第四十八話(14)―――Aチーム・対峙―――
「・・・というわけで、俺もまあ色々とやっていたわけだ。皆ほど苦労していたわけじゃねぇけど、まあ許してやってくれ。」会長はひとしきり語った後、パンと手を合わせて、にこやかに謝る。「なるほど、会長はその『α』という青年・・・おそらく『刺客』のボス・・・と交渉、・・・そして何か情報を掴んだ、というわけですね。」エリートがまとめる。「会長の証言からして、αと一緒に乗ってたβとΓっていうのは、私達がやっつけた二人と同一人物と見て、まず間違いなさそうね。・・・ってことは、私達、ほとんど刺客やっつけたんじゃない!?」副会長が拳をぐっと突き上げる。「さっき下で確認した通り、εの証言から、確定ではないにしろ残りは4人、α、η、ρ、Ω。ηというある種狂人とも思しき人物は、さほど実力はないようだが、油断は禁物ですね会長・・・・・・会...第四十八話(14)―――Aチーム・対峙―――
2017/06/23 03:48