僕の終焉のクレイドルはその日が来るまでキャンディポット
6年振りに窯開きをされる菊池窯「陶房まつたけ」さんを訪ねた。ご主人の松竹洸哉さんは、小石原・上野焼で学ばれ、1976年に 私の自宅近くのひっそりとした里山で開窯された。作品は青磁の暖かみのあるもので、家族ともども30年以上のお付き合いのなかで、コバルトを入れた釉薬の深い青の器を中心に、手頃な値段もあって我が家の食器として毎日活躍している。松竹さんの器の中でも特に湯呑みと茶碗は、適度の重さが手にしっとりと馴...
2024/05/06 18:02