味覚に潜む愛・・(五感と縄文時代 1/10)
何百種類の動植物と日常的に接していた縄文時代。彼らの五感・体感はどうだったのだろうか。素晴らしい蒸し器に使ったと思われる深鉢や、素晴らしいご馳走が並んだと思われる大振りの浅鉢を見ると、どうしても空想の世界に誘われる。特に私は20年以上U先生の比較宗教学や比較文化論の影響をうけた生き甲斐の心理学を学んでいて、五感に関わる世界にとても興味がある。そんなことで自分の生育史上の五感、喜怒哀楽、真善美についてはいろいろ研究している。こうした自分自身の研究が縄文時代の解釈と繋がって、例えば縄文人の味覚について何か分かればとも思うが、それはまだまだ未知の世界である。特に私だけでないかもしれないが、五感に対する感受性は低くなり、例えば食べられるか食べられないかを判断するときに、賞味期限表示で見て決めたりする。昭和30年台...味覚に潜む愛・・(五感と縄文時代1/10)
2025/02/20 11:06