今の日本SFを知るためには この「創元日本SF叢書」シリーズは必読だなと昨年気付いて 2022年以降に発刊された作品は読んできました もともと 10年以上前に 宮内悠介氏の『盤上の夜』と 酉島伝法氏の『
【讀書録】『書き下ろし日本SFコレクションNOVA8』大森望 編 読了しました。
NOVAシリーズも ようやく第8巻に到達 といっても 刊行から11年も遅れているのですから 偉そうなことは言えません やはり SFから離れていた十数年の間隙を埋めるのは 並大抵のことではありませんね し
【讀書録】『宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり』戸谷友則 著 読了しました。
戸谷先生の 『爆発する宇宙』と『宇宙になぜ、生命があるのか』の二冊が とてもわかりやすく 面白かったので 先生のブルーバックス初登場の本書も拝読しました そして 期待にたがわず 宇宙の果てという
寡聞につき 佐々木譲氏がSFを書かれていたことは 本書の広告ではじめて知りました 私にとって 佐々木譲氏とは 冒険小説ハードボイルド・リーグの第一人者で 警察小説の分野でも 数多くの傑作を送り出し
《Drama》『働かざる者たち』 (2020) 全6話 鑑賞しました。
物語は 濱田岳さん演じる主人公橋田一くんが 大手新聞社のシステム部に勤めているが 仕事に価値を見出せず 悶々とする日々を送りながら 一方で ネットに漫画を投稿するという 二重生活を続けていました
【讀書録】『地球生命無脊椎の興亡史』土屋健 著 読了しました。
とにかく 収録されている 古生物化石の写真の量と質に圧倒され 感激しました そして それらを地中から探し出して 掘り出してきた 古生物学者のみなさんの努力に ただただ敬服いたしました なにしろ わ
いつもの未読在庫解消読書ですが 間に合うのでしょうか 命あるうちに・・・ ということで 本号の特集は 「世界幻想文学大賞&ブラム・ストーカー賞特集」 幻想文学とかホラーは あまり読まないジャンルだし
【讀書録】『ドライブイン・真夜中』高山羽根子 著 読了しました。
遅ればせながら 近頃注目している 高山羽根子氏の作品 100min.NOVELLAと銘打たれているように 短い中篇という感じですが 中身は結構濃厚でした 舞台は 近未来の 大量の移民を受け入れている日本の とあ
【讀書録】『人類の知らない言葉』エディ・ロブソン 著 読了しました。
未知の作者の 最近の作品で なんかSFの賞ももらってるようなので 期待したのですが・・・ 近未来のニューヨークが舞台ですが 人類は突然やってきた異星文明ロジアと 友好関係を結び なんと ロジ人の大使
《Drama》『咲Saki』(2016) 全4話 鑑賞しました。
録画しっぱなしで放置していた作品 予備知識なしで鑑賞しましたが まいりました 映画の前日譚だったのですね おまけに苦手な漫画原作の しかもしかも まったく無知でルールも知らない 麻雀が舞台だったと
【讀書録】『相分離生物学の冒険 分子の「あいだ」に生命は宿る』白木賢太郎 著 読了しました。
2023年 分子生物学がこれほどまでに進んでいたという事実に驚きました 近年 分析技術の発達によって 蛋白質の構造など これまで見えなかった詳細な仕組みが 次々と明らかになってきて 細胞が生きていると
【讀書録】『怪獣保護協会』ジョン・スコルジー 著 読了しました。
『レッドスーツ』以来 久しぶりの ジョン・スコルジー作品でした まず 原題に「KAIJU」の文字を見つけてびっくり 怪獣がKAIJUとして英語になってるんだ まあ ネタ切れのハリウッドが ゴジラ映画製作した
【讀書録】『グレート・サークル』マギー・シプステッド 著 読了しました。
じつは 本書を読みたいと思ったきっかけを どうしても思い出せないのですが どこかで 広告か紹介文をちらっと読んで 時間もののSFだと誤解してしまったようです ですから 手元に届いて まずSFでなか
本書は 行定監督が 監督した映画で出会った女優さん方について 語ったものです 映画女優の「つくり方」などと 刺激的なタイトルになっていますが 実際は 女優さん自身が 持っているポテンシャルや才能を
【讀書録】『宇宙になぜ、生命があるのか 宇宙論で読み解く「生命」の起源と存在』戸谷友則 著 読了しました。
昨年 戸谷先生の『爆発する宇宙』を拝読し とても面白く判り易かったことに感銘を受けました 本書は 宇宙物理学の権威である戸谷先生が 生命の謎に挑まれた一冊で 前著同様 とても読み易く 知的刺激を存
劉慈欣氏の 処女長編ということで かなりの期待を抱いて読みはじめましたが・・・ いつも このブログでは 粗筋を含めて ネタバレになることは 極力書かないようにしていますが 本書は どうもそういうわけ
【讀書録】『シルトの梯子』グレッグ・イーガン 著 読了しました。
