おはようございます、京やの勝也です。 気温が上がり身体がついていくのが大変な季節に入ります。ここで涼しさのある模様。 「流水に…」という文様の構成は水の流れの…
東京都小平市の悉皆・呉服専門店「染と呉服京や」の三代目、猪上勝也のブログでございま す。
着物の歴史や文様の話。 呉服製作の技法の話。 呉服屋の日常、仕事の話。 着物、帯、襦袢、コート、羽織などの 着物コーディネートのコツをはじめ 着物の選び方や揃え方の話。 しみ抜きや洗張りなどのお手入れの話。
おはようございます、京やの勝也です。 8月も終わりですね。 涼しくなれば9月1日から単衣に衣替えですが暑ければ許容範囲である白露まで。今年は9月7日です。どん…
おはようございます、京やの勝也です。 強い台風が近づいています。できる対策をしつつ被害がないことを祈るばかりです。 台風の古い言い方に「野分(のわき)」があり…
おはようございます、京やの勝也です。 昨今は厳しい日差しに激しい雨が増えてきております。日傘に雨傘、傘が大活躍です。 着物の世界でも「傘」の模様は使われており…
おはようございます、京やの勝也です。 分かってはいるものの成人式の準備が進まないお客様もいらっしゃいます。ご本人は学業とアルバイト。お母様はお仕事。 時間を合…
おはようございます、京やの勝也です。 呉服は絹からつくられます。絹は繭(まゆ)からつくられます。繭は蚕(かいこ)がつくるサナギです。さて、着物一反に何匹の蚕の…
おはようございます、京やの勝也です。 俳優ユル・ブリンナーさんをご存知でしょうか?スキンヘッドが印象的な名俳優です。「王様と私」などが有名です。 ユル・ブリン…
おはようございます、京やの勝也です。 そろそろ七五三の準備の季節です。七五三のために着物を新調された方は最終寸法を決めるころですね。 子供の成長は草木の成長…
おはようございます、京やの勝也です。 昨晩、秋の虫の声に気付きました。暑い日が続いておりますが秋に近付いていると感じます。 夏物の着物や帯に待ち焦がれる秋を表…
おはようございます、京やの勝也です。 おばあ様やお母様から譲り受けた袋帯や名古屋帯で色や柄は気に入っているのに丈が短くて結べないものはありませんか? 女性の身…
おはようございます、京やの勝也です。 着物の形についてはこれまでにも書いているのですが、復習のつもりで。 着物の特徴の一つは「前で深く重ねる」ところでしょう。…
おはようございます、京やの勝也です。 今年も暑すぎるせいか蚊も元気がないように思います。さていろいろな文様、模様、図柄がある着物の世界ですが、普通の着物で「蚊…
おはようございます、京やの勝也です。 万葉の歌人山上憶良が読んだ歌から現在に伝わる秋の七草といえば萩、尾花、葛、女郎花、藤袴、撫子、朝貌の花。 尾花は風に吹か…
おはようございます、京やの勝也です。 染めの長い歴史の中で、「伝承が途切れた」のは明治維新と第二次世界大戦、そして現在です。 「技術の伝承」師弟関係でのみ受け…
おはようございます、京やの勝也です。 戦後は日常着が洋服に移行し、ウールや木綿や麻などの「太物」は減少しました。 経済成長によって「絹」が「普通」になりました…
おはようございます、京やの勝也です。 戦後復興期の新しい染めものに、「附下げ」があります。 現在では仕立て上がると模様が少ない訪問着のようになっていますがその…
おはようございます、京やの勝也です。 江戸時代の染めで「江戸小紋」を飛ばしてしまいました。 ご存知の通り、江戸小紋は武士の裃(かみしも)から着物に移行した技法…
おはようございます、京やの勝也です。 大正ロマンはアールヌーボー、アールデコの影響もあり着物の模様に「デザイン」の概念が入ってくる時代の産物です。 模様の「デ…
おはようございます、京やの勝也です。 明治後期から大正、昭和初期は江戸時代からの日本的な着物文化に西洋の花を添えるような充実振りでした。 人間国宝級の絵師が日…
おはようございます、京やの勝也です。 明治政府による江戸幕府の否定は新政府のイメージ戦略もありますが江戸時代の文化全てが古臭く時代遅れだとしました。 草木染め…
おはようございます、京やの勝也です。 更紗はインドやインドネシアの染物で長崎の出島から入ってきた「舶来品」です。 鎖国と言いながら、更紗やビロードなどしっかり…
おはようございます、京やの勝也です。 江戸時代も中期から後期で、「絞・縫・箔」「友禅染」「江戸小紋」「更紗」などが出揃います。 江戸の「贅沢禁止令」の影響につ…
おはようございます、京やの勝也です。 いわゆる「贅沢禁止令」では、高価な技法の着物が対象で、一番目立つ技法が「絞り」だったようです。現代でも七五三などで使われ…
おはようございます、京やの勝也です。 「江戸友禅」「江戸刺繍」は「京友禅」「京刺繍」と何か違いがありますか?とよく質問されます。もとを辿れば京都の職人さん達が…
