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2011/12/09

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  • リカバリー・カバヒコ

    青山美智子さんのリカバリー・カバヒコを読んだ。心が温かくなる、いい話だった。意外だったのは、カバヒコの存在感がとても控えめなこと。夜になったら歩き回るとか、魔法を使えるとかはない。夫は、カバヒコの背中から超合金の羽が生えて困った人を救いに行く話だと思っていたそうだ。そんなマトリックス・カバヒコの話ではない。カバヒコはただ静かに、そこにいるだけなのだ。私もカバヒコに会いたい。私の話を聞いてもらいたい。カバヒコ〜みんなね、自分の話ばかり一方的にするんだよ。私の気持ちはお構いなしに。私、ただの道具と思われているみたいだよ。みんなの感情のゴミ箱みたい。ゴミ箱にも気持ちはあるのに!!黙って聞いていればいいとばかりに!!たまにだけど、私をいたぶって憂さばらしする人もいるんだよ。抵抗したらクレーム出すんだよ。ひどくない...リカバリー・カバヒコ

  • 分相応

    知的な障害がありながら会社経営者になりたいと騒ぐAさんや見た目が……だけどイケメンとしか付き合わないと豪語しているBさんに共通しているのは自己を客観視できないところ。現実を受け入れられずに欲望ばかりが膨らんで暴走しているところだ。AさんとBさんは極端なケースだけど、人の悩みは多かれ少なかれ、現実と願望の不一致にあると思う。誰もが宇宙飛行士やサッカー選手になれる訳ではない。皆、どこかで現実を受け入れて、願望を適切なサイズにトリミングして生きていくのだ。自己の客観視と願望のトリミング。不都合な現実を受け入れることが大人になるプロセスだと、先日の人生案内にも書いてあったなあ。願いの多くは叶わない。人生って苦いね。にほんブログ村分相応

  • 失恋したあなたへ

    人の気持ちは分からないようで分かりやすくシンプルに行動に出ているように思う。下手にこねくり回して解釈しなければ大抵、分かるものだ。人の気持ちがどうやら自分の望むものではなさそうなとき小さな手掛かりを拡大解釈して事実を捻じ曲げてしまいがちだ。こじらせて諦めがつかなくなり、結局、苦しむ時間を長引かせてしまう。返事がなければ、興味がないということ。素っ気なければ、その気はないということ。人の気持ちが自分に向いていないことを受け入れるのは辛いけどいずれは認めないといけなくなることだから。傷口が大きく開いてしまう前に早めに立ち去った方がよかったんだよ。その人につながるものの全てを見たり聞いたりするのが辛い。お酒を飲んで記憶を消したい人の気持ちが分かる。心の真ん中に大砲で撃たれたような空白がある。立っているのがやっと...失恋したあなたへ

  • うまくいくカップル

    お互いお付き合いするのが初めてなのに、うまくいっている若いカップルがいたのでその秘訣を聞いてみた。その子が言うには、「もともと友達だったからですかね」とのこと。どちらかが一方的に熱くなって告白するような関係性ではなく気が合う友達同士で自然に好意が育まれていったらしい。この説明には非常に合点がいった。友達付き合いから恋愛、結婚に至った知人が思い浮かんだ。傍から見て情熱的な恋愛ではなかったけれど、穏やかで安定したカップルだった。そして、自分の恋愛がことごとくダメだった原因もこれで分かった。いつも私が一方的に熱くなり、弾丸のように告白して砕け散ったり、食い下がってお付き合いを懇願したりしていたからだった。相手は大抵、冷めていて、私ばかりが気を揉んで消耗したり傷付いたりしていた。ただ、友人のようなカップルだったら...うまくいくカップル

  • 優しい人

    私はずいぶん長い間、「優しい人」と「物腰が柔らかい人」の区別がつかなかった。もちろん、両者が重なることはあるのだが、「物腰が柔らかい」が「優しい」人ではない場合、物腰の柔らかさは、その人がトラブルから身を守るための、単なる防御手段に過ぎないことが多い。「優しい人」のペルソナを被っているだけで、優しさが他者に向けられることは少ないのである。優しさには色々な定義があると思うが、今のところ、私が考える優しさは、他人に関わろうとする態度のことだ。目の前で人がいじめられているときに、見て見ぬふりをする人は優しくない。いじめられている人を助けようとする人は優しいし、いじめっ子を注意する人も優しいと思う。本当はいじめられている人を守りたかったが、それができなくて悶々としている人も、上記の二者に比べれば程度は低いが優しく...優しい人

  • 煩悩が消えた

    ここ数年、私はおしゃれをそれなりに頑張ってマスク美人を目指せやら何やら言い夫以外の男性にときめいてみたりしたけど何の実りもなく変わらない日々を過ごしている。片思いしていた時間に何らかの意味を見出そうとしても結局、欲求不満が高まっただけのように思う。何にもつながらない結果が分かっている今、もう一度同じ思いをしたいかと自分に問うと答えはノーだ。男性からお食事の誘いでもあるといいな…と淡い期待を抱いていたがここ数年、そんなことは全くなく。いや、ここ数年の話ではない。夫を最後に、男性からお誘いを受けたことがない。夫とお付き合いを始める前もそのようなことは久しくなかったから、正確に言うと、ここ20年以上、お誘いがなかったのだ。20年以上もないとは…私はこの事実にもっと早く気付くべきだった。私の恋の季節はとっくの昔に...煩悩が消えた

  • タイムトラベル

    最近は大学での仕事で手一杯になってしまい担当の学生さんのことばかり考えていて肝心の家族のケアが後回しになっていました。年末にその年に撮った写真を整理していて夫が思いのほか老け込んでしまったことに気付きました。普段、若い学生さんばかり見ているせいかもしれませんが私が夫を放ったらかしにしている間に夫が老けてしまったようにも思えました。夫に対する関心が薄れていたことも否定できない…私は、いつも自分が使っているカウンセリング室のソファーに、夫が腰掛けている姿を想像してみました。今の夫ではなく、普段私が相手にしている学生さんのような、20代頃の若い夫の姿を。精悍な顔付きながら、まだ幼さも残る、初々しい夫の姿を。そして、その若い夫が、優しい眼差しで、じっと私を見ている姿を想像してみました。私の心の中に、夫に対する愛情...タイムトラベル

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