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コトバの試し斬り=(どうぶつ番外物語) https://blog.goo.ne.jp/s1504

斬新な切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設17年目に入りました。

自然と共生しながら、生きてきました。 ここでは4,000字(原稿用紙10枚)程度の短い作品を発表します。 <超短編シリーズ>として、発表中のものもありますが、むかし詩を書いていたこともあり、コトバに対する思い入れは人一倍つよいとおもいます。

正宗の妖刀
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2010/09/26

1件〜100件

  • ポエム329 『アサガオは夏のパラボラ』

    (ウェブ画像)よりアサガオの花は夜が明けきらぬうちから夏空のすべてを受け止めるための準備をしている見てごらんよ無心にひらいた花びらをまるで宇宙の仕組みを追求するパラボラアンテナのようじゃないかなんという中心部の輝き降り注ぐ太陽エネルギーの一部を花弁の内側に取り込んだみたいだ寝坊助くんは目にできない光景だがぼくの好きな青いアサガオ夏のすべてを吸い込んでゆっくりゆっくり青に染める静かなる大地の真実ろ過装置ポエム329『アサガオは夏のパラボラ』

  • 新企画『ととのいました』(6)

    〇「セーリング」とかけて「本田宗一郎の人生哲学」とときますそのこころはまずは「得手に帆揚げて」が基本でしょう〇「プーチン」とかけて「トランプ」とときますそのこころは両者とも「ウソをつき通して支持者を煽る」でしょう〇「物価高」とかけて「日本の現実」とときますそのこころは「米だけが頼り」でしょう*米は値段据え置きで庶民の頼り、日本は独自外交ができずに米(アメリカ)頼り新企画『ととのいました』(6)

  • 思い出の短編小説『行旅死亡人』

    官報を見ていると、私はときどき粗い印刷用紙の中に吸い込まれていくのを感じるときがある。頬杖をついた掌がうっすらと汗ばむ五月の半ば、誰も居ない事務所で小さな活字の群れに向き合っている。私は自分に与えられた仕事を逸脱して、知らず知らず紙面の一角に注意を奪われているのだった。政令や告示といったものがある。叙位、叙勲といった華やかな字句もゴシック活字で黒々と刻印されている。だが私の目はそれら多くの項目を素通りして、いつものようにある一点に立ち止まる。別にどうということはなく、ただ「行旅死亡人」と記された一段ほどの公告である。一名のときもあれば数名のときもある。おおむね名前も住所もわからない影のような人々の死を、最少必要限度の行数で世間に知らせるのが、その欄の使命のようであった。たとえば、いま私の目の前にある公示の...思い出の短編小説『行旅死亡人』

  • 新企画『ととのいました』(5)

    〇「空手(からて)」とかけて「憲法改正」とときますそのこころは「政権(正拳)の悲願も寸止めに終わるでしょう〇「きな臭いけどトースター?」とかけて「テレビだよ」とときますそのこころは「いま中国軍が台湾沖へ弾道ミサイルを撃ち込んだところだ」〇「高時川(滋賀県)の氾濫」とかけて「またも北条の出番か」とときますそのこころは「線状(降水帯)と戦場は最後まで目が離せないでしょう<参考=北条家最後の執権高時は、腹切り櫓の上で一族と共に自害>新企画『ととのいました』(5)

  • 思い出の短編小説『背中のカモメ』

    カモメ(ウェブ画像)よりもう十年も前のことだが、絵面吉男は伊豆半島の突端に近い白浜漁港の釣り宿に四人のグループで二夜滞在したことがある。その折、近くにある公共の宿のスナックバーにみんなで繰り出したのだが、そこで出会った女主人の面影を突然思い出した。使わなくなった腕時計や万年筆を放り込んである小引き出しを開けたとき、奥の方にピンク色の造花が張り付いているのを見つけたからだった。その花は朝顔に似せて色紙を折ったらしく、折り紙の中心から放射状に襞を付け、ラッパの部分の花裂を丁寧に折り返して花柄の代わりに爪楊枝を刺したものだった。細く切ったセロテープで補強した花の付け根が茶色に変色しているのが、過ぎ去った歳月を想い起させた。(あの女主人は今ごろ何をしているだろう?)別れ際に造花をくれたスナックのママも、今は五十歳...思い出の短編小説『背中のカモメ』

  • 茗荷・オクラ・赤カブ

    7月26日、ついにミョウガの花を発見。茗荷の竹林にもぐり込んで、初物の収穫をする。続いて、オクラは花がきれいなので、そちらの方を。黒い点々はアリンコちゃんです。蜜を出しているんですかね。アサガオも出たいと言ってますので、もう一度見てやってください。最後は新顔の赤カブです。この夏の暑さで、土の中でアップアップ状態のようなので、外に這い出してきたものから収穫です。熊谷では、なんと気温41度を記録したそうですから、どちらさまもこの災害級といわれる酷暑をうまく凌いでください。茗荷・オクラ・赤カブ

  • ポエム328 『神様の昼寝』

    (ウェブ画像)より林の中の吹き抜けの拝殿にはたまに見たことのない神様がいる木漏れ日に覆われた夏の昼下がりたまたま拝みに立ち寄ると薄暗い拝殿の奥で横になっていた通り抜ける風がよほど心地よくてうとうとと眠り込んでしまったのかぼくも昼寝をしたかったが神様の横では畏れ多いからすごすごと引き下がったのだアブラ蝉の鳴き声がジージーと降り注ぐ縁側で寝転ぶぼくの体にも降り注ぐあの小学三年生の夏休みは戻らない神様にたった一つお願いできるとしたら緑陰を渡る風と縁側の板の感触が欲しいもう一度あの縁側で昼寝させてください林の中の吹き抜けの拝殿のときのように見知らぬ神様がふらっと現れてもいいぼくが眠っている間なら傍で昼寝しても構いませんからポエム328『神様の昼寝』

  • 新企画『ととのいました』(4)

    〇「牛乳」とかけて「タレントの彼氏」とときますそのこころは「たまに捨てられます」〇「プレバト」とかけて「中年の健康法」とときますそのこころは「どちらもハイク(俳句とハイキング)がメインでしょう」〇「内閣法制局の検証報告書」とかけて「コンビニのおにぎり」とときますそのこころは「ふわっと握って海苔を巻き黒塗りにするでしょう」新企画『ととのいました』(4)

  • 自薦ポエム138 『おかめ違いと思ったが』

    お亀蔦(ウェブ画像)よりおかめひょっとこお神楽のたれ目の出番と期待をしたらあなたの名前はお亀さんお亀蔦とはびっくりこんたしかに形はカメのよう水底にひしめく子亀の群れがうようよ泳ぐ暗い池言われてみればうなずくばかりちょっと待ったと異議申し立て頬ふくらますお多福さんおかめとお多福の間には深い因縁物語大工の棟梁長井飛騨守高次は一本しかない柱を採寸違い短く切った失敗を見かねた女房がアドバイス無事に本堂が組み上がり見届け安堵の女房のおかめ委細が知れたら夫の不名誉とみずから命を絶つ忠義お陰で棟梁高次は名声を保ち妻のおかめの名前にちなみ福面お多福を付けた扇御幣をつくり千本釈迦堂におかめ塚を供養今でもおかめ塚は大工の聖地棟上げ式にはお多福面の扇御幣女房の忠義と亭主の供養は時代を超えて語られるおかめ違いと錯覚したがもとは同...自薦ポエム138『おかめ違いと思ったが』

  • 思い出の短編小説『眼の風邪』(全編)

    「当時三美人冨本豊ひな難波屋きた高しまひさ」喜多川歌麿寛政5年頃(1793)(浮世絵美術館蔵・ウェブ画像)より陣内眼科医院の待合室は、花粉症で悩む患者で溢れかえっていた。毎年この時期になると患者が増えるのは仕方がないのだが、院長の陣内はいつにも増してあからさまな仏頂面を崩さなかった。診療報酬が伸びるからといって単純に喜ぶ男ではないから、そのこと自体は理解できないことではなかった。しかし、看護師の玉枝に命じて待合室のレザー張り長椅子をエタノールで拭かせる行為は、陣内が実は患者の増加を内心怖れているのではないかと疑わせるのに充分だった。確かにくしゃみを連発し、鼻水を啜る患者が少なくない。大体人間というものは、自分がいま一番困っていることを真っ先に解決したがるものだから、眼科に来た患者というものは目の痒さに最も...思い出の短編小説『眼の風邪』(全編)

  • オクラまもなく収穫

    お天気のご機嫌が定まらずグズグズしていたせいか、オクラは想定していたよりも背が伸びないうちに実をつけてしまった。それでも再び暑さが戻ってくるそうだから、次々と収穫が出来そうだ。収穫と言えば、キウイも次第に大きくなって、リスとの攻防が激しくなりそうだ。朝顔も、だんだん咲きそろって、ミニ菜園はにぎやかだ。大葉の周りには、白い蝶が何頭も舞っていた。試しにスマホのシャッターを押してみたら写っていたようだ。オクラまもなく収穫

  • 新企画『ととのいました』(3)

    〇「じゅん散歩」とかけて「箱根の温泉」とときますそのこころは「どちらもいい加減がうけてます」〇「新型コロナ第7波」とかけて「来日中のメッシ・ネイマール」とときますそのこころは「感染者(観戦者)の数が多くても驚きません」〇「振り込み詐欺」とかけて「庭先の凧揚げ」とときますそのこころは「どちらもよく電話(線)に引っ掛かります」新企画『ととのいました』(3)

  • 自薦ポエム137 『ハマナスと恋女房』

    ハマナス(季節の花300)よりおめらおめらことしもハマナスが咲いたどなんてきれいなんだおらが嫁っことドッコイだべアハハこんなこと嫁がきいたらおどばかいうでねえと顔赤くすっぺなあハマナスは一重瞼のおなごのように美しか細めた瞳からは潮騒の音が聴こえてくる浜辺でのんびりと昼寝も似合いそうでハハおらが嫁っこを見ているようだおど魚をいっぺえ獲ってきてけろと背中を押すハタとハタハタとシラスとシーラカンスおめえ慣れねえ東北弁で何いうだ?可愛い可愛いはおらが口癖だが点のつけ過ぎだかやあらま驚いた嫁になってくれ言うたのは誰だべなんでも言うこと聞くから言ってみてくれこの地に花咲かしてくれと土下座までしたのは誰?漁師言葉だって一生懸命に覚えようとしてるのにんだなあたしかに女房どのの言うとおりだが嫁っこもらって漁に弱気が出たと仲...自薦ポエム137『ハマナスと恋女房』

  • 新企画『ととのいました』(2)

    前回の「なぞかけ問答」は、ねづっちの巧さがきわだちましたので、さっそく、そのカラクリを拝借することにしました。◇◇◇〇「ニトリ」とかけて「ブレンダー(調香師)」とときますそのこころは「どちらも家具(嗅ぐ)仕事でしょう」〇「ヤクルトの優勝マジック」とかけて「どらえもん」とときますそのこころは「強いはずのジャイアン(ッ)の根気(今季)が弱すぎます」〇「話題のアイドルグープ」とかけて「腐れ縁」とときますそのこころは「欅坂46から櫻坂46へグループ名を変えてもスキャンダルで人気は下り坂でしょう」新企画『ととのいました』(2)

  • ポエム『酔芙蓉は戦が嫌い』

    (朝の酔芙蓉)画像は(RORTI)より太陽の化身ひまわりも酷暑をはねのけて咲くハイビスカスも戦争という悲劇に巻き込まれた玉音放送を項垂れて聴いた人びとは沖縄の悲惨をあまり知らなかったハイビスカスを仏桑華と呼ぶことも美しさの代名詞でもあったハイビスカス火炎放射器に焼きただれた沖縄には仏桑華は似合いの花なのか堪え難きを堪え忍び難きを忍び子ども心にも厳かな声が染み渡った顔を揚げると畑にはひまわりの花そして再びヒマワリを国花にいただく国ウクライナから脱出する数百万の民ソフィア・ローレンの映画を脇目に命からがらああ戦争はイヤだ侵略されるのはもっとイヤだする方もされる方も戦争は絶対にイヤだ酔芙蓉よお前はいいな朝白く咲いて昼頃にはほんのり頬を染め夕方にはもう人がうらやむほどのほろ酔い顔正義心のない正義漢がまた喚いている...ポエム『酔芙蓉は戦が嫌い』

