窓辺に立てば
物憂いような晩春の午後というかまだ緩やかな日差しの初夏の午後というか窓辺に立てば何するともなく佇んでいる麦藁帽の人影や幼児の乗ったブランコが音もなく揺れているのを時々はみることも出来るようになりました。薄ベージュの紗の幕を透かすようにして眺める小さな公園はいつもひと気が無く、夜になったら猫の町に変貌するのでは?と想像を膨らますのにぴったりな風景です。「コロナはほぼ収束」と前のめりの会見もあったけれど新生コロナの不気味な影はそこら中に漂いそして世界は変わってゆくんだ、と夜ごと猫たちが…不思議な口内の痛みが表れてもう1年が経ちました.幸か不幸かコロナ禍の真っ最中で受診のはしごもあまりせず今はかなり辛い日々だった記憶が少し遠のいたから猫の町を空想する余裕も生まれてきたらしい。用事が無い限り外出はせず群れることが嫌いな...窓辺に立てば
2020/06/08 17:23