大寒 霜がこんなにも美しい
大寒と言えば一年中で一番寒い日です。 朝起きて一番に窓を開けて、あたりを見回します。 屋根瓦にも、目の下の休耕田にも真っ白な霜。ここは六十戸余りの団地でもう五十年もの 歳月を経て住む人も古くなったのですがみんな顔見知りで、気心も知れていて住み心地満点。 ああ、冷たいけどなんて美しい、キラキラ光る霜に心奪われて寒さは二の次。 見上げる空の青さは胸がときめくほどで、心の中が洗われてもっときれいになりそうです。 こんなに素敵な環境に、私はもう十五年も一人でいます。 健康で病院通いもなく、自由気ままに思い通りに生きています。 寂しくないと言えば嘘になるかも知れないけれど、仕方ないことです。 東京に住む子供たちとはラインで繋がり、娘は毎晩十時生存確認?の電話がきます。 この電話は一方的で、きょうあったことを私一人が喋り..
2021/01/21 11:09