  • 新企画『調いました』(1)

    「ねづっち」を見なくなって久しい。Wコロンをコンビ解消した後も活動しているらしいのだが、YouTubeチャンネルで、塙の番組に出た時の「謎かけ」が評判だ。塙にお題の「メディア」を振られると、数秒後には「ととのいました」「メディア」とかけまして「秘密」とときますそのこころは「かくしごと(隠し事・書く仕事)があるでしょう」あとは検索して探していただくとして、こちらも、ねづっちのまねごとをやってみた。(時事川柳にはむずかしい環境となってしまったので、しばらく休止します)〇「選挙」と掛けて「釣り」と解きますその心は「浮き沈みがあるでしょう」〇「世論」と掛けて「老齢夫婦」と解きますその心は「時々よろめいたり、非難しあったりするでしょう」お粗末さまでした。新企画『調いました』(1)

  • 朝まるで弱いアサガオ

    いやいや、朝まるで弱いのはアサガオではなく、ぼくの方なんです。夜更かしが続いているものだから、8時ごろ起きて庭に出てみると、まだ咲いているものもあるけど、たいがいは凋んでしまう。(寝坊助のお前なんかに見せてやらないぞ)と、いじわるされている気がする。一大決心をして6時ごろに起き出し、なんとかスマホに収めたのがこの画像。まあ、数だけは6,7個咲いているから、毎朝の畑のいろどりにはなっている。凋んでいるのが寄り添って、遅い遅いと愚痴を言っている。他にお見せできるものはないかと見まわしたら、例年かってに花開くグラジオラスがきれいに咲いているではないか。このオールドスタイルの花は、今の世ではあまり人気がない気がする。それでも季節がめぐってくると、流行には目もくれず咲いてくれる。まるで我が身を見るようだ。(?)オー...朝まるで弱いアサガオ

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(8)最終回

    立ち入り禁止のロープを跨いだ瞬間、草に滑ってわずかに体が揺らいだ。ステッキでバランスをとり、なにごとも無かったように姿勢を戻した。気付かれたかどうか、少年たちの表情を確かめたい誘惑に抗して、数馬は次の一歩を踏み出した。築山の傾斜は、眺めていたのと違ってかなりの険しさを秘めていた。日ごろの散歩で、それなりの自信を付けていたはずだが、彼の自負も体と一緒に揺らいでいた。杖を先導に、前傾姿勢をとる。つま先に神経を集め、指をひらいて斜面を掴む。スニーカーの靴底越しなのに、紛れも無く大地に食い込んだ足指の存在が感じられる。子供の頃は、裸足であれ、下駄であれ、足指の先端まで意識を通わせていた。中学から高校に進む時分には、靴に慣れ、最初に覚えた窮屈な感覚が失われていった。小学校の教科書に、川を流れてきたキュウリが靴にはま...思い出の短編小説『悪童狩り』(8)最終回

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(7)

    立ち入り禁止の柵に沿って築山を半周すると、裏側に隠れた少年たちの動向が分かりそうだった。数馬は、いつになくゆっくりと足を運びながら、自分の気持ちがいささかの方向性を持つのを待った。いまはまだ、道がそこへ向かっているから進んでいるだけだ。言ってみれば、道の意思だ。まもなく道は築山にぶつかり、右に大きく曲がる。そこから左回りの円を描きながら、ロープに沿って丘の裏側に回りこむか、途中から分かれて東側の出口に向かうか、いわば岐路に立たされる瞬間が来る。数馬は、首を左に曲げて築山の天辺を見やりながら、ほどなく岐路に差しかかろうとしていた。「おまえは短気だから、何かする前に深呼吸をするんだぞ」父親からも、母親からも、同じような意味のことをよく言われたものだ。注意されたからといって、素直にいうことを聞いたとは思えないが...思い出の短編小説『悪童狩り』(7)

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(6)

    相変わらず、芝生のあちこちから歓声が上がっていたが、その声は乾いた風にのって拡散し、青空に吸い込まれていった。数馬には、公園がその面積を少し狭めたように感じられた。いつの間にか木々の影が伸びて、走りまわる人も犬も、ときどき光の円を踏み外していく。折りしも、立ち話に夢中の母親の隙をついて、よちよち歩きの幼児が光と影の境界を越えた。一瞬、目くらましにあったように幼児が消える。はっとして目を凝らす数馬の緊張に、母親のアンテナも反応したのか、慌てて子供の後を追う。心なしか気温も下がったようだ。右手に視線を移すと、体育館の屋根に迫る高さの築山が、枯れ色の芝草に満面の陽光を受けて裾を広げている。春になれば、緑の斜面をダンボールに乗って滑り降りる子供たちや、頂上近くで肩を寄せ合うカップルなどでにぎわう場所だ。すり鉢を伏...思い出の短編小説『悪童狩り』(6)

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(5)

    美雪が熱を出すたびにハラハラしたが、再びひきつけを起こすことはなかった。やはり幼児期特有の熱性痙攣だったのだろうと、小学校に通い始めた娘を見送りながら安堵したのを覚えている。それでも、子供ひとりを育てるのは大変なことだった。ひとりっこだから、余計に苦労が多かったということもできる。中学受験のころから過保護への反発が始まり、入学してからはクルマでの送り迎えを嫌がるようになった。それでもなお事故や事件を恐れて口うるさく干渉する妻は、娘との諍いのさなかに怒りの矛先を数馬に向け、「あなたが甘いから、親の言うことを聞かないのよ。何かが起こってからでは、取り返しがつかないでしょう。しっかり言ってちょうだい」数馬は、淑子の心配を噛み砕いて伝えながら、それでも束縛される美雪に少なからず同情した。だが、結果として妻は正しか...思い出の短編小説『悪童狩り』(5)

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(4)

    このベンチに腰を下ろすと、自分の居場所に戻ってきたように、ほっとする。目の前には作り付けのテーブルがあり、四枚の板を並べた粗削りの設置物は、雨風に曝されて灰色に変色していた。木目だけが磨いたように浮き上がり、ほかの部分はわずかだが侵食されている。数馬は、この木の手触りが大好きだ。ベンチに浅く尻をのせて、板に頬を付けるように身を乗り出す。テーブルの幅は、彼の左右の腕を伸ばしても三十センチは余る。どうしても届かない端までの距離が、未知の夢を盛ることの出来る自由な皿のように思える。書斎にある机は、もともと小ぶりなうえに、辞書や万年筆や原稿用紙に占領されて、さらに狭くなっている。志と違って、ちんまりとしたものしか書けないのは、そのせいもあるのかなと、半ば揶揄し自嘲しながら、テーブルに伏せた体を起こす。数馬はあらた...思い出の短編小説『悪童狩り』(4)

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(3)

    秋から冬へと、季節が泳ぐように空を渡っていく時期だから、家々の花木もひっそりと屋敷に納まって、なりを潜めている。山茶花が咲くには、もう少しの冷え込みが必要だし、数馬の好きな太郎冠者の蕾も、まだ小さく固いままだった。道すがら目にする時季遅れのサルビアには、風情というものがまるで感じられなくて、数馬の癇癪を誘発しそうになっていた。「こんなものを、人さまが通る公道沿いに植えおって・・」恥知らずめがと、庭の中まで睨む勢いで、鋭い眼光を飛ばすのだった。住宅が途切れると、しばらくは生産緑地が続く。表示の立て札が並ぶ畑地のひとつは、造園業者の丹精する辛夷や木蓮の養生地で、ほかにもレンギョウやドウダンツツジなど、春へ向けて力を蓄える人気の木々がひしめいている。散歩の途中、ふと気が付くと花木の一本がなくなっていたりする。ボ...思い出の短編小説『悪童狩り』(3)

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(2)

    猫が消えたあたりを目で追いながら、数馬は声を掛け損なったことに心残りを感じている。そして、半年も前に妻が発した言葉が、残響のように耳の奥で振動するのを聞いていた。「あなた、あの黒猫を可愛がったりしないでくださいね」「別に悪そうな猫じゃないだろう・・」そのとき数馬は反論したが、たちまち淑子にねじ伏せられた。「そう思わせるのが上手なの。一度でも気を許したら大変よ。どんどん家の中に入ってきて、蚤や虱を落としていくんだから」淑子は、かつて叔母から聞いたという話を持ち出して、数馬の思いを押さえ込んだ。以来、数馬は、淑子の言葉が閂のように自分の行動を制しているのを感じ取っている。いろいろな場面で彼の胸の中に渦巻くもどかしさのようなものが、長年にわたって降り積んだ心の澱であることに気付いていた。現実に起こったことでなく...思い出の短編小説『悪童狩り』(2)

  • 思い出の短編小説『悪童狩り』(1)

    まもなく十二月に入ろうというのに、日中は汗ばむほどの好天気だった。井原数馬は、タウン誌から依頼された五枚のエッセイを書き終えて、いつものように散歩に出かける準備をはじめた。二階の書斎を出て部屋着を脱ぎ、隣室の洋服ダンスに吊るしてあるコーディロイのズボンに履き替えた。上着は、やや濃い目の茶のブレザーで、統一した色調の中にも微妙に変化をつけたコーディネートを彼は気に入っていた。夕方になれば、急に冷え込んでくるのが目に見えているので、赤のマフラーをネクタイ風に結び、グレーのソフト帽を浅めに被って、三和土に立った。妻の淑子は、外孫の誕生に立ち会ってくたびれたらしく、仙台から帰って来るなり微熱を出して臥せっていた。「おい、行ってくるぞ」寝室の淑子に聞こえるように、大きな声を張り上げた。「クルマに気をつけてくださいね...思い出の短編小説『悪童狩り』(1)

  • どうぶつ・ティータイム(409) 『川柳・往生際』

    〇激オコのシンゾー心臓に悪かろう?(島田防衛次官を外され晋三が怒る怒る)〇いつまでもあると思うな人事権(安倍内閣時代の権力を夢見て=総理は岸田やで~)〇影の総理のつもりが醜態露呈して(防衛予算倍増を画策・安倍兄弟)〇利権の臭いがプンプン臭う防衛予算(倍増の旗振り役である島田次官交代へ)〇ここがチャンスと軍事路線へ突っ走る(ロシア・中国の脅威を千載一遇の好機として)〇今ならば憲法改正楽々と(虐められるウクライナ=世論は改憲容認が反対を上回る)〇敗戦は遠くにかすみ武器を恋う(自衛隊に敵地攻撃能力を付与)〇野党冴えず起死回生の手だて無く(立憲民主の地盤沈下)〇野党に望むは政権ではなく政権チェック(何でも反対というけれど大政翼賛的な馴れ合いは最悪)〇日本維新は自民党とは維新伝心(どうも見え透く下心)どうぶつ・ティータイム(409)『川柳・往生際』

  • 自薦ポエム136 『筏葛に秋波を送られて』

    筏葛(ブーゲンビリア)(季節の花300)より初夏の光は希望の使者ほら筏に乗ってあなたのもとへ意味ありげな秋波が送られるああうす紫の誘惑よイカダカズラのいたずら心だろうか18世紀にリオデジャネイロで発見された南米ブラジル原産の情熱的なつる性常緑低木よ紫赤黄橙白などの花を携えてようこそ日本に来てくださいました学名のブーゲンビリアまで心をざわつかせますこれを秋波と受け取ってはいけませんかおとなをからかう少女のような筏葛よあなたの誘いは花と見まごう苞のせいですねいまやっと気づきましたイカダカズラはやっぱりいたずら葛なんだと若葉を透けて地上に降りそそぐ初夏の光がほら筏に乗ってあなたのもとへ紫があなたの心にさざ波を起こしたとすればそれは小悪魔のような少女のせいでしょう葉が変形した包葉の秋波がそうさせるのですこんにちは...自薦ポエム136『筏葛に秋波を送られて』

