〈ナタマメ(鉈豆⋅刀豆)〉 その名は長大な莢の形から
【江戸初期に渡来、若莢は福神漬け、豆は健康茶に】マメ科ナタマメ属のつる性1年草。原産地は熱帯アジアまたはアフリカといわれ、日本には江戸初期に渡ってきた。花は白かピンクの蝶形で、夏にかけ扁平の大きな莢を付ける。長さは通常30㎝ほどだが、時に50㎝前後になることも。その形状からナタマメという和名が付いた。英名でも「剣の豆」を意味するswordbeanと呼ばれる。莢の中の豆は白または紅色。学名は「Canavaliagladiata(カナバリア⋅グラディアータ)」。属名はインド南部マラバール地方のナタマメの現地名に由来し、種小名は「剣状の」を意味する。若い莢は福神漬けの材料になるほか、煮物や炒め物、天ぷらなどにも用いられる。乾燥豆は煎ってお茶に。血行促進や免疫力アップに効果があるそうだ。今年初めて栽培に挑戦した。...〈ナタマメ(鉈豆⋅刀豆)〉その名は長大な莢の形から
2024/09/29 15:26