おはようございます、京やの勝也です。 宮崎友禅斉のブランディングの成功で「友禅染」は大流行となり糊の名前も「友禅糊(ゆうぜんのり)」。 防染に使った糊を川で流…
おはようございます、京やの勝也です。 戦国から安土桃山時代の権力者の威光を示す染が「辻が花」。江戸時代に入ると、徳川は逆に質素倹約の気風を演出します。 江戸初…
おはようございます、京やの勝也です。 平安時代の後、衣裳関連の資料が少ない鎌倉・室町時代を経て、戦国から安土桃山時代。 戦国武将が鎧の下に着たのが「辻が花」で…
おはようございます、京やの勝也です。 「天平の三纈」は染めの技法の原点です。ただ、すぐに日本で取り入れられたわけではありません。 若干遡りますが、聖徳太子の冠…
おはようございます、京やの勝也です。 「天平の三纈」から最後は「蝋纈」ろうけち です。 「蝋」はロウソクの「ロウ」のことです。「ろうけち」は、現在では「ろうけ…
おはようございます、京やの勝也です。 「天平の三纈」から、「夾纈」(きょうけち )のお話です。 「夾」の意味は、「挟む」「鋏む」つまり「はさむ」です。まず、木…
おはようございます、京やの勝也です。 「天平時代」は、平城京から平安京遷都までの美術史上の区分です。 天平時代には大陸(唐)から「絞纈」こうけち「夾纈」きょう…
おはようございます、京やの勝也です。 夏恒例のシリーズ記事です。染めの理解を深めると着物楽しさも増えますのでぜひご覧下さい。 染の歴史について。 布に模様を…
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おはようございます、京やの勝也です。 気温が上がり身体がついていくのが大変な季節に入ります。ここで涼しさのある模様。 「流水に…」という文様の構成は水の流れの…
おはようございます、京やの勝也です。 「日本文化」と言ったとき実は奈良、京都、江戸など限定的な地域の文化だったりします。政治・経済の中心が文化の中心になるのは…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は帯芯について。 帯芯は塩瀬やちりめん地の帯では芯の硬さで形を作りますのでなくてはならないものです。 最近の帯は袋帯…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日小金井公園内にある江戸東京たてもの園に弟の猪上雅也の「江戸刺繍」の実演を見に行きました。 外国からの観光客が多くて驚…
おはようございます、京やの勝也です。 呉服屋ですので着物や襦袢、帯、コート等キレイに畳むことも仕事のうちです。 お納めのとき寸法確認を兼ねて広げてお召し頂くこ…
おはようございます、京やの勝也です。 明日6月14日[土]と15日[日]の二日間小金井公園内にある江戸東京たてもの園で伝統工芸の実演があり「江戸刺繍」で弟の猪…
おはようございます、京やの勝也です。 西陣織の「西陣」は応仁の乱の西軍の将、山名宗全の陣が由来となっています。 将軍、足利義政の後継問題や近畿の守護大名の家督…
おはようございます、京やの勝也です。 雨の日の着物姿に欠かせないのが「雨コート」ですね。最近ではシースルーなどの薄くて軽い生地もあり携帯にも便利で好評です。さ…
おはようございます、京やの勝也です。 たまにお得意様から「雨コートが縮んでしまった!」とのご連絡を頂き、伺うことがあります。寸法を測ってみると縮んではいません…
おはようございます、京やの勝也です。 「もう若くないから赤い色は…」と、敬遠される方がいらっしゃいます。 年齢的にふさわしくないとのお考えのようですが少しもっ…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は裁ち合わせの話です。 小紋着尺の柄付けの中に「飛び柄小紋」があります。無地場に小さめの柄がポーンポーンと間隔をあけ…
おはようございます、京やの勝也です。浴衣の話です。浴衣の時には肌着と裾除けは必要ないと思っている方がいらっしゃいます。「温泉のときには肌着は着ませんでしょう?…
おはようございます、京やの勝也です。 これからの季節生地で「涼」を感じるための工夫のひとつに「シボ」があります。肌に当たる部分を「面」ではなく「点」にすること…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入り帯と襦袢は夏物を先取りできる季節になっていきますね。襦袢も着物も染帯も絽や紗、夏紬、麻などひと目で「夏物」と分…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は男性の羽織について。 暑さに合わせておしゃれ使いが多いと「先取り」が当たり前になってしまいますが正式には6月は単衣…
おはようございます、京やの勝也です。単衣の季節に入りましたのでここで今までお召しになった「袷せ」の着物のチェックをして頂きたいものです。衿のファンデーションや…