  • どうぶつ・テイータイム(408) 『路傍の花とともに』

    家庭菜園は、絹さやが終わったあと見るべきものがない。最後の絹さや蔓を撤収してみると、昨年のこぼれ種の大葉が一気に勢いを増して要所を占領し始めた。市場で買うと、5枚パックで100円ぐらいするというので、せっせと利用することにした。いまのところ柔らかそうなのを摘んでいるが、取っても取っても伸びてくるので、いずれ間に合わなくなる。オクラオクラは双葉の状態で少しずつ成長している。ちょっと種を播くのが早すぎたのだろうか、暑さが好みのオクラは6月後半から逞しく育つはずだ。ホタルブクロ家の真下の路傍に、他の草に隠れてひっそりと咲いていた。なぜか本来の色ではなく、白っぽく抜けているのが気になった。立葵暑い盛りに紅いタチアオイを見ると、どことなく郷愁に誘われるのはぼくだけだろうか。場所がどこかということよりも、夏の青畳に寝...どうぶつ・テイータイム(408)『路傍の花とともに』

  • どうぶつ・ティータイム(407) 『川柳・アフォリズム』

    〇なんだろなこの食い物はナンだろな(いくらか認知度上がったか)〇一人来て二人来て去る恋敵(三角関係の負け犬)〇いちご狩り乙女がトチルとちおとめ(練乳につけようとして落とした)〇お茶飲むとうまみが消えると無茶をいう(ご馳走の余韻に浸っていたいんだって)〇勝新がオシッコちびる負けず嫌い(東名高速道で後続のクルマに抜かれまいとして休憩せず)〇金持ちは金持っているだけ金生かせず(ビジョンがないとな)〇落語ではハッツァン熊さん主役張り(なくてはならないキャラクター)〇大谷をドジャース幹部が品定め(ドージャ大谷は?来季移籍させるか)〇ピョートル(大帝)が迷惑だとプーチンに顔しかめ(ロシアの英雄を再現のつもりだが)〇少食がここで役立つ物価高(若い人には通じない話だが)どうぶつ・ティータイム(407)『川柳・アフォリズム』

  • 自薦ポエム135 『物騒ながらイシャコロシ』

    キランソウ(ウェブ画像)より聞いて驚くなよ皆の衆オイラの異名は医者殺しっていうんだまるで凶悪きわまりない殺人犯みたいだろ?でもさあほんとは誉め言葉なんだって医者いらずとか医者泣かせと同じ意味それなら納得だがちょっとキツイよなほかに地獄の窯の蓋とも呼ばれているやっぱり憎まれていそうな不安があるがいやいやそうじゃないって?オイラの根っこがしっかり張っているから引き抜こうとすると閻魔大王ほどの力がいるオイラの根っこは窯の蓋と同じほど厄介らしいまだまだ悪名らしきものを並べようかもういいってかそりゃそうだろう異名が多すぎるのも困ったものだ結局キランソウという漢名で落ち着いたのさ金蒼小草・・・・やっぱりお似合いだってかオイラもこの名を気に入ってるのさ漢方薬の筋骨草の原料だからね鎮痛が一番だが咳止め胃腸薬など効能多数だ...自薦ポエム135『物騒ながらイシャコロシ』

  • ポエム326 『にちりんが走る』

    特別急行「にちりん」ただいま大分から戻りました報告した自分の声に気づいて目が覚めたええーッ?俺は何処へ行ってたんだいったい誰に報告しているんだ・・・・リタイアして30年も経つのにぼくの記憶はしばらく霧の中をさまよった乳白色に霞んだ森の奥が明るみ初めそこに暈を伴なった日輪が現れた暈は虹色に変化し眩しさに目を細めるそうかJR九州の特急列車からの連想かあの頃は妻とよく旅行したな博多で一泊して大分へ向かった憧れの別府温泉が目的だが他にもう一つ藤原新也の本に出ていた鉄輪温泉街の錆びた風景を目にしたかったのだそれなのに特別急行「にちりん」ときたら予想もしない旅人まで同乗させたもんだ奮発した先頭車両の深々した座席の前部には仮眠する山下達郎を守るミュージシャンたちが神経をピリピリ尖らせていたのだ隣の席の若い夫婦がいち早く...ポエム326『にちりんが走る』

  • どうぶつ・ティータイム(406) 『川柳・人が変わる世界が変わる』

    〇プーチン院政(うわさ)後白河法皇も腰抜かす(後継者の名前もチラホラ)〇西側を兵糧攻めで揺さぶって(世界中を食糧危機に=戦国時代?)〇黒海の封鎖で穀物積み出せず(ウクライナ産小麦が現在2,500万トン滞留)〇日本はジワジワNATOに引き込まれ(ロシアの東の隣国ジャパンを意識させ脅威を分散する意図)〇悪党が群がる持続化(特別)給付金(性善説に基づいてでしょ、安倍さん?)〇マドン監督電撃解任で大谷(翔平)ピンチ(ショウヘイ命で成績あがらず)〇コワモテへ変身口を開けば武器よこせ!(ゼレンスキーは会見のたびに西側へ要求)〇ひ弱な指導者ひ弱なウクライナよいま何処(いずこ=あの日のゼレンスキーは世界中の同情を買った)〇かくも恐ろし戦争がもたらす人間変貌(ゼレンスキーが妥協なき戦争マシーンへ)〇キッシンジャーを過去の亡...どうぶつ・ティータイム(406)『川柳・人が変わる世界が変わる』

  • 松谷みよ子の『現代民話考』⑩最終回

    松谷みよ子さんが長年にわたって収集した日本の民話の数々の中から、その一部を紹介させていただいた。初回では、歴史家色川大吉氏の推薦文「現代の民衆の心意現象を表現」を引用して、松谷みよ子さんの成し遂げた仕事の重要性に注目したが、実は他に二名の方が推薦の辞を寄稿しているので、末尾で劇作家木下順二氏の推薦文も引用して『現代民話考』12巻(立風書房刊)の拾い読みの〆としたい。まずは<河童考>の続きで、<河童の婿入り>①河童の子を産む(高知県の話)<この話は、まっことの話じゃけん伝えちょきますらあえ。高瀬口にせんびの舟着きのあったころ、わたしの隣に豊蔵というて、生きておれば百二十ぐらいになる舟乗りがおったそうです。嫁さんが、おつるというて亭主をこびく(溺愛する)女だったそうです。夫の炭を積んだ舟が川をくだって見えなく...松谷みよ子の『現代民話考』⑩最終回

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から⑨

    <河童考>つづき公害を教えてくれた河童の話が続いたが、今度は「河童のお礼」という話を紹介する。①茨城県鹿島郡諏訪村安房(現鉾田町)の話<明治二十年ごろのこと、どじょう取りの祖父は蝮(マムシ)に噛まれた時の用意にと毒消しを持って田んぼに出ていた。さっぱりどじょうが取れなくなったのでやめようかと思って畔を歩いていると、のたうちまわっている河童に出会った、蝮に噛まれたから助けてくれと手を合わせて頼まれた。用意の毒消しを刷り込んでやると何度も礼を言って小川に消えた。翌日から祖父の置いた魚取り用のカゴにどじょうがいっぱい入るようになった。あったら礼を言おうと思っていたが、それっきり河童は現れなかった。>話者は中村ときを②群馬県利根郡水上町横山の話。<会津から二百メートルほど川上へ登ったところに馬洗い淵という所がある...松谷みよ子の『現代民話考』から⑨

  • ポエム325 『キウイの赤ちゃん』

    なんだか今年は遅くないか五月半ばにやっと実をつけたキウイにおそるおそる話しかける冬の冬眠期に枯れ枝のほかに伸びかけていた蔓を剪定してしまったあれはまずかったなと臍をかんだだってさあきみが領地の外にまで手を伸ばしゆらゆらと揺れているのが気になったのだ気持ちよさそうで羨ましいほど自由だったから一か月以上遅れて若葉が伸び花をつけた時嬉しかったなあいやホッとしたんだ水が好きなきみにせっせと水を補給してさきみの黄色い花が散って地面を汚したが頼むからたくさんの赤ちゃんになってねと祈るような気持ちで手を合わせたそして五月の半ばに待望の赤ちゃん誕生こどもが欲しいお父さんお母さんの気持ちと同じかもしれないね飛び上ってさこんにちは赤ちゃん声に出さずに歌う遅かったのね(あれ?)混戦したかなきっと実りの時期はいつもと同じになるよ...ポエム325『キウイの赤ちゃん』

  • 自薦ポエム134 『ポピーと歌おう』

    (ポピー)(画像は「季節の花300」)よりさあポピーたちよいっせいに歌おう丘の上ひなげしの花でうらなうあの人の心橙色も黄色も白もみんな思い切り口を開けてアグネスチャン風に歌おう青い空まで届くような高い声で今日もひとりなんてショゲルなよみんなが丘いちめんに広がって来る来ない帰る帰らない一喜一憂しないで歌おうアイスランドポピーとひなげし呼び名はちがっても美しさは一緒手をはなれた花びらは風の中さみしげに舞うのだろうか青春はセンチメンタルを友とし去ったあとはノスタルジーの海にさまようどこへゆくのひなげしたち生まれて来た喜びを心ゆくまで歌うのだあなたさようなら街へ行くのね乙女は花びらを一枚一枚数えて占う愛してる愛してない愛してる別れは心をブルーに染めるが歌は虹色に丘の上ひなげしの花で愛すランドポピーはいつも晴れやかに歌う...自薦ポエム134『ポピーと歌おう』

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から⑧

    <河童考>つづき<田の神が山に入って山の神となり、再び里へ降って田の神となるという信仰と、河童の伝承はなんとよく重なることだろう。この伝承は九州に多いが、秋田の昔話に爺さんが山で火を焚いて河童をあたためてやる話があって、東北の河童も山へ入るのである。秋田の話の中では、冬山の河童もやはり河童と呼ばれているが、九州では冬、山に入るとヤマワロなどと呼び名も変わる。このヤマワロについては、もう十余年前熊本を訪れたとき、亡き丸山学氏からいただいた資料の中に数多く掲載されていて、一つひとつは短い話ながら、山に働く人々とヤマワロの交流に目をみはった。そのヤマワロの話を昨年、阿蘇の宿で直に聞く機会を得た。話者は白石忍冬花氏である。木挽きの吉さんが山に入って小屋掛けし、さて寝ようとするとホイ、ホイ、ホイ、ホイと奇妙なかけ声が聞こ...松谷みよ子の『現代民話考』から⑧

  • どうぶつ・ティータイム(405) 『絹さやの初生り』

    花が咲いて1週間ちょとで、絹さやの実がふっくら膨らみ、食べられるようになった。こうなると、毎日見回らなければ実が入り過ぎて、おいしくなくなる。莢がつぎつぎとぶら下がって、食べごろになった。草取りと競争だから、初生りに後れを取ることはなかった。絹さやは、昨日は朝夕で20個ぐらい収穫した。うっかりしていると見逃すから、目を皿のようにして摘み取り、皿の上に並べてみた。(初日の6個)花を先端に付けたままの莢が、短時日で育つ経過を示している。当たり前すぎることかもしれないが、こんなささやかな発見が嬉しいのだ。まず、ゆで上げた緑の絹さやが目に訴えてきて、次に新鮮な豆の命が口の中に広がる。採取して、まだ細胞が生きている状態だから、このような味に出会えるのだろう。フキもたくさん採れた。初日はこの程度でやめたが、二日目以降は処理...どうぶつ・ティータイム(405)『絹さやの初生り』

