グロテスクが魅力的すぎる身も蓋もない理由：GANTZ

無意味とグロテスク 人気コミックだと知りつつ、ページを繰ると凄惨な殺戮シーンがひしめいて、なんとなく避けていた作品。SNSで再認識し、dvdもいい具合に古くなってきたということで、あらためてチャレンジしました。 コミックは刊行されてる巻まで一気読み、つづいて映画も前後…

このひとたち何と戦っていたの？：ウォッチメン

あくびが出るのは大人の映画 知らないということは怖いことです。 同時に、幸福なことだと言えるのかも知れません。 日本のヒーローものに比べ、アメコミのそれは内容に厚みがあって…

よりにもよってなぜ緑？：インクレディブル・ハルク

ちょっと不思議じゃないですか？ 古参のアメコミキャラクター、ハルク。 テレビにもなっていたし、すでに映画化もされていたと思います。 え、また映画化してたの？ そんな感じをもちました。 嫌いじゃありませんが…

あっぱれ！ アナクロアニメの調理法：スピードレーサー

ハンパない原作へのリスペクト 1．ハリウッドがアメコミをリメイクすると、素敵にしぶく仕上がる。 2．日本で日本のマンガを映画化するとちょっと残念なケースもある。 3．ハリウッドが日本のアニメを映画化すると…… それが今回見た「

中年漢（オトコ）のかなわぬ願い：ヘルボーイ2・ゴールデンアーミー

鬼の子ってこんな感じかも 物語の冒頭、まだ幼ないヘルボーイがベッドの上でサンタを心待ちにしています。 親代わりのブルッ…

ゴーストライダー：超絶キャラデザインは日本発？

洋の炎、和の黄金 いったいどうやったらこんなキャラデザインになるのか？ 自分の発想の限界を思い知らされますホントに。 ドクロを燃やして、バイクで走らせてみました、って、、、 一度見たら忘れられません。 でも果たしてこれ、かっこいいんですかね？ そうじゃないから思い浮かばなかったのかも……、 ……と、ここまで書いて、かすかな記憶が脳裏をよぎる。 な〜んか見たことあるような？ …

手作り感たっぷりのプロトタイプにくすぐられる「アイアンマン」

実は二作目の「アイアンマン2」を先に見たので順序が逆になってしまったのですが、この一作目もしっかり楽しめました。 「2」を見た時は、ちゃらんぽらんでやんちゃなトニーのキャラクターがいまいち腑に落ちなかったのですが、それも本作でがっちりつかめて、今やすっかりにわか「アイアンマン」ファンになってます。 2008年に製作された作品ですから、乗り遅れどころの話じゃありませんね。でも「アベンジャーズ」が今年公…

どん底の期待値から見上げる「エレクトラ」

以前見た「デアデビル」に登場したヒロイン、エレクトラを主人公にした一本。 ヒロインものは嫌いじゃないです 、、、というかむしろ大好き。 スタイル抜群の美女がセクシーなコスチュームでバタバタと敵を倒していくところを見るとグっときますよね。 ……こない？ いや、そういう男たちはた…

トニーの未熟さが周りをふりまわす「アイアンマン2」の魅力

シリーズ2作目なんですが、最初の作品を見ないままいきなりこれを見てしまいました。 そのためか最初のうちは主人公のキャラがよくつかめず、少し戸惑いました。 アイアンマン自体のデザインも正直ちょっとどうかな〜という印象で、全体的な感想はというと、、、 おもしろかった〜！ 主人公のトニーは天才肌の科学者で、その技術力で巨大企業を率いている。おまけにスーパーヒーロー・アイアンマンでも…

X-メン

あらためて一作目を見ました。これで三回目かな。 「ファースト・ジェネレーション」については以前、つい長々と書いてしまいましたが、やっぱり一作目からいいですね〜。 ウルヴァリンかっけー。 日本のコンテンツではたいてい優越的な力として描かれる超能力が、かえって呪わしいものとして描かれているのがこのシリーズの魅力ですよね。それを象徴的に担うのがこの第一作のヒロインであるローグ。 彼…

デアデビル

暗赤色のレザー・コスチュームのデアデビル、見た目あんまりカッコいいとは言いにくいなぁ、、、 マスクの頭部につけられた二つの小悪魔風の突起も、キャットウーマンならまだしも、マッチョな男だとちょっと滑稽に見えてしまう。 悪魔というと洗練された細身のキャラクターを自分はイメージしてしまうのだけど、西洋には赤鬼風の、生気に満ち満ちた炎のような悪魔のイメージもあるようで、デアデビルはそういう悪魔なのかも…

リアル REAL

たぶん自分の半分、少なくとも三分の一くらいはマンガでできてるんじゃないかと思います（意味不明）。 生まれてこのかた、たくさんマンガを読んできました。 本棚が間に合わないので、最近はほとんど立ち読みですが。 すごいマンガはたくさんあると思いますけど、今読んでいるのは『リアル REAL』。一番心待ちにしているのも『リアル REAL』です。 井上雄彦氏による、バスケットを題材にした青春ストーリーで、挫折を…

日本のヒーローをもっと描きまくって欲しいアレックス・ロス

ハリウッド版マーベルコミックが好みなら、アレックス・ロスもツボなはず。 誰もがうなる圧倒的な画力に、ページをめくるたびにわくわくします。 Alex Ross Official Web Site http://www.alexrossart.com/ ウルトラマンとかガッチャマンとか、懐かしい日本のヒーローも描いているんですよね。 これがまたかっこいいのなんのって、、、 ハリウッドが日本のアニメを扱うと、マーベルを映画化した時と全然違って残念…

X-MEN ファースト・ジェネレーション

映画化されたマーベルコミックはどれも面白いけど、X-MENシリーズはまた格別。 シリーズ化しても全然劣化しないだけでもすごいけど、この「ファーストジェネレーション」で物語の厚みがさらに増した感じで嬉しさ倍増です。 マグニートの（ちょっとダサめの）ヘルメット いきなりですが物語のラスト、エリックがトレードマークのヘルメットをかぶって登場。 このヘルメット、コミックを再現したということ…

マイティ・ソー

マーベルコミックの映画化にハズレ無し！ ……もちろんヒイキ目入ってますが。 バットマン、X-MEN、スパイダーマン、、、 アメコミ好きにはどれもたまらないタイトル。 それぞれに思い入れもあるわけですが、そんなファンのハートにきっちり応えてくれるハリウッド、いい仕事しますよね。 で、このマイティ・ソー。 いささか時代がかったアナクロヒーローですが、どんな具合に解釈したのか気になってました。 dvdに…