おはようございます、京やの勝也です。 近年は気温の高さに合わせて6月は全て夏物という考え方もあるようですが盛夏用の透ける生地はもう少し後にして「透けない単衣の…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入りました。教科書的には着物は「袷せ」から「単衣」に衣更えです。 教科書的とは「正式な」「あらたまった」席というニ…
おはようございます、京やの勝也です。 汗や汚れ方は人それぞれ。今日はお薬と着物の変色についてです。 古くからのお得意様で心臓病を患っている方がいらっしゃいまし…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日に続いて帯の話です。 織物の産地としてあまりにも有名な京都西陣。 新しい織物を織っているだけと思われがちですが当然の…
おはようございます、京やの勝也です。 西陣の方との話の中で箔の変色の話が出ました。 ご存知の方も多いと思いますが金箔や銀箔が使われている帯の場合みかん等の柑橘…
おはようございます、京やの勝也です。 今年は初夏の暑さがなく過ごしやすい日が多く感じますがこれから気温が上がり身体がついていくのが大変な季節に入ります。ここで…
おはようございます、京やの勝也です。 「日本文化」と言ったとき実は奈良、京都、江戸など限定的な地域の文化だったりします。政治・経済の中心が文化の中心になるのは…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は帯芯について。 帯芯は塩瀬やちりめん地の帯では芯の硬さで形を作りますのでなくてはならないものです。 最近の帯は袋帯…
おはようございます、京やの勝也です。 図録や資料に載っている江戸時代の小袖の夏物を見ているだけで涼しさを感じます。 植物模様としては「秋草」が中心です。夏を過…
おはようございます、京やの勝也です。 西陣織の「西陣」は応仁の乱の西軍の将、山名宗全の陣が由来となっています。 将軍、足利義政の後継問題や近畿の守護大名の家督…
おはようございます、京やの勝也です。 呉服屋ですので着物や襦袢、帯、コート等キレイに畳むことも仕事のうちです。 お納めのとき寸法確認を兼ねて広げてお召し頂くこ…
おはようございます、京やの勝也です。 雨の日の着物姿に欠かせないのが「雨コート」ですね。最近ではシースルーなどの薄くて軽い生地もあり携帯にも便利で好評です。さ…
おはようございます、京やの勝也です。 たまにお得意様から「雨コートが縮んでしまった!」とのご連絡を頂き、伺うことがあります。寸法を測ってみると縮んではいません…
おはようございます、京やの勝也です。 「もう若くないから赤い色は…」と、敬遠される方がいらっしゃいます。 年齢的にふさわしくないとのお考えのようですが少しもっ…
おはようございます、京やの勝也です。浴衣の話です。浴衣の時には肌着と裾除けは必要ないと思っている方がいらっしゃいます。「温泉のときには肌着は着ませんでしょう?…
おはようございます、京やの勝也です。 これからの季節生地で「涼」を感じるための工夫のひとつに「シボ」があります。肌に当たる部分を「面」ではなく「点」にすること…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は裁ち合わせの話です。 小紋着尺の柄付けの中に「飛び柄小紋」があります。無地場に小さめの柄がポーンポーンと間隔をあけ…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入り帯と襦袢は夏物を先取りできる季節になっていきますね。襦袢も着物も染帯も絽や紗、夏紬、麻などひと目で「夏物」と分…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は男性の羽織について。 暑さに合わせておしゃれ使いが多いと「先取り」が当たり前になってしまいますが正式には6月は単衣…
おはようございます、京やの勝也です。単衣の季節に入りましたのでここで今までお召しになった「袷せ」の着物のチェックをして頂きたいものです。衿のファンデーションや…
おはようございます、京やの勝也です。 近年は気温の高さに合わせて6月は全て夏物という考え方もあるようですが盛夏用の透ける生地はもう少し後にして「透けない単衣の…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入りました。教科書的には着物は「袷せ」から「単衣」に衣更えです。 教科書的とは「正式な」「あらたまった」席というニ…
おはようございます、京やの勝也です。 汗や汚れ方は人それぞれ。今日はお薬と着物の変色についてです。 古くからのお得意様で心臓病を患っている方がいらっしゃいまし…