  • どうぶつ・ティータイム(404) 『川柳・ブログなど』

    〇バイク旅ブログは足で書くものと(tdragonさん)〇わが人生に悔いなしどころか杭ばかり(避けるのに精いっぱい)〇エノキダケ元気ですかと歯に響く(エノキ茸の歯ごたえはアントニオ猪木のびんた並み??)〇わが歩み特急電車とは無縁なり(各駅停車)〇猫の目のように草木を観察し(「はなねこ」さんのブログ)〇自らに限界設けずヒーローは(大谷翔平や佐々木朗希)〇つり落とした魚は大きい日本サルベージ(もう一度吊り上げる責務あり)〇KAZU1(知床遊覧船)は内海用と知り呆れ(荒れ狂う外洋には不向き)〇誤送金ネコババ阻止も罪つくり(犯人は悪いが町役場も罪つくり)〇爽快なブログおおむね歩く人(山歩きする人へのリスペクト)どうぶつ・ティータイム(404)『川柳・ブログなど』

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から⑦

    <河童考>つづき前回は、河童が身をもって公害の危険性を村人に伝えた話であった。当初、村人は河童が発した重大なシグナルを見落とし、田畑の汚染が続いたことでやっと気づいたという顛末だったが、そもそも河童の正体は何なのか。<河童とは、その源は水神と聞く。長い歳月の間に零落して妖怪になったとはいえ、人間に、水がおそろしい、水をきれいにしてくれえと訴えるとは、なんと哀れなことであろうか。穴馬にあるという汚染の元へ乗り込んで人間どもを懲らしめる、というわけにはまいらぬものであろうか。この話には後日談があって、七年後河童の現代民話考をまとめるにあたり、和泉村を訪れようと思い、村役場へ話者の様子を問うたところ、谷さんはすでに鬼籍に入られており、河童の話など知りませんし、語る人もいませんと、役場のつれない返事であった。結局私はそ...松谷みよ子の『現代民話考』から⑦

  • 自薦ポエム133 『日陰が好きなユキノシタ』

    ユキノシタ(季節の花300)より奥鬼怒の<夫婦が淵温泉>を目指した八月よれよれの軽自動車で灼熱の太陽に焼かれ川俣温泉を横目にひたすら砂利道を遡ったのは主従3名の俳句吟行が目的のはずだった宿の主人のもてなしは山奥で採取したマイタケ20センチもある天然物のキノコは肉厚の歯ごたえとかおりで主従を魅了した青竹の盃になみなみと注いだ地酒とともに師はすでに俳句の世界で著名な存在だった運転手のぼくと編集見習いの女性は師の信奉者いわれるままに夏雲の席題に頭をひねったがほめられたのはぼくより後輩の見習い女性夏雲や幼子胸に眠らせて(よしの)夏空に入道雲の力こぶ(さとる)よしのくんの句は情景に広がりがありますねさとるくんのは比喩が直接的でかつ季重なりずばり評言のとおりと認めざるを得ない悔しさだけど先生はいつも女性の句に軍配を上げるナ...自薦ポエム133『日陰が好きなユキノシタ』

  • 雲南省のギンリョウソウ

    今朝のウェブニュースで、『森の妖精』としてギンリョウソウが紹介されていた。深山にふっと現れた小さな妖精のように、白く穢れのない生まれたての姿が愛おしい。そういえば日本でも、ブロ友さんの何人かがギンリョウソウの写真を載せていた。思い出して、遡って辿れるものの幾つかを紹介してみたい。とりあえず、今日はなんとか検索出来た「hiroののはらうた」から一枚。21/6/5ギンリョウソウ👻山歩き-HIROののはらうた(goo.ne.jp)雲南省のものと見比べてみよう。他にもブロ友さんの画像がいくつかあったはずだが、なかなか探し出すのは難しい。試みてみるが、もしギンリョウソウの画像を投稿したご本人から教えていただければありがたいのですが。よろしくお願いします。雲南省のギンリョウソウ

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から⑥

    <河童考>から前回は<天狗による神かくし>から面白そうなところを拾い読みしてきたが、日本民話の代表的な存在として「河童」も長い間語り継がれてきた。今回は、全国で採集されたたくさんの民話の中から、めぼしいものをいくつか紹介してみよう。<1974年、すっぽりと雪に閉ざされた富山の利賀村に探報に入ったが、そのとき同行の金沢市在住の作家かつおきんや氏から、公害を告げに来た河童の話を聞いた。ところは福井県大野郡和泉村で、この村は、かつおさんが女子学生を連れて村へ入るとすぐ、朝日宗太郎さんから縁先へたずねてきた河童の話を聞き、それからは会う人ごとに河童が耕運機の刃が川へ落ちたからとってくれと頼まれたからとってやったら、魚をお礼に持ってきたなどと聞かされたのだという。*だれが主体かわからない話だが、これも民話ならではのことだ...松谷みよ子の『現代民話考』から⑥

  • どうぶつ・ティータイム(402) 『川柳・忍耐の日々』

    〇平穏に過ごせぬ令和憂き雨季も(世界的な災難に加え梅雨入り間近・ウキウキできない気分)〇裏も表も変わらぬ顔でクルリンパ(上島竜平さん逝く=ダチョウ倶楽部)〇白鵬(間垣親方)は相撲の解説でも横綱級(現役時代からこの分析力=相手は勝てんわ)〇円安で儲ける企業損する庶民(値上げラッシュでお手上げ)〇戦争の解説めだつ女性たち(テレビ各社がこぞって起用)〇大学院卒業大栄翔の二刀流(照ノ富士・御嶽海と連日撃破の実力派)〇東大卒の力士須山は白星で(初日3秒で相手を圧倒)〇宴の後(連休明け)再びコロナも想定内?(第6次はなさそう)〇オオタニさん間欠泉のように打ち(ホームラン量産とはいかず)〇佐々木朗希パーフェクトの後はチームのため(試合に勝つことを優先)どうぶつ・ティータイム(402)『川柳・忍耐の日々』

  • どうぶつ・テイータイム(402) 『絹さや』

    ご披露するほどのモノではありませんが、絹さやの種がプランターで芽を出し、畑に移植して観察中なのでその様子をアップしました。蔓アリ絹さやを選んだのは、こちらの方が手間がかかりそうなので、その手間を楽しむためです。種の発芽率が良かったので、様い畑一面に絹さやを移植した結果、先住者の間にまで侵入させました。次には、空いたプランターを使ってアサガオを発芽させました。夏には、赤や青の朝顔が柵に絡んで咲くはずです。数メートル先の猫額部分にオクラの種を播きましたので、それが間もなく発芽するはずです。キュウリや蕪のタネも買ったのですが。もう播く場所がありません。代々土地の所有者になっているミントやスイセンと喧嘩しても、どうせ勝てませんから。どうぶつ・テイータイム(402)『絹さや』

  • 自薦ポエム132 『後ろ姿の雪だるま』

    雪だるま(ウェブ画像)より森に囲まれた山間の村の昼下がり雪だるまが陽光を浴びていた朝まで降った雪がやんで家を抜け出した少年が作ったものだ雪だるまは身を寄せ合い仲良さそうにしているそれなのにどこか寒々しい後ろ姿にはどんな意味があるのだろうか通りかかった主婦がそれを眺めコウちゃんとばばみたいだねと言った声をかけられた男の子が頬を染めていう違うわいモアイ像だい後ろ姿の二人が祖母と自分なのかそれとも家を出て行った母と自分なのか男の子の心の中では決めかねているだから誰と誰と言われるのがつらいのだなぜこんな雪だるまを作ってしまったのか少年は悔しさと怒りで胸が息苦しくなる旅芸人と駆け落ちして消えた母などとうに頭の中から消し去っていたのに屋根がすっぽり雪で覆われる季節になると家にまつわるすべてのことが塗り込められまっしろの庭先...自薦ポエム132『後ろ姿の雪だるま』

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から⑤

    <天狗による神かくし>から〇次の話は、近県の埼玉県入間郡。名栗の森河原の浅見常次郎さんは、実家の青場戸へ行った帰り、夜道になって豆口峠上に来ました。すると見上げるような大きなお坊さんいて、ついてこいと言うのでゆくと、岩上に立って向こうの山まで飛んでみろ命令するのです。浅見さんはもし飛ばなくてもどうせ殺されるかもしれないので、死んだ気になって飛んでみるとアラ不思議、鳥のように軽々と飛べるのです。そうして彼は大坊主と一緒に一晩中あちこちの山を飛び歩き、夜が明けて気がついた時はぐったりと疲れて、もとの豆口峠の上にいたそうです。これも短時間の天狗がくしなのでしょう。*「天狗による神かくし」という分類の中に、いつの間にか「天狗がくし」という用語が出てきた。民話というものの変化の過程がうかがえる貴重な例かもしれない。(出典...松谷みよ子の『現代民話考』から⑤

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から④

    <天狗による神隠し>から前回は秋田県の阿仁町で採集された話だったが、今回の話もユニークで面白い。〇福島県南会津。星盛氏という人の親類の人が神隠しにあったので山々を捜し歩いたが見つからない。四、五日して親類の者が一人古峯神社へ詣って許される事を願った。ちょうど代参の者が古峯山へ着いたと思われる頃、村近くの山に蒼ざめて立っているのを発見された。その人の後の話に、夜は村の山にいたが夜明けごろになると小鳥のようなものが現れて、おれと一緒に来いといういうのでこれについて行くと隣村の山へ入った。その小鳥のようなものは尻ベタだけ見えて他は分からなかったが、発見された日に天狗様が現れ汝はここにいては悪いから村へ帰れと掴まれて投げられ、しばらく飛ぶうちに人々に見つけられた所に落ちたという。(文・野口長義「南会津の民俗」)〇群馬県...松谷みよ子の『現代民話考』から④

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から③

    <天狗による神かくし>から神かくしと言えば、天狗のかかわりを示唆するものが少なくない。ここでは、はっきり「天狗」にさらわれたといった例を取り上げてみた。<昭和四十七年の旧暦七月二十五日、この日は地獄の窯の蓋のあく日で、「山川せられん」というのに子供は暑いので、前の谷川でボシャボシャはしゃいでいた。家の孫も六つで豊というのが行こう行こうというので連れていった。なかなか遊びをやめんので田の水かげんを見に一寸そこを離れたすきに、豊の姿は見えなくなり、部落中の騒動になった。次の日の昼すぎ、佐賀町ごしの峠の近くで見つかった。見つけた人の話では、一休みしていると二匹のやどもり(ガマ)が急に横の葉むろに飛びこんだ。その方を見あげると大羊歯が両方に押しわけられ、トンネルのようになっている雲すかしに曲がった木の枝が見え、その枝に...松谷みよ子の『現代民話考』から③

  • どうぶつ・テイータイム(401) 『川柳・惜しまれて』

    〇オシム氏が惜しまれて逝く青嵐(サッカー元日本代表監督=イビチャ・オシムが亡くなった)*独自のサッカー理論・人間性=思慮深い眼差しの中に戦争の翳〇阪神が突如目覚めし夏(ナツ)間近(半信半疑の快進撃=マジか?)〇米露緊迫チキンを食えぬ民主主義(自由主義国は独裁とのチキンレースに踏み込めない?)〇今の世は異常のさばりウソ闊歩(すべては精神科の領域)〇まだ使うお金あるのか初夏の旅(クーポン頼り)〇進化する池江里佳子に山笑う(オリンピックは無念だったが自己ベスト連発)〇薄氷を踏む脱出に国連機能?(グテーレス・プーチン会談で成果=シェルターから市民救出)〇叡王戦まず1勝で守り切る(藤井聡太はタイトル増やすだけでなく防衛も万全)〇コロナくんそろそろ下火になる頃な(猛威を振るったころとは様子が違う?)〇股関節大谷さんを休ませ...どうぶつ・テイータイム(401)『川柳・惜しまれて』

  • ポエム324 『ことばの筏』

    いかだ(ウェブ画像)よりつらい出来事がことばの筏に乗って流れていくつらい出来事ってなんですか誰の身に起きたことですかぼくの事かも知れないしあなたの事かも知れない生きている総ての人かもしれないことばの筏に乗ってどこへ流れていくんですか流れはゆるやかですかゆるやかな時も激しく揺られる時もある絶望という岩が立ちはだかる時も筏は岩に当たって砕けることはありませんかバラバラになって飲み込まれませんか一本一本の木材になりつらい出来事が放り出されたらどうなるのですかつらい出来事は更に傷つき海へ向かって流れていくだろうだから君の筏で拾い上げてほしいぼくも河口へ流れつく前に木材を組み直して粘り強いことばの筏を作るから世界はつらい出来事に満ちているが人間も動物も植物も命あるものは地下茎でつながっているらしいよ安心だねお互いに友達な...ポエム324『ことばの筏』

