リカバリー・カバヒコ
青山美智子さんのリカバリー・カバヒコを読んだ。心が温かくなる、いい話だった。意外だったのは、カバヒコの存在感がとても控えめなこと。夜になったら歩き回るとか、魔法を使えるとかはない。夫は、カバヒコの背中から超合金の羽が生えて困った人を救いに行く話だと思っていたそうだ。そんなマトリックス・カバヒコの話ではない。カバヒコはただ静かに、そこにいるだけなのだ。私もカバヒコに会いたい。私の話を聞いてもらいたい。カバヒコ〜みんなね、自分の話ばかり一方的にするんだよ。私の気持ちはお構いなしに。私、ただの道具と思われているみたいだよ。みんなの感情のゴミ箱みたい。ゴミ箱にも気持ちはあるのに!!黙って聞いていればい…
2024/02/26 08:53