グレッグ・イーガン完全制覇目指してますけど やっぱり難しいね イーガン・ワールド 第一部の冒頭から 数学や物理の理論が噴出してきて困惑 サルンペト則??? もう解らない どうなるこの先・・・ な
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今の日本SFを知るためには この「創元日本SF叢書」シリーズは必読だなと昨年気付いて 2022年以降に発刊された作品は読んできました もともと 10年以上前に 宮内悠介氏の『盤上の夜』と 酉島伝法氏の『
それこそ 一昔前のシリーズ第一作『新宿鮫』から マイペースではありますが読み続けてきた この新宿鮫シリーズも とうとう既刊分としては最後の一冊を読み終えたのは 感慨深いです このシリーズの魅力は
日本庭園が好きで 本書で紹介されている平等院など 京都のお庭も何箇所か訪ねていますが まだ訪れていない名庭もたくさん残っているので また庭園めぐりに行きたいと思っています そんな折に書店で見つけた
やっぱり 量子は解らない どこかで 光は粒子であり波なんですと 教えられて ふーんそうなんだと憶えましたけど それが どういうことなのかは 皆目解ってはいない 高等数学を駆使して 量子力学を研究
最初に衝撃を受けたのは300年!ということでした なんとなくⅦの続きがあるものと思っていたので たしかに続きではありますけど・・・ しかし 300年でこれほど自分たちの住んでいる世界の認識が失われるのでしょ
この「共立スマートセレクション」というシリーズは 初めて読みました てか 共立出版さんの出版物を読むのが たぶん初めてだと思います 巻末の「スマートセレクション」の既刊リスト眺めたら 面白そうな
『最強の恐竜』と聞いて まず「最強のアイドルさま」のフレーズが 頭に浮かんでしまったのは なんとも情けない話ですが かつて この地球上で反映した恐竜への興味は 子供の時から変わらず持ち続けています
表紙を見て いかにもおどろおどろしい ホラーSFの予感でしたが 実際は 正統的な 宇宙怪物との ファーストコンタクトSFでしたね 主人公たちが ある殖民惑星に送り込まれるが 実は隠されたミッション
いやいや 手強い作品でした そもそも 酉島伝法氏は デビュー作の『皆勤の徒』で出会ったものの 当時の私は その奇怪な世界に馴染めず 円城塔氏とともに 苦手作家と位置づけ その後 二度も日本SF大
昨年読んだ 第12回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作の 『そして、よみがえる世界。』が 面白かったので 調子にのって いつもなら読まないこの賞の受賞作なのですが 第13回優秀賞受賞作の本書を読んでみま
K-POPのガールズグループが好きで(少女時代から New Jeansまで はばひろく) 韓流ドラマや映画が好きで 韓国SF小説が好きになって その流れで 韓国の文藝作品にまで 辿りついた次第です 本書を選ん
昨年『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』を読んで 高野史緒さんが好きだ~ってなってしまったのですが 考えたら SFマガジン等に掲載された短編ぐらいしか読んでなくて どっちかというと 中世と
先日読んだ『ミステリ・ハンドブック』に続いて 本棚の奥で埃をかぶっていて 最近は開くこともないし 読んでないパートのほうが多いよね ということで 終活の一環という意味でも まるっと読んでみました
気象学という学問の書物は 初めて読ませていただきました 日頃テレビの天気予報のコーナーで解説されている 気象に関するお話は興味をもって聞いてはいるのですが 本書では 非常に広範囲に しかも かな
先日『赦しへの四つの道』読んで感銘を受けたので 今まで ル・グィン作品を 難しそうだなと 一作も読まずに来てしまったことを後悔しました それで 代表作であり オールタイム・ベストにも選ばれる本作を
書き下ろし日本SFコレクションNOVA 第1期全10巻やっとこ読了しました 1巻2巻を読んだのは 10年以上前なのですが サイエンス派・ハードSF派である私には 文学派や幻想派だったりする変格派S
最新の遺伝子研究の成果をもとに 生命の謎に迫ろうとする一冊です しかし 私には遺伝子というものにこだわって展開される 著者の説にはかなり違和感を抱きました まず 最初の生命は RNAから始まったとい
今まで 地球の歴史や 地球の構造に関する本は かなり読んできましたが 本書は「化学」という切り口で 地球史や地球の構造を解説しているのが新鮮で 新たな知見を数多くいただきました といっても「化学
特集は「ミステリとSFの交差点」 なんでいまさらと思いますが それより 問題作は 第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作 間宮改衣 作の『ここはすべての夜明けまえ』の 一挙掲載でした 大賞受