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から②

    <第三章「神かくし考」より>もう一つ、高知の郷土史家である寺石正路さんの「土佐郷土民俗譚」から、次の一章を取り上げている。「かかる時は失せ人を捜す方にて近所隣並はいふまでもなく町内村中総出を以て昼は鉦太鼓夜は炬火(タイマツ)にて野山残る隈なく探す其の月暗く風寂しき夜半鉦鼓の音陰に響き失せ人の名を叫ぶ声幽かに聞ゆる時は物凄き思ありて婦人小児等は恐れて夜出する能はぬこともあり。・・・・」あとをかいつまんで説明すると、失せ人を捜す方法は藩の決まりで三昼夜に限り許可され、捜索隊の人数すべての帯を解いて長い縄状にし、互いにつながってこれ以上神かくしにあわないように用心した。先頭に立つのは必ず親族で、失せ人の名を唱えて一同それに和し「誰だれよ、戻れや帰れや」と呼びかけてまわり、最後は全員が1,2,3と順番に点呼をして無事を...松谷みよ子の『現代民話考』から②

  • 松谷みよ子の『現代民話考』から①

    民話収集家の松谷みよ子さんが、意を決して著わした『現代民話考』(12巻)という本の最初の1巻だけ買ってあったので読み返してみた。さっそく紹介したいのだが、まずは先達の歴史学者色川大吉氏の推薦文から引用させていただく。<いつか誰かがやらなくてはならない仕事だと思っていた。その重要性は心ある人が思い続けていたものだが、その重量に圧倒されて、手を着けかねていた。現代の民俗、現代の民話の全体像を見渡す難事業である。それに松谷さんがとうとう手を着けられた。「深く暗い民族の秘部」におのおきながらあえてその全姿を私心をまじえず提出された。現代の「遠野物語」とはこういうものであろう。「戦争」と「近代化」という全国民を揺さぶった二大契機が、日常性の底に沈んでいた民衆の心意現象を表出させた。それに形を与えた著者たちの偉業に敬意を表...松谷みよ子の『現代民話考』から①

  • 自薦ポエム111 『リスの行き場は』

    リス(ウェブ画像)よりひっきりなしに食べてひっきりなしに繁殖する可愛いと言われているうちはいいがおまえらそろそろ限界だぞ鎌倉では人間に慣れすぎて恐れを忘れてしまったようだがいくら観光地だといってもいずれ規制されるにきまっている季節によらず果実が実れば果実を野菜だって場合によっては失敬する行儀がよければ多少は許すがつぎつぎ齧ってポイ捨てじゃ目に余るぞクルミやドングリに頼っていたころは人里との距離が遠かった山際まで入り込んだ人間が悪いと言われてみればその通りだが・・・・いつごろ蜜柑がなるのかとかトマトはどの季節に赤くなるとかキウイフルーツの食べごろはいつかとかおまえらの関心事はそのことだけかカラスに先を越されまいと神経をとがらせ人家の柵を伝って見回りするからリスがチョロチョロしてると子供が叫ぶ子供はチョロイなどと舐...自薦ポエム111『リスの行き場は』

  • どうぶつ・テイータイム(400) 『川柳・怪物列伝』

    〇佐々木朗希完全試合を何度でも(ほぼ2試合連続無安打無得点=怪物くんなら何度でも)〇オリガルヒ異を唱えれば始末され(怪物プーチンに睨まれたら家族まで変死)〇怪物から悪鬼に変わるウラジーミル(最初から悪鬼だよ)〇パレルゾーン早く翔平を目覚めさせて(本塁打が出やすい打球速度と打球角度)〇ロフテッド軌道は北朝鮮の長距離ミサイル(高く打ちあげて飛距離を抑える)〇まず1勝自軍の援護も歯車合い(大谷エンゼルス首位争い)〇マリウポリ攻略終了とショイグ宣言(プーチンの前で言わされる国防相=いずれ責任取らされる)〇製鉄所に籠る市民を兵糧攻め(アゾフスタリ製鉄所を包囲しハエも飛ばせるな)〇5月9日(戦勝記念日)マリウポリでロシアの軍事パレード?(東部・南部掌握でロシア国民にアピール)〇あくなき執念無限ループの独裁者(真実を消し去る...どうぶつ・テイータイム(400)『川柳・怪物列伝』

  • ポエム323 『歯医者に来たワ二』

    リクライニングの椅子がググっと倒れるハイ大きく口を開けて言われるまま口を開けると虫歯の治療をしますから麻酔をうちます先生がワ二の急所を押えるワニは目を細めてさらに口を開ける歯茎が熱くなって感覚が鈍くなる歯の根元を削る音が耳もとで響くだいじょうぶですか先生の声が聞こえる返事ができないのでワニは軽くうなずく終わると治療の跡を画像で見せられるこの後型を取り次回かぶせますゴムのようなものをゆっくり噛めというワニはこいつは食えない味だと思い昼食には何を食べようかと想像する型を外し次は仮歯を作るらしいゴムではなく特殊なプラスチックらしいこちら側ではあまり嚙まないようにハイとうなずいて解放される受付で治療費を払うと次回は2週間後です診察券に日付を書き込んで事務員がいうワニは沼に帰って空腹を満たしたいと思う岸辺に寝そべり日向ぼ...ポエム323『歯医者に来たワ二』

  • 自薦ポエム130 『天城ベニウツギは何処に』

    アマギベニウツギ(画像は「季節のスケッチ・樹木の花」)より湯ヶ島の温泉宿に泊まりしし鍋をつついたのはいつだったろう川端康成にあこがれて踊り子の舞台に立ってみたかったのだ天城ベニウツギよいまもそこにいますか踊り子の少女のように伏し目がちに俯いていますか旧制一高の学生さんはなぜ踊り子の後を追ったのだろう女になる途中のおんな謎を持て余す少女への憧れだったのだろうか天城紅空木の好む天城の土地は澄んだ水と湿った空気とともに踊り子一座の姦しい峠越えを見送ったのだろう女たちの下卑た笑いが一高生の鼻孔を擽ったとしても天城ベニウツギよ男を上目遣いに見るな自分を追うらしい学生を意識するな姐さんたちの意味ありげな目交ぜに同調するな男の揺れるこころの正体を自由に泳がせろ川端康成が逗留した宿に旅装を解き伊豆の踊子を執筆した部屋をのぞいた...自薦ポエム130『天城ベニウツギは何処に』

  • 台頭する『ヨーロッパの女性指導者たち』

    連日報道されるウクライナの街の破壊と市民への非道の数々は、われわれの人間に対する認識を大幅に超えて、ほとんどの人に衝撃を与え続けている。早々と投降するだろうと読んだプーチンの思惑に反して、ウクライナ軍の抵抗はすさまじく、加勢する西側のEUやNATOの結束は、当初よりも数段強くなってきた。特にロシアと国境を接しているフィンランドやスウェーデンは、次は自国が狙われると身の危険を感じ、NATOへの加盟を真剣に考え始めた。プーチンの野望が明らかになった以上、現実に危機が迫ってきたのは明らかで、中立であることを存立の基盤としてきた各国が警戒するのは当然である。その結果、最近NATO加盟の可能性を強く表明したフィンランドのマリン首相とスエーデンのアンデション首相の共同記者会見が注目を集めた。左・アンデション首相右・マリン首...台頭する『ヨーロッパの女性指導者たち』

  • どうぶつ・テイータイム(399) 『川柳・ダメージ合戦』

    〇ロシア海軍旗艦「モスクワ」被弾して(ロシアの象徴と言える「モスクワ」に致命的なダメージでプーチン怒る)〇怪僧キリル視線の先にローマ法王(キリル総主教はプーチンと組んで宗教界のドン目指す?)〇しばらくは神ってる誠也(鈴木)の独壇場(5試合3ホーマー)〇化学・生物授業じゃなくて兵器です(使われた市民は平気じゃないです)〇フィンランドスウェーデンと相次ぎNATO加盟?(ロシア侵攻を受け首相が共同会見・プーチン怒った)〇核カバンチラ見せなのかマジなのか(このところプーチン行くところに核カバン持ちの姿)〇小平奈緒引退功成り名を遂げて(日本のスケート界を引っ張ってきた存在)〇巨人勝利に貢献したけどダサイ〇(ホームラン帰還時の丸ポーズは窮屈すぎる)〇ロシア兵勇敢すぎて素手づかみ(放射性物質を防護なしで持ち去ったらしい)〇戦...どうぶつ・テイータイム(399)『川柳・ダメージ合戦』

  • どうぶつ・ティータイム(398) 『ありのままの春』

    シャガ四月に入っていっぺんに暖かくなった。ちらほら咲きかけていたシャガが、われもわれもと花開いた。チューリップ最初の球根から、今年で6年目の子孫である。ずいぶんイジケているが、咲いて見せる根性には恐れ入りました。スイセンそろそろ終わりに近い感じだが、最後の光芒を放っている。ひと月ぐらい衰えも見せずに頑張ってくれた。キウイ剪定しすぎて、枯らしてしまったかなと悩んでいたら、ちゃんと若葉が伸びてきた。花芽も付いたようなので、なんとか結実まで見守りたい。ヤマブキ黄色が眩しいヤマブキの花。最近は少なくなったが、時代劇と言えば山吹色の小判が大手を振っていた。ハナニラほったらかしで他の野草と競り合いながら、ハナニラが生きている。手抜きの主人の下では、しばらく試練の春となりそうだ。ビワ食べた実を投げておいたら、実生のビワが育っ...どうぶつ・ティータイム(398)『ありのままの春』

  • 自薦ポエム129 『ミミズクは夜の哲学者』

    ふくろう(無料ウェブ画像)より鳥と呼ぶには不器用だけどそれでも狩りはうまいほう枝がしなって落っこちそうだが気を逸らさずに獲物を見張る鋭い目つきに大きな黒目耳には高性能の集音器を備え地上で野鼠が動いたりすればピクピクと反応して一気に襲うでも失敗はしょっちゅうさクルマのライトに目がくらみ窓ガラスに当たって気絶して動物病院に入院したこともある冷や汗かいた記憶がもう一つ禁止されているはずの道具の中のカスミ網という罠を仕掛ける者がいて危うく捕まるところだったんだ生きていくには苦労がつきものクロウよりはフクロウだなんて自慢げに言う仲間がいるけどミミズクにとっては浮薄の極みさそろそろ禁猟期が明ける季節ヤマドリと間違えて撃たれちゃかなわない樹木に隠れて猟師の目を避ける夜になるまで寝たふりをしよう満月の光を浩々と浴びながら沈思黙...自薦ポエム129『ミミズクは夜の哲学者』

  • どうぶつ・テイータイム(397) 『川柳・照る日くもる日』

    〇村田諒太は喧嘩ファイトで後れとる(ミドル級タイトルマッチ=ゴロフキン戦)〇松山英樹は初日19位で発進も(マスターズ連覇の可能性は残る)〇大谷(翔平)に試練9K好投も(エンゼルス打撃陣がイマイチで)〇高木菜那引退妙に可愛くて(団体パシュート転倒の人間臭さ)〇プーチンの背後に怪僧(キリル1世)侵略推す(ロシア正教の僧=元KGB同僚)〇ウクライナは邪悪な国だと核(使用)祝福(キリル1世も戦争時に現れる怪僧の一人)〇古参兵に代わって荒むロシア部隊(徴兵の若者たちの尻込みを横目に)〇プーチンが作った組織が相互監視(国家親衛隊・国家保安委員会=旧KGB・国防軍など)〇将軍クラスも尻たたかれて戦場へ(戦死者相次ぐ)〇スポーツよ羽ばたけ戦争止んでくれ(不穏な日々よさらば)どうぶつ・テイータイム(397)『川柳・照る日くもる日』

