水を抱く女
切なく、張り詰めた余韻がいつまでも響いてとまらない。「水を抱く女」77点★★★★**********************************現代のベルリン。早朝のカフェで向かい合う男と女。どうやら男は女に別れ話をしているようだ。やがて、思い詰めた表情の女(パウラ・ベーア)が言う。「――殺すはめになる。知ってるでしょ?」――なにやらヤバい雰囲気だが、バイオレンスが始まるわけでなく女は仕事に戻り、ごく普通の日々がはじまる。彼女の名はウンディーネ。歴史家で、普段は博物館でガイドとして働いているのだ。その日、彼女はガイド中に別の男性クリストフ(フランツ・ロゴフスキ)と出会い、新たな恋が始まる。幸せなカップルの日々――だが、ある日、街でウンディーネが元カレとすれ違ったとき運命の歯車が回り出す――。********...水を抱く女
2021/03/27 03:34