私にとっては未知の作家さんで 事前情報もまったくなかったのですが タイトルの「パラレル」という言葉に 私のアンテナが反応してしまい 版元が河出書房新社ということもあり ひょっとしたらSFかな・・・な
番組は視聴したので 復習と詳細の再確認のために読みました 番組は このキャスティングと 謎のコスチュームが 意味不明でしたが 日曜日午後9時放送の 本格的なNHKスペシャルよりも わかりやすい
先日読んだ『アナベル・アノマリー』に広告が載っていて 面白そうと思って 図書館で調べたら 広告の文庫版ではなく オリジナル版の在庫があったので 借りて読みました 購入しなくて申しわけないけど・・・
前に読んだ『ダイダロス』がなかなかハードだったので 次は軽めのSFにしようと思い 今年の『SFが読みたい!』のサブジャンル別ベスト10のライトノベルSFで紹介されていて たまたま目に付いた本書を手に
一昨年 TV放送されたのを 何気なく視聴してちょっと気になったので録画しましたが 時々思い出しては視聴するという適当な鑑賞で 最初に録画してから二年かかってしまいました このドラマのオリジナルは
大賞受賞作の『標本作家』に続いて 2022年第10回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作の本作もトライしました あえて「トライ」と書いたのは なかなか読み応えたっぷりの ハードな読書体験だったからです
SHOWROOMの配信者さんにお薦めいただいて 読んだ前作がなかなか面白くて 次もって思ったけど なにしろ 読みたい本のリストが どう考えても死ぬまでに読めないだろうという量を越えているので 放置して
あいもかわらず 積読在庫処分のための読書です 本号の特集は「ラリイ・ニーヴン特集」 以前『リングワールド』はじめ何冊か読んだはずですが なにぶん遥か昔のことで記憶が・・・ 掲載の著作目録眺めれば
1ヶ月放置してしまった『今夜すきやきだよ』の鑑賞再開しました あいこちゃんとゆき君の結婚式も終わり 別居婚生活も始まり ともこちゃんの絵本「たびするふたり」も出版されたようですね あいこちゃんが
できるだけ書評などの事前情報に触れずに 読む本を選ぶことにしてるので ほんとうに偶然なんです 2冊続けてひとりの人物によって大都市が殲滅されるSF小説を読むことになったのは いきなり破壊され砂漠
ABIKILUの空飛ぶ車の開発が進むにつれ 人材不足が問題に・・・ そこで舞ちゃんが思い出して誘ったのが あの星が大好きだった朝陽君 今は浪花大学で「惑星探査ドローン」の研究をしている かなり強力な助っ人に
2001年に 第二回日本SF新人賞を受賞した著者が 2001年と2003年に「SF Japan」誌に掲載された2作品に 書下しの2作品を加えて 20年の歳月の後に完結させた 連作短編集です そして 著者10年ぶりの復帰
先週の最後で 久しぶりに登場した刈谷先輩と玉本先輩 彼らが開発しているのは「空飛ぶ車」 なるほど 来週の最終回のクライマックスは この空飛ぶ車になるってことですか 大阪では 2025年の万博で空飛ぶ
先日読んだ『標本作家』では 文学の知識も教養も持ってないことを 思い知らされましたが 本書では 数学の知識もセンスもまるっきりないという現実を 突きつけられました つまり 文系も理系も どっちもダ
第10回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作ということで手に取りましたが お気楽な読書ばかり続けてきて 文学の素養などない私が 感想を書く資格があるとは思えません なにしろ登場する文豪達のモデルとなっ
事前情報でハリウッドで映画化が決まっていると知ってたし ミッキーマウスを連想しちゃう 軽いタイトルから ライトなアクションSFを想像して 軽い気持ちで読み始めたのですが・・・ たしかに主人公の言葉
先週までのお仕事ドラマから一転 今週は家族の物語でしたね といっても 大変であったであろう妊娠と仕事の両立の期間はあっさりスルーして いきなり出産の当日って 端折りましたね 貴司くんのお父さんの
相変わらずの 未読S-Fマガジンの断捨離読書が続いております さて今号の特集は・・・って 何なの「特報」って? 巻末の塩澤編集長さんの編集後記でも なんだか照れてるようなお言葉 「UFO編隊、本誌編集
アイドルが好きで 読書が好きですから 当然の帰結として本書に辿り着きました 高山一美さんの『トラペジウム』 阿部若菜さんの『アイドル失格』に続いての第三段は 松井玲奈さんの『カモフラージュ』です
先月 『SFのSは、ステキのS+』を 「+」の意味もわからずに先に読むという失態を犯し そこで 池澤春菜さまに 惚れてしまったという 取り返しのつかない大失態を重ねて犯してしまい あわてて本書を読
著者の日本オリジナル短編集第2弾です 収録の9作品は どれも刺激的で傑作でした そして 読みながら考えさせられることが多かったです そのことは 巻末の坂村健氏の解説で 「Philosophy Fiction : 哲