  • どうぶつ・テイータイム(396) 『川柳・本性』

    〇狂気の虐殺ケモノになったロシア兵(これがロシアの本性)〇殺戮と略奪教祖のそそのかし(プーチン教では何をやっても許される?)〇国防省も婦女子殺戮を容認か(レイプなど当たり前のロシア兵)〇悪魔に魂を売り渡した男の怖さ知る(やっと真のプーチン像が語られるようになった)〇プーチンの幼児体験に窮鼠あり(貧しかった少年の部屋に現れたネズミを追い詰めるのは危険という認識)〇追い詰めればさらに高まる復讐熱(プーチンは死んでも屈しない=死後も復讐プログラムを用意している)〇ワル(トランプ)はワルを知る「プーチンは天才」の意味(貧しい少年が大統領まで上り詰めた経歴を見て)〇権力者(エリツィン)にすり寄り甘味をを与えのし上がる(自分を大統領の後継者に指名させた操縦術)〇嘘をつき虚像を作り抱き寄せる(イギリスのブレア首相はこの手に引...どうぶつ・テイータイム(396)『川柳・本性』

  • 自薦ポエム128 『稚児ユリは野に生きて』

    チゴユリ(季節の花300)より日当たりのいい雑木林に足を踏みいれると柔らかそうな緑の葉に星のような白い花がちょこんと乗っかっていたたぶん稚児百合だよね恥ずかしそうにしているのですぐに分かったんだ武家社会に根付いた特異な存在お小姓という制度があったことも史上で一番有名な稚児さんは美少年で知られた森蘭丸だよね気配りもよく織田信長の寵愛を受けた本能寺の変で主君とともに果てたがその生涯は後世まで語り継がれている認知されたのは戦国時代だったかな戦に不向きな女性に代わって身の回りの世話や夜の伽も務めたやがて合戦のない世の中になると稚児さんの存在は霞んでいったそれでも春から初夏にかけて稚児ユリは下草の中から姿を現す可憐な白にわずかな翳りを帯び悲しくも雄々しい存在のあかしを歴史のページにとどめている(2019/02/16より再...自薦ポエム128『稚児ユリは野に生きて』

  • どうぶつ・ティータイム(395) 『川柳・景色は変わる』

    〇ドル危うし両刃の剣の通貨戦争(兵器の戦い→→基準通貨争い)〇ロシア反撃ガス代金はルーブルで(制裁で暴落のルーブルで払え)〇独自外交のインド安値でガスも武器も(それでもロシアは大助かり)〇フィンランド背に腹変えられず制裁解除(エネルギー不足は致命傷か)〇矢面に立たずチャイナは覇権探る(ロシアの弱体化防ぎつつ通貨戦争で主導権)〇対ロシア追い込み過ぎてひっかかれ(窮鼠猫を噛む)〇つかの間の優位か民主主義の謳歌(自由主義の勢力圏維持に不安も)〇北方四島ロシア軍事化すぐ火の粉(北海道防衛に注力も)〇恐るべしフェイクニュースにプロパガンダ(プーチン支持83%?)〇戦争の過酷さ醜さやるせなさ(我が国の辿った道→→どの戦争も同じ)どうぶつ・ティータイム(395)『川柳・景色は変わる』

  • 自薦ポエム127 『樒にまつわる毀誉褒貶』

    シキミ(季節の花300)より黄ばんだ唇を捻じ曲げていじわるそうに空を見る道理でおぬしは怪しげだなにか魂胆もありそうで花弁はまるでカンナくずヘソの形も意固地に見えてうわさどおりの偏屈者か樒という名も意味ありげでさ世間の陰口さまざまだけどおぬしはそんなにワル者なのか悪しき実がシキミの元の名などともっともらしく言われているが名誉にかかわる名のこじつけと否定をしたいが毒持つ家系葉っぱを見ても夾竹桃に瓜二つだと認めましょう共にわが身の防衛手段ムシャムシャ食われては子孫にすまぬだから毒性はピカイチと自認はすれど自慢はできぬ抹香くさいの抹香は毒持つ拙者の身を粉にしたものと知ってシキミの効用を理解し認める度量がほしいさてさて蘊蓄聞きかじりこじつけポエムもそろそろエンド元に戻って素直に花を見ればやっぱり造化の妙(2019/02/...自薦ポエム127『樒にまつわる毀誉褒貶』

  • どうぶつ・ティータイム(394) 『ありのままの春』

    本格的な春がきました。横着している間に、水仙が咲きそろっていました。こちらはハナニラでしょうか。ほっとかれた感じで、少しイジケタ姿をしています。きみの名は?野草がひしめき合っています。スズラン水仙とチューリップです。ささやかながら、赤と白の取り合わせが春らしいです。近くの散歩コースにあるサクラです。これが今年の花見です。そういえば、早春の便りを届けてくれたフキノトウ(オリジナル)です。遅ればせながら、お礼を言っておきましょう。(春1)どうぶつ・ティータイム(394)『ありのままの春』

  • どうぶつ・ティータイム(393) 『裏地見る』

    〇和平交渉ウ(クライナ)ロ(シア)ウロせずに引き時か(ゼレンスキー政権の転覆はムリと判断したのだろう)〇交渉のオモテではなく裏地見る(ウラジーミルの場合)〇やっぱりなロシア相手じゃ毒(ポイズン)注意(迂闊に水も飲めない)〇プーチンは破壊のツケをどう払う?(ロシアが敗戦しない限り賠償義務は負わないか)〇膨大な戦費で軍産(オリガルヒ)大儲け(ウラジーミルに献金するんだろうな)〇シンゾーはウラジーミルのお友だち?(それともボッタクリの被害者か)〇カンパ~イの裏で舌だすウラジーミル(騙した相手は数知れず)〇シンゾー(安倍晋三)はジュンちゃん(小泉純一郎)ほどの成果得ず(腹芸で拉致家族を奪還したのと対照的)〇日大のドン妻の共犯だけはとお白洲ゲロ(すべて認めますから妻は勘弁して!)〇ビッグボスそろそろ勝たんとはぐれボス(見...どうぶつ・ティータイム(393)『裏地見る』

  • 自薦ポエム135 『運べやハコベ』

    ハコベ(ウェブ画像)より薄暗がりからぼーっと浮かび上がる清楚な姿のあなたは誰?春を待たずに起きだしてしあわせを運ぶメッセンジャーですかそれとも花の王冠をしずしずと運ぶ王室づきの侍女でしょうかもう広場には多くの人が集まっています戴冠式を待ちのぞむ素朴な民たちでしょうか朝早くから王女のために花を摘み丹精込めてつくった髪飾りですねこころからの祝意が萌黄色に輝いていますこんなに慕われる王女が統べる国はどこに?まだ明らかに見えてはいませんが世界のどこかに生まれかけているはずです運べやハコベしずしずと侍女たちが白いドレスの裾ひきながら声を合わせて歓喜の歌をうたう広場の民もよろこびに震えながら呼応する運べやハコベはれやかにのぞみつづけた王国はもうすぐ花開くほら黎明は薄れゆきまもなく王冠の輝きが広場に満ちる待ちのぞむ民の目に涙...自薦ポエム135『運べやハコベ』

  • どうぶつ・ティータイム(392) 『川柳・土俵際』

    〇独裁主義国あまりの多さに背筋凍る(国連総会でロシア非難に反対・棄権40か国)〇ベラルーシ(ルカシェンコ)が目立つが他にもシリア(アサド)など(世界の中では非民主主義国が優勢)〇土俵際でこらえ踏ん張る民主主義(アメリカ・ヨーロッパ・日本など)〇プーチンがドンパス(ウクライナの東部地域)の解放と言い出した(明らかに後退発言)〇プーチンの信念(ウクライナを旧ソ連邦に取り戻す)VSアメリカの制裁〈東部地域=ドンバスのロシア併合まで行くか〉*2022年1月26日(二か月前)より再掲=無慈悲な殺戮をしておいて今さらネ)〇戦争の主役がスマホとドローンとは(オジさんにはついて行けない世界)〇中國は漁夫の利狙いまだ様子見(阻害されるロシアで通貨・経済の利をもくろむ)〇北朝鮮の存在そろそろ無視できず(ICBMの完成を誇示してアメ...どうぶつ・ティータイム(392)『川柳・土俵際』

  • 自薦ポエム125 『風船唐綿はなぜプンプン』

    フウセントウワタ(季節の花300)よりふくらんだふくらんだフウセントウワタがふくらんだなにに怒ってふくらんだのか猫のタマタマと揶揄されたせい?ふくらんだふくらんだ風船唐綿がふくらんだトゲまで生やしてどうしたのプンプン毒づく果実にお手上げふくらんだふくらんだハリセンボンもたじたじの危険な雰囲気まるだしであたりかまわず威嚇するふくらんだふくらんだ年が変わって不安がふくらむ世の中なんだか先行き見えずだから夢なくただプンプンふくらんだふくらんだ風船玉の木がふくらんだころんだ子供のお手々をとって痛いの痛いの飛んでケーふくらんだふくらんだトゲトゲ果実のすぐ横で柳に似た葉は柳に風と受けて流してケセラセラふくらんだふくらんだフウセントウワタがふくらんだ膨らんでみたけど行き着くところ猫のタマタマ柳の葉っぱ(2019/01/19よ...自薦ポエム125『風船唐綿はなぜプンプン』

  • どうぶつ・テイータイム(391) 『川柳・二者択一』

    〇死ぬ覚悟(ゼレンスキー)殺す覚悟〈プーチン〉のぶつかり合い(どっちが強いの)〇降伏しろ(プーチン〉降伏しない(ゼレンスキー〉停戦交渉(これで合意間近?〉〇合意ならずば第三次世界大戦もとゼレンスキー(飛躍と見るか西側の反発に期待か〉〇プーチンは核戦争を怖れていない(自国の核戦力優位を確信している〉〇プーチンはウラル(山脈)の施設で暗殺避け(死の灰にも耐えられる)〇毒食わば皿まで次は生物・化学兵器(政敵を毒ガス等で抹殺してきた過去〉〇恐怖指数上がり下がるは人命価値(命の尊厳が脅かされている)〇円安はどこまで?物価はいくらまで?(ノホホンと使ってられないぞ)〇ここへきて戦争への不安80パーセント(北の脅威ロシア・南の脅威チャイナ)〇そこまではやらないだろうの安全ボケ(この楽観主義は何処から)どうぶつ・テイータイム(391)『川柳・二者択一』

  • ポエム322 『王様の耳はロバの耳』異聞

    はじめにあるイソップ物語をおもいだしてください。<あるところに、ひとりの王さまがいました。王さまはいつも深い帽子をすっぽりとかぶり、人前で取ることはなかった。なぜかというと、王さまの耳はロバの耳だったのです。他の人に見せるわけにはいきませんでした。その秘密を知っているのは、王さまの髪を切っている理髪師のみ。もちろん王さまから口止めをされているので、理髪師は誰にもしゃべることはなく自分の胸の内に留めていました。しかし、秘密をずっと抱え続けるのは苦しいもの。話したいけど話せない日々を送るうちに、理髪師は病気になってしまうのです。理髪師が医者を訪れると、「抱えている秘密を打ち明けることで楽になる」と言われます。そこで理髪師は、井戸に向かって「王さまの耳はロバの耳!」と叫びました。しかしその井戸、なんと国中の井戸と繋が...ポエム322『王様の耳はロバの耳』異聞

