オリジナルBL小説。ハッピーエンドのみ。性的描写が入るので18歳未満立入禁止。不定期更新
天才空手少年と俺様ピアニストの恋「あの月の下で」 ウルフドッグ×リーマン「アラカワ(仮)君と俺」 借金のカタに売られたへこたれないサクラとヤクザの恋「サクラシリーズ」 が割とご好評いただいた話です。
橘川セイは見た目男前ですが、♀なのでNLになります。客間に引っ張っていったセイをベッドに座らせ、財布の中からコンドーさんを抜いてきて、隣にくっついて腰を掛けた。肩を抱いたら、カタカタと微かに震えている。「オレ、今まで自分の外見はどうだろうが
サクラ クリスマスss「Silent Night」最終話(R18)
座っている郁人さんの上に俺が覆いかぶさる形で腰を引き寄せられ、喰いつくされてしまいそうなキスをされた。入りこんできた舌に自らの舌を絡め、僅かな隙間から密やかに息を吐くと、郁人さんが俺の下唇を柔らかく噛みながら、触れ合うギリギリの位置で熱を伝
毛布を肩に掛けていたから気づかなかったけれど、よく見たら、長い髪が右側だけ無残にバッサリと切られていた。「くそ、髪切られたのか・・・」「大丈夫だよ。ちょうどショートにしてみようって思ってたし」凛の髪の毛はサラサラストレートで綺麗だった。心配
凛が帰ってきてすぐに三村さんと別れ、ホテルをあとにした。しばらくここに泊まって、その間、どこか適当なところへ引っ越す手筈を整えるのだそうだ。凛をマンション前で降ろしてもらって、自宅マンションに向かう途中、すっかり凹んでいる宝井さんと松本さん
クリスマスが近いので、通りもデパートも、もの凄く混んでいた。並んで歩く凛と俺に、つかず離れずの距離を取り、宝井さんと松本さんが付いてきてくれている。あれこれ見て歩いたけれど、なかなかプレゼントが決まらなくて、結局旅行券を贈ることにした。「デ
サクラ クリスマスss「Silent Night」1(R18)
一時期俺を事務所に呼び出していた郁人さんだったけど、多忙を極めて昼飯どころじゃなくなってしまった。せっかく組の人達と打ち解けられそうだったのに、あれきり事務所に顔を出す機会も無い。つまんねーの。年末忙しくなるのはヤクザも同じらしい。劉との件
バスケをやったことが無い、と言っていたセイは、バスケ部に入ると、めきめきと頭角を現した。とにかく運動神経の良さが半端じゃない。瞬発力もスタミナもある。特に相手の動きを予測して不意を衝く能力に長けていた。それは、長年格闘技をやってきたから身に
「三村さん呼び戻すって・・・え?なんで?」「三村が任されてた店、劉との一件で経営立て直すのに、後任が苦心してましてね。三村には経営の才能がある。それに、あの混乱の時期にオヤジがサクラさんの護衛任せるほど信頼してましたし、そういう人間はなかな
先月休みを取って俺と南の島に行っていた郁人さんは、帰ってきてからほとんど寝てないんじゃないかと思うほど、仕事に忙殺されていた。あれだけ羽伸ばしたんだから当然なんだけど、新宿にある組の事務所に泊まり込んでいて、マンションに帰ってくるのは週末だ
橘川は女なのでNLになります。ご注意を。セイと出会ったのは大学に入って半年ほどの頃だった。あの日、友達に美味い定食屋があると教えて貰って、昼飯を食いにいこうと、初めて通る裏門へ向かって行ったら、構内の片隅にある外コートにバスケゴールが置いて
俺たちの乗ったクルーザーがホテルのある島に引き返した時には、すでに夕刻になっていた。郁人さんは来た時と同じく、ずっと無言で操船している。俺も話しかけることなく、クルーザーの縁に肘を乗せ、少し屈んだ姿勢でスクリューが立てる白い波を見ていた。な
しばらくして、勝俣さんたちが海から上がってきた。適度に運動してスッキリしたらしく、上機嫌だ。「さて、じゃあ私たちは部屋に戻って、少し休憩しますね。勝俣さん、砂だらけですよ。バスルームで洗って差しあげましょうか」春魁さんが椅子から長い足を降ろ
船着場に船体が付けられると、春魁さんが日傘をたたんで、手を差し伸べてくる。「春魁さん!もう体はいいんですか?!」嬉しさの余り、胸に飛びこむようにしてクルーザーから降りた俺を、春魁さんはぎゅっと抱きしめてくれた。ふわりと花の香りがして、なんと
ルームミラーに写っている海江田さんたちは、ひたすら無反応で、時折窓の外に鋭い視線を遣り、警戒を怠らない。まるで俺たちの間に壁があって、向こうからは何も見えなくなっている・・・訳は無い。当然ながら。郁人さんの膝の上で散々揺すられて、それでも声
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