚子くるむ袋を父が縫ふ 松井季湖柚子風呂の柚子が背中に回りこむ はしもと風里お風呂にぽとりと入れ
先週金曜日の枚方市駅の温度は2.3℃だった。午前7時だが。夏には39℃の表示をしていた温度計が。温暖化と言われながらも、冬になっている。でも昨日も今日も温か。フルートに指先痛む冬の朝 和田芳郎寒暁や真一文字の靴の紐 しのざき杳三世代ポタージュスープ冬の朝
木の葉、枯葉、落葉って微妙な違いがあるんだな。歳時記で木の葉は「散り行く木の葉、散り敷いた木の葉、また落ちようとして木に残っている葉をふくめていう。木の葉雨、木の葉時雨は、木の葉が雨のように降るさまを例えていう。」私、木の葉雨を勘違いしていた。木の葉散る
今日は朝から太陽の日射しが。こんな日は、きっと温かくなる。天気予報も、11月中旬の気温と言ってた。今年も暖冬だな。冬ぬくし志功の仏臍出して 有馬朗人一分の渡船の二人冬ぬくし 鈴木みのり冬あたたかぽつりぽつりと人と雨 笹村ルル今朝六時頃の空。きれいな三
来た!来た!来た!母へ千葉から青森のりんごが。いつも美味しいりんごをありがとう。たっぷりお裾分けをもらいます。不機嫌な顔も青春冬林檎 松山三千江途切れ無く保つ繋がり冬林檎 宮野了子それぞれに別れてその後冬林檎 火箱ひろこれがお裾分けのりんご。全部出
この間、日暮れが一番遅い日だったが、夜明は遅くなっているようだ。午前6時なんて、まだ真っ暗だ。日短か無口な野暮と根岸まで 鈴木 明短日の鎮守の森のすべり台 畑田ほずみ短日の犬連れ歩く御住職 辻 水音馬酔木のような花が咲いている。白い花に赤い実。苺の木
今日は二十四節気の「大雪」 日射しがあるはずが、ほとんどなく今にも雪がふりそうだが。やはり近畿では降らないな。なのに今日は「冬日」です。冬日を私は冬の太陽と、冬の一日と解釈している。厳密に分ける人もいるだろうが。大雑把な私は、なんでも大雑把。冬日が磨く骨
霜の説明をすると「よく晴れた風のない夜や朝に、空気中の水蒸気が屋外の建造物や田畑などの地表に触れて針状や板状の氷の結晶を生じたもの。」だそうだ。霜蹴って少年明日をかがやかす 村上子陽霜白く春日の杜に鹿の糞 たかはしすなお霜晴の水辺古家を開ける音 つ
今朝は日差しがないので底冷えだ。そんな朝、用事があるので枚方公園駅まで25分ほどを歩いた。着いたら改札口辺りが何か変。また人身事故で全線不通。仕方ないので家まで帰った。曽根崎やむかしの路地に月冴えて 鷲谷七菜子月冴ゆる電車が駅に着くメロディー 笹村恵美
昨日も今日も寒いのに、何故小春。そして小春は陰暦十月の異称なのに。陰暦十月は新暦の十一月。なのでもう終わっている。でもごめん、今日は「小春」小春日の一寸借りたき赤ん坊 飯田 晴たこ焼きをまっすぐに持つ小春日よ 林田麻裕小春日や笑ひのつぼがおんなじで
今朝は寒かった。思わず床暖のスイッチをON。蒲公英は春の季語。もちろんそうだ。だってたんぽぽは春の花の代表選手。でも夏だって、秋だって冬だって咲いてる。なので冬蒲公英。だけど私の歳時記には載っていない。冬たんぽぽ亀の欠伸を誘ひけり 溝越教子冬蒲公英振り返