  • どうぶつ・ティータイム(390) 『川柳・ペリメトル(死の手)』

    〇予測不能の無誘導ロケットプーチン砲(核使用の恐れはなお存続)〇したたかな中国どこまであっち向いてホイ(18日夜の米中会談を期待もバイデンの要望には?)〇国会演説(ゼレンスキーがオンライン登場)尻馬に乗る危うさよ(スタンディング・オベーションする気?)〇あえて言うロシアの怖さ見誤るな(手負いの虎を追い詰めるな)〇日欧も先制攻撃の的のまま(ロシアの核防衛システム「死の手」を稼働させないことを願う)〇いざとなれば北朝鮮も参戦か(米軍基地が標的・大都市も)〇中國は勢力地図の書き換えも(アメリカは自国を守るのに精いっぱい・欧州や日本は防衛システムが貧弱)〇あと少しで佐殿(頼朝)になるゼレンスキー(最初の状況ではすぐにも殺されそうだったが)*以下、2月27日投稿から再掲〇もしかして天が付いてるゼレンスキー(ウクライナ版・...どうぶつ・ティータイム(390)『川柳・ペリメトル(死の手)』

  • 自薦ポエム124 『オーロラは太陽風に乗って』」

    オーロラ(ウェブ画像)よりこの光の源には想像もつかない怪物がいるに違いない潜めるように息を吐き蛇の舌のようにあたりを探るのだろうおまえは岩山かおまえは冷え切ったみずうみかよしよし表向きはおとなしくしているようだな雲も月も凍えた地球をオーロラとともに診てくれないか思い上がっているのかあちこちで我欲が噴火しているが空気を汚してしまうとわれらを見ることもできなくなるあきれ果てた磁場が南と北を取り換えてしまうかもしれないまさかそんなことがと地球に住む奴らは高をくくっているようだが地球の心臓はいま循環器系の傷みで危険な状況なのだだから心配で弟分の鼓動や呼吸を見に来ているのだと怪物がいう深夜に音もなく身体の隅々まで探るわけがわかっただろう太陽風に乗って兄弟の健康を調べにやってきているがスキャンデータではあまり芳しくない結果...自薦ポエム124『オーロラは太陽風に乗って』」

  • どうぶつ・テイータイム(389) 『川柳・内部崩壊近し』

    〇助けてちょうチャイナプーチン頼めどそこそこに(ドローンなど攻撃用兵器を要求したが)〇様子見の中国(習近平)はためらい始めたか(プーチン支持の不利に気づいたはず)*2月27日投稿より再掲〇戦争犯罪何枚重ねる?回転ずし(安いと思っているが本当は高い代償)〇プロパガンダめくれどめくれどどれも嘘(ロシア国内は盲目の群衆70%)〇国営放送ウソ読む背後で「戦争反対」(プロパガンダを作らせられていた女性スタッフが反旗)〇傭兵が傭兵殺す末世かな(人間の愚かさに嘆息)〇オリガルヒおれに非あるかと仲間割れ(新興財閥の何人かが自宅軟禁されたらしい)〇プーチンが(逆に)謀反・暗殺に遭うシーンも(天に唾した者に唾が降る譬え)*3月3日投稿より再掲〇決め手は世論人心離れて支持もナシ(プーチンが強引に傀儡政権作っても)*2月27日投稿より...どうぶつ・テイータイム(389)『川柳・内部崩壊近し』

  • ポエム321 『フキノトウ』

    フキノトウ(山形・月山)ウェブ画像より庭の片隅にフキノトウが頭をもたげたやあ春だねえどちらともなく手を挙げたことしも頼むよどちらが言ったのか両手をひらいて春の素顔をアピールしたのだうんじゃあ頂くよぼくは屈んで手を伸ばしたハサミで根元をさぐり思い切りよく力を入れるプツン心地よい手ごたえがあり蕗の薹が手のひらに転がり込むやわらかいなんて柔らかい手触りなんだ赤子のような産毛が手のひらをくすぐるありがとう美味しくいただくよ頭の中でレシピが駆け回るあれに10個これには4個と大きめの蕗の薹を選んでプツンする鼻に近づけると香りが鼻の穴を這い上がるさっそく台所に走りさっと洗って透明ぶくろの中で片栗粉をまぶすあとは油をブツブツ呟かせ何度か転がせば絶品素焼きのできあがりああ人世横丁の女将の顔がチラチラするビールを開けて一人乾杯の始...ポエム321『フキノトウ』

  • どうぶつ・テイータイム(388) 『川柳・木漏れ日』

    〇明るいニュースに飢えていたんだ俺たちは(大リーグ4月8日開幕)〇大谷さん日米ともに待ちわびて(162試合全部やれるんだって)〇藤井聡太もA級昇格名人へ(順位戦を勝ち抜くのが先決だが)〇NATOあきらめ中立模索のゼレンスキー(現実的な提案だがプーチンは武器捨てて丸腰になれという=永世中立国スイスだって軍隊を持っているのに)〇弱味見せれば殴った上に土下座させ(屈辱を与えて二度と立ち上がれなくするのがプー氏の常套手段)〇朝方の5時までに総攻撃と米国シンクタンク(土曜日あるいは週明け月曜日説も)〇ロシアでは外国資本も俺のもの(撤退する外国企業は国有化と声明)〇ウクライナ世界のハッカーに(ロシア企業のハッキングを)呼びかける(デジタル戦争どこまで)〇原発人質ほんとにロシアの手に落ちたの?(フェイク・ニュースが飛び交い真...どうぶつ・テイータイム(388)『川柳・木漏れ日』

  • 自薦ポエム123 『スズランスイセンと赤く染まった空』

    スズランスイセン(ウェブ画像)よりある日きみから一通の手紙をもらった東京の下町から近県に疎開して15年経っていたぼくの住所をどのように探り当てたのか戦火を逃れて互いに町を離れていたのに手紙を手にして最初に感じたのはなつかしさというより戸惑いだっただってぼくは一緒に遊んだはずのきみをあまりはっきりとは思い出せないんだぼくはきみのことを母から聞いてはいた川べりの釣り小屋まで無断で遠征したとか遊び疲れると並んで昼寝をする仲だったとかでもきみとじゃれ合った実感は湧いてこないんだ確かになつかしいと返事には書いたけど送られてきた写真できみの面影を呼び起こせなかったすべてはぼくの記憶力が悪いのだと思う4歳の記憶がみな脆弱だなんて言い訳にもならないだから材木座海岸近くに住むきみが手紙をくれ頼朝の墓の写真を同封してくれたのに再会...自薦ポエム123『スズランスイセンと赤く染まった空』

  • どうぶつ・テイータイム(387) 『川柳・危機の後』

    〇オリガルヒ(ロシア新興財閥)プーチンに引導渡す日も(やがて仲間割れも)〇ウクライナで覇権握ってアリ地獄(ロシアはアフガン等で失敗したアメリカの二の舞)〇遠くの戦争は「買い」(兜町の格言)今はグローバル経済で(遠い近いという概念は通用しない)〇原油高じわじわ物の値が上がる(庶民は音を上げる)〇金(ゴールド)高騰基軸通貨(ドル)の揺らぎ見え(元が存在感を増す)〇粉ものは干ばつ・紛争で二重苦に(小麦の値上がりでパンもうどんも)〇庭畑趣味から零細産地へと(多少でも自給の足しに)〇50年前のオイルショックの再現も(トイレット・ペーパー買い占め騒動を思い出す)〇桜咲く花見マスクで鼻見えず(まだまだ続くよオミクロン)〇トンガ・パプアと幼児語放つ噴火口(地球がしゃべりだした)どうぶつ・テイータイム(387)『川柳・危機の後』

  • どうぶつ・テイータイム(386) 『川柳・世界終末時計は今』

    〇元スパイの証言プーチンの残虐性(テレ朝系夜のニュース見た?・評価は人によるが)〇弱みを見せるとエスカレートするいたぶる過去(チェチェンでも容赦ない破壊)〇人間じゃない悲痛な叫びが耳を打つ(マンションをロケット攻撃された女性が独裁者に向かって)〇意のままにならぬと見れば核までも(ここまで至る可能性を覚悟すべし)〇非難などむしろ高ぶるドーパミン(おまえが非難するから攻撃するのだという理屈)〇彼が怖れる唯一権力を失うこと(邪魔者と見たら手段選ばず)〇そういえば消えた魂あれもこれも(女性編集者が横付けしたクルマから襲撃された事件など)〇ナワリヌイ氏もデモ扇動など危なくて(獄中じゃ逃れようがない・覚悟のうえか)〇海外にいても毒殺忍び寄る機関(怖くて名も言えない)〇世界終末時計非情にカチリと針進む(残り100秒からどうな...どうぶつ・テイータイム(386)『川柳・世界終末時計は今』

  • どうぶつ・ティータイム(385) 『川柳・ウォンテッド』

    〇プーチンを賞金1億でウォンテッド(ロシアの資産家が戦争犯罪人プーチンの身柄確保者に賞金)*生死にかかわらずとしたが、自分の生死はどうする気?〇スパイ映画フィクションそれともドキュメント?(ロシアで起きていること)〇原発を人質に取り得る敵意(手段に窮して悪魔の選択)〇原発人質想いもつかぬ結末が(イアン・フレミングも想像外の嫌な予感)〇新格言「まことから出たウソ」連発で(事実を嘘と言い張って誤魔化すプーチン)〇ウクライナ政治動けず市民動く(国家に自由無く市民に希望あり)〇民主主義危機に毅然と立ち上がる(全体主義は一時の優位を押し返される)〇報道規制で見ざる聞かざる話さざる(クレムリンが日光東照宮見物を推奨)〇猿になれプーチン強制珍なる朕(こんなこと続く?)〇欧州の一体化に寄与する悪あがき(綻びも見えたEUをプーチ...どうぶつ・ティータイム(385)『川柳・ウォンテッド』

  • ポエム320 『虫になろうよ』

    尺取り虫(ウェブ画像)よりう~ん騒がしいな人間の世界でいま何が起きているんだ?虫の寄り合いでも話題はそのことだよ青虫や毛虫が用もないのに集まってくる最初のうちはセミが大騒ぎしていたなカマキリやハチなど武器自慢のやつも来ていたが近頃は鳥たちに狙われる虫たちが心配顔で集まっているんだシャクトリムシがボソボソしゃべっていたよ今朝がた頭の上を黒い影がよぎったんだとバサバサッと大きな音がして暗い森の方へ飛び去ったらしいシャクトリムシはあわてて身を縮めたんだがアリのやつはお構いなしに仕事を続けていたとかそうそう異国には軍隊アリという仲間もいてもともと騒がしいぐらいじゃ気にもしないようだでも青虫や毛虫は心配してたなあ夏になればアゲハやモンシロとして羽ばたく蝶だもの華やかなファッション・ショーしか頭にないんだ森英恵やケンゾウら...ポエム320『虫になろうよ』

  • どうぶつ・ティータイム(384) 『川柳・夢のあと先』

    〇核使用命じられてもたぶん拒否?(と思いたいが幹部は一蓮托生)〇ゆうべ見た悪夢けさには正夢に?(まさか戦術核の使用が現実に)〇自軍にも詭弁でNOTOの危機作り(核抑止部隊に高度警戒態勢命じる)〇真空爆弾(燃料気化爆弾)息もできない生き地獄(シェルターや地下室に隠れる市民狙う)〇プーチンなら「やりかねない」が超ブラフに(破滅のエンペラー)〇クーデターさらには暗殺そそのかし(ゼレンスキー排除を執拗に呼びかけたが)〇プーチンが(逆に)謀反・暗殺に遭うシーンも(天に唾した者に唾が降る譬え)〇ゼレンスキーNATO加盟申請を公表も(必死の訴えだがNATOは危険と判断)〇プーチンが夢見た復活(大ロシア帝国〉は仮想現実(VR)〇世界中の思い(念〉が束にレーザー化(念力を持ちだしたら笑いますか)どうぶつ・ティータイム(384)『川柳・夢のあと先』

