「アミロイドβが認知症犯人説」はどう消えていくのか!
6月24日、MHKのクローズアップ現代は「”誤診”される認知症適切な治療を受けるには」というテーマでした。”誤診”というのなら正しい”診断”があるはずですが、実はそこに問題があって、エイジングライフ研究所は、現在流布されている認知症の診断そのものに大きな疑問を持っています。そろそろ巣立ち世の中で行われている診断の大きな前提は、アルツハイマー型認知症発症の原因を、アミロイドベータの蓄積による老人斑が正常な神経細胞にダメージを与えて萎縮が起き、その結果として脳機能を衰えさせるということに帰着させています。アミロイドベータを追求していくと行き詰るためにタウ蛋白に原因を求める立場もあります。この前提のもとに開発された認知症治療薬アデュカムマブやレカネマブについても、いくつか記事を書きました。認知症治療薬―天動説と...「アミロイドβが認知症犯人説」はどう消えていくのか!
2024/06/30 10:56