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ぽつお番長の映画日記 https://blog.goo.ne.jp/eigaban

映画ライター中村千晶(ぽつお)のコラム。最新映画を紹介。正直モットーですがネタバレはしません。

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2012/04/11

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  • リル・バック ストリートから世界へ

    メンフェスの路上から世界的ダンサーになった青年のドキュメンタリー。*************************************「リル・バックストリートから世界へ」71点★★★★*************************************テネシー州メンフェスのストリートから世界に轟くダンサーになった青年リル・バックのドキュメンタリー。というと、一人のダンサーの立身出世物語――と思いそうですがそれだけでなく周辺のダンサーや若者たちも紹介しながらメンフェスという時代に置き去りにされた「街」の物語になっている点が特徴的です。まずは1981年に創業し、地域の一大レジャースポットとなったローラースケートパーク「クリスタルパレス」が紹介される。名前も建物も”ザ・80年代”な雰囲気がたまらん!なここ...リル・バックストリートから世界へ

  • Summer of 85

    ひゃー!80年代カルチャー&みずみずしさにヤラレタ。「Summerof85」71点★★★★************************************1985年、フランスの海岸近くに住む16歳のアレックス(フェリックス・ルフェーヴル)は進路に悩むシャイな高校生だ。ある日、一人ヨットで沖に出た彼は突然の嵐に巻き込まれ、転覆してしまう。絶体絶命のアレックスを救ったのは18歳のダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)。急速に惹かれ合い、愛し合うようになった二人は「どちらかが先に死んだら、残されたほうは相手の墓の上で踊ろう」と誓いを立てるのだが――。************************************しょぱな、ザ・キュアーの「InBetweenDays」の軽快なギターが鳴る中、80年代のフラ...Summerof85

  • スザンヌ、16歳

    新時代のなまいきシャルロット!「スザンヌ、16歳」73点★★★★************************************パリに暮らすスザンヌ(スザンヌ・ランドン)は16歳。ちょっと大人びて、物静かな彼女はカフェでおしゃべりする同級生たちの輪に入らず黙ってテーブルクロスにソーダの水滴をたらしている。恋に憧れているけれど同年代の子たちは退屈なのだ。そんなある日、スザンヌは街の劇場の前で20歳ほど年の離れた舞台俳優ラファエル(アルノー・ヴァロワ)に出会う。どこか通じ合うものを感じた二人は早朝のカフェで、劇場で、少しずつお互いを知り、惹かれ合っていくのだが――。************************************スザンヌ・ランドン監督が15歳で書き上げた脚本をもとに19歳で自ら主演し...スザンヌ、16歳

  • レリック-遺物-

    怖くてもホラーはね、新感覚を持ってくるので、はずせないんですよ。「レリック-遺物-」69点★★★★**********************************森のなかの一軒家で一人暮らしをしている老女エドナ(ロビン・ネヴィン)。だが「彼女の姿が見えなくなった」という知らせがあり娘のケイ(エミリー・モーティマー)と孫のサム(ベラ・ヒースコート)が久々にエドナの家を訪れる。部屋の中には至る所にメモが貼ってありもういない犬のごはんが置いてあったりする。どうやらエドナは認知症に苦しんでいたようだった。ケイはしばらく前から母が「家のなかに誰かがいる」と電話で不安を訴えていたことを思い出す。しかしいったいエドナはどこに行ってしまったのか――。愛する祖母を助けたいとサムは母とエドナの家に泊まることにする。しかし、そこ...レリック-遺物-

  • モロッコ、彼女たちの朝

    モロッコ発の長編劇映画って日本初公開!なんだそう。「モロッコ、彼女たちの朝」73点★★★★***********************************モロッコの都市、カサブランカ。美容師のサミア(ニスラン・エラディ)が臨月の大きなお腹を抱え、路地をさまよっていた。仕事も失い、住む場所もないサミア。しかし、路地の人々は誰も、彼女を助けない。モロッコでは未婚の母はタブーであり誰も彼女に関わろうとしないのだ。そんななか、小さなパン屋を営むアブラ(ルブナ・アザバル)がサミアをこっそり家に招き入れる。女手ひとつで幼い娘ワルダ(ドゥア・ベルハウダ)を育てているアブラはサミアの窮状に知らんふりはできなかったのだ。「ふしだら」とされる未婚の母をかくまうことは客商売をするアブラにとってもリスキーだ。しかし翌朝、出ていこ...モロッコ、彼女たちの朝

  • ジュゼップ 戦場の画家

    こんな画家がいたとは知らなかったのです。「ジュゼップ戦場の画家」72点★★★★*************************************1939年、冬。スペイン内戦を逃れ、多くの人々が凍てつく山を越え、フランスへと向かった。が、たどり着いたフランスの強制収容所で彼らはフランス憲兵たちに貶められ、飢えと病魔に蝕まれていた。そんな収容所でジュゼップ・バルトリ(声=セルジ・ロペス)は一人、黙々と壁や地面に絵を描いていた。その様子を見たフランス人憲兵セルジュ(声=ブルーノ・ソロ)はほかの憲兵にナイショで、彼にノートと鉛筆を手渡す。やがて二人のあいだに友情が生まれるのだが――。*************************************実在の画家でイラストレーターのジュゼップ・バルトリの数奇...ジュゼップ戦場の画家

  • 名もなき歌

    淡いのに、めちゃくちゃ強い。「名もなき歌」73点★★★★*************************************1988年、ペルー。国は史上最悪のインフレに揺れ、市民は苦しい生活にあえぎ、各地でテロ活動が起こっていた。そんななか先住民の若い夫婦、23歳の夫(ルシオ・ロハス)と妊婦の20歳のヘオ(パメラ・メンドーサ)は田舎から上京し、露店でジャガイモを売りながら首都リマ近郊のバラックで暮らしていた。ある日、ヘオはラジオで「無料で妊婦を診てくれる」という告知を聞きある財団の産院を受診する。「安心して、ここで出産してくださいね」――そしてヘオは財団の産院で、女の子を出産する。だが、看護師たちは赤ん坊をヘオに抱かせずに連れ去った――。ヘオは地元の新聞社に「娘を盗まれた!」と訴えに行く。そして白人と先住...名もなき歌

  • パンケーキを毒見する

    こんなにこの人を詳しく知るなんて、複雑な気分ですよ(苦笑)******************************************「パンケーキを毒見する」72点★★★★******************************************「新聞記者」(19年)、「iー新聞記者ドキュメントー」(19年)などを手がけた制作会社スターサンズが菅義偉首相の人物像に迫るドキュメンタリー。といっても、しょっぱなから菅氏側の関係者にことごとく取材を拒否られた、という状況から映画はスタートし企画の困難さを思います。それでも古館寛治さんの軽妙なナレーションにのってノンフィクション『菅義偉の正体』を上梓したジャーナリストの森功氏やジャーナリストの鮫島浩氏らが、菅氏の人物像を解析していく。法政大学の上西充子...パンケーキを毒見する

  • イン・ザ・ハイツ

    最高にアガる!ミュージカル!「イン・ザ・ハイツ」78点★★★★************************************ニューヨーク市マンハッタン北部に位置するワシントン・ハイツ。移民が多く暮らすこの街で育ったウスナビ(アンソニー・ラモス)は両親が残した食料雑貨店を継ぎ日々を忙しく過ごしているものの心のどこかで「故郷プエルトリコに帰って、次の人生のステップを踏み出したい」と考えている。そんなある日、頭脳明晰で名門大に進学し「街一番の出世頭」と評判だったニーナ(レスリー・グレイス)がふらりと街に帰ってくる。ニーナに恋していたウスナビの友人ベニー(コーリー・ホーキンズ)は心中穏やかでない。そしてウスナビもまたデザイナーを夢見る魅力的なバネッサ(メリッサ・バレラ)に微妙なアプローチを試みるのだが――?!...イン・ザ・ハイツ

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