  • 自薦ポエム122 『イノシシのち自爆』

    (2018・12・23使用画像)再掲一度思い込んだら梃子でも動かぬという顔だなその意味ではなかなか男らしいよ君は今年も凄かったが来年はもっと暴れるらしいねまるでどこかの大統領みたいじゃないかぼくの前に道はないぼくの前に道はできる人でも秩序でもなぎ倒して見せるごつごつの岩に食い込んだ木の根っこ戦いの足場としては申し分ないね来るなら来いと鼻と頬を膨らませ膨張する敵の野心に体当たりの構えを見せる満身創痍の身でなおも敵を増やす八方破れ戦法いまだかつて誰ひとりやったことのない手法だイノシシにはまわりの樹木もかすんで見えず突っ込んでいったらどこにぶち当たるやらだけど戦場は複雑だよ罠や銃が待ち構えている君が壁にぶち当たり自爆するのを期待してるぞでも君の背後にはイノシシ軍団がいるだろう先頭の君が倒れてもベールの陰の組織が手を拍...自薦ポエム122『イノシシのち自爆』

  • どうぶつ・ティータイム(383) 『川柳・カラマーゾフもう一人の兄弟』

    〇おそロシアカラマーゾフ(の兄弟)がもう一人(ウラジーミル・プーチン?)*前妻の子ドミトリー・神の存在を認めないイワン・修行僧アリョ-シャ・女中との子スメルジャコフなど強欲な父ヒョードルの性格を受け継いだ異母兄弟〇プーチンが背負った重き『罪と罰』(主人公ラスコーリコフは「一つの罪は百の善で償える」と主張)〇ゴーゴリはプーチン素材に『狂人日記』(風刺的作家で他に『外套』『鼻』など)〇いともたやすく『桜の園』を踏みにじり(ウクライナの現状にチェーホフも嘆く)〇「核」ちらつかせブラフ余裕のない証拠(ロシア軍にもかなりの犠牲者)〇国を守る父・兄・弟みな立ち上がる(ポーランドに逃れた避難民の女性)〇喉元に刃(やいば)突き付け和平とは(プーチンの常套手段も今度ばかりは)〇権力に溺れた皇帝の二の舞に(帝政ロシアの崩壊などが頭...どうぶつ・ティータイム(383)『川柳・カラマーゾフもう一人の兄弟』

  • どうぶつ・テイータイム(382) 『川柳・天の采配』

    〇様子見の中国(習近平)はためらい始めたか(プーチン支持の不利に気づいたはず)〇意気揚々から焦りの気持ちが見え始め(より過激になるのが心配)〇キエフ侵攻軍も週休二日かな(実は本格侵攻準備中とか)〇内部から動揺ひろがる気配あり(軍部内でもプーチン作戦に疑問符?=希望的観測)〇武力不行使バイデン静観で株を上げ(ニューヨーク株式市場も800ドル反騰)〇もしかして天が付いてるゼレンスキー(ウクライナ版・頼朝?)〇ドラマ(国民のしもべ)通りの大統領になった運ほんもの?(まるで「鎌倉殿の13人」佑殿)〇命懸けのキエフ守備隊に可能性?(ロシア軍にもかなりの犠牲者=フェイクでなければ)〇マクロンは同伴者(ゼレンスキーが依頼)として出る気かな(ロシアとの交渉)〇決め手は世論人心離れて支持もナシ(プーチンが強引に傀儡政権作っても)どうぶつ・テイータイム(382)『川柳・天の采配』

  • どうぶつ・テイータイム(381) 『川柳・

    〇迷惑なご近所EU顔そむけ(二階の窓でオロシャ爺さんが布団叩く)〇噓つきの天才侵攻を正当化(すり替え論理で暴挙に出たが)〇自国でも平和維持軍(秘密警察)が市民拘束(戦争反対の声を上げるデモや集会封じ)〇無法松(プーチン)無法が過ぎて総スカン(そろそろ凋落の道へ向かうか)〇民主主義今は押されて土俵際(ロシア・中国の全体主義有利に見えるが)〇ゼレンスキー(大統領)孤立無援の空仰ぎ(私たちを助けてください)〇ゼレンスキー交渉呼びかけ(プーチンに)中立で(EU加盟断念するから・・・・これでどう?)〇もしかしてこれ(呼びかけ)が停戦のきっかけに(プーチンも鉾の収めどころを探っている)〇世界50か国でロシア非難の声上がる(市民の静かな抗議がプーチンの熱さましに?)〇もはや誰もロシア信じる者はなし(北方領土問題でもバカにされ...どうぶつ・テイータイム(381)『川柳・

  • どうぶつ・テイータイム(380) 『川柳・ロシア検証』

    〇ハイブリット攻撃(ロシア軍のサイバー&高性能兵器攻撃)でウクライナ軍施設を無力化し(2月24日プーチン発表で新展開)=最新状況。〇プーチンはだんじり(ロシアの秘密組織)の上の屋根乗りか(天才=トランプ語)と言われて少々ハイ気分。<以下、振り返り>〇北京オリンピック終わったとたんにドンパチか(ロシアのウクライナ侵攻と中国の台湾侵攻が同時勃発?)*(去年12月29日投稿から再録}ロシアの侵攻は予測通りだが、中国はパラリンピックもあり現在様子見。ロシアへの後方支援か。〇アメリカを股裂きにする中ロかな(アメリカの二方面作戦は困難か)*(去年12月29日投稿から再録}中ロの時間差攻撃であってもアメリカは股裂きに苦慮。〇血液(ガソリン)の不足で喘ぐ文明病(輸血が細ると発症する経済の病)*(1月26日投稿から再録}ロシアの...どうぶつ・テイータイム(380)『川柳・ロシア検証』

  • どうぶつ・テイータイム(379〉『川柳・プーチン』

    〇侵攻はほとんど信仰プーチン教(旧グルジア・クリミアに続き平和維持軍がウクライナ侵攻〉〇ソ連崩壊ロシア復活信念に(アメリカの覇権放棄に乗じて・目指すは皇帝プーチン?〉〇バイデンの弱気トランプなら戦争辞さず?(ウクライナ問題でアメリカ国民落胆?〉*(1月22日投稿から再録・アメリカ国民は現時点ではウクライナ問題に消極的)〇ラブロフ(ロシア外相)は余裕の笑みで米あしらう(ウクライナ侵攻は米の譲歩次第)*(同1月22日投稿から再録・米ロ(ブリンケンとラブロフ〉会談もその後は非難の応酬〉〇諜報戦先手で暴露も効果なし(プーチンは構わず親ロシア派勢力を国家として承認)〇東部2州(ドネツクとルガンスク)の親ロシア派擁護が派兵の根拠(すでに所属不明の装甲車が2地域に潜入〉〇バイデンはどんな奥の手繰り出すか(壊滅的な経済制裁とは...どうぶつ・テイータイム(379〉『川柳・プーチン』

  • ポエム319 『打ち上げられた海亀の生涯』

    参考=ハコガメの一種(ウェブ画像)より南太平洋の北東寄りの海域にガラクタバコと呼ばれる孤島がある島の周りには幾つもの岩礁が隠れていていつも海流が白波を立てていた航海時代から近くを通る船もなく長年にわたって存在を知る者もなかったが難破船が岩礁にぶつかりバラバラに砕け木片となって打ち上げられことがあったそのまま朽ちていく船の残骸の中に頑丈な箱がひとつ形を保っていた島にはアホウドリと一匹の亀が住んでいたアホウドリの群れの中で亀は途方に暮れていた好奇心旺盛なアホウドリに突つき回され緊急避難のために潜り込んだ箱から出られなくなりもがいているうちに年月が過ぎた食料は島に漂着する海藻や魚などで命をつないだ19世紀になってアメリカから調査団がやってきた岩礁からできた島の動植物に興味があったのだ上陸したオミステリー博士は一瞬自分...ポエム319『打ち上げられた海亀の生涯』

  • どうぶつ・ティータイム〈378〉 『川柳・ロシア画策』

    〇氷のような眼差し叱責リンク凍てつく〈ワリエワのコーチ=エテリ・トゥトベリーゼ〉〇計算高いバッハ〈会長〉も呆れたパルティータ〈エテリ変奏曲に〉〇ジェームズ・ボンドものけぞる靴の仕込み針〈エテリの氷の言葉がワリエワ蹴る〉〇プーチンの思惑暴露で侵攻阻止?〈先手先手でロシアの思惑を暴くアメリカだが〉〇幼稚園の教室爆破でのろし上げ〈ロシア系住民を狙ったと主張〉〇なにがあろうとウクライナ(東部〉併合プーチン決意(クリミア半島の隣接地区〉〇北京(オリンピック)閉幕待たずに開幕ロシア侵攻?(バイデン予測だが)〇高きを目指す高木(美保)に微笑む勝利の神(1000メートルでついに金)〇ツキが来たさつき(藤沢)日本は運までも(韓国がスウェーデンに負けたため準決勝へ)〇藤沢(五月〉の波がスイスを翻弄す(カーリング準決勝で好調の波が来...どうぶつ・ティータイム〈378〉『川柳・ロシア画策』

  • 自薦ポエム121 『空飛ぶサソリ』

    八重山サソリ(ウェブ画像)よりいやあーオイラ死ぬかと思ったよだって突然ゆうパックに詰め込まれゆさゆさ揺られて運ばれてきたんだあまり空気が吸えなくてさ苦しいのなんのってだいたい行先もわからず不安だったよ着いたら着いたで居心地が悪くてさ島の森で生活してたオイラにとっちゃ空調の乾いた空気は耐えられなかったよふだんは腐食した倒木なんかを住処にさシロアリや虫の卵なんかを食べてたんだなのにオイラの餌は見たこともない代物だこれじゃたまらんから逃げ出そうとしてたそこへいきなり回収ときたもんだネットで売ってた男が捕まったんだとさオイラの正体がサソリと分かって大慌てらしいでもさ情けないけどあまり毒はないんだ砂漠のサソリみたいに強面じゃないんだよだからまた八重山へ帰してよ湿った森の中で気兼ねなく暮らしたいんだゆうパックじゃなく快適な...自薦ポエム121『空飛ぶサソリ』

  • 残しておきたい記録(関東大震災〉その10

    ⑩まとめ公的機関がまとめた「関東大震災」の記録は、膨大なものである。地震による被害と火災による被害を分けて、倒壊戸数や焼失面積などを記録している。原因別の死傷者数を細かく記し、市区町村ごとに怪我が何人、死者が何人と、図表にして掲げている。それはそれで役立つ資料であるが、ともすると災害の真の姿を見失う場合もある。ここまで体験者の記録を取り上げてきたのは、当事者にしか語れない恐怖やとっさの行動が、100年後のわれわれに様々の示唆を与えてくれるからである。現代は、当時と比べて防災意識が格段に進歩し、例えば家屋等における耐震構造の普及は較べるべくもない。都心の高層ビルなどは、固い地盤にまで届くパイルを打ち込み、頑丈な基礎を築いている。さらには大きな震幅でも吸収する最新の構造を備え、震度6や7ではびくともしない安心感を喧...残しておきたい記録(関東大震災〉その10

  • 残しておきたい記録(関東大震災〉その9

    ⑨注目される被災例とエピソード「浅草凌雲閣(十二階)」の場合『正午二分前』(早川書房刊)=ノエル・F・ブッシュ著によれば、<東京のコニー・アイランドともいうべき浅草で、実に目立ったことが起こった。それは、当時の東京で一番背が高いので有名な十二階が崩れたことである。地震が起こると「十二階」は前後に揺れ動いたが、その間の数秒間というものは「ピサの斜塔」そっくりに見えた。やがて「それは丁寧にお辞儀をするような格好になり」八階のところから折れてしまった。上部四階は、群衆がいた三つの方向ではなく、第四方向の小さな池に向かって崩れ落ちた。下敷きになって死んだのは数名で済んだが、経営者の老夫婦は二十人ほどの見物人と共に潰されてしまった。付近の芝居小屋の裏方二人は、昼食をとるために上のバルコニーにあがっていたところ、地震と同時...残しておきたい記録(関東大震災〉その9

  • 残しておきたい記録(関東大震災〉その8

    ⑧旋風の跳梁この火災は三日間にわたって、処々に旋風を起こしている。その最も大きなものは本所被服廠跡に起こったもので、約四万の人命を奪った。さらに「科学知識」第三巻所載の今村博士によれば、<本所被服廠跡に襲来した旋風をいち早く注目した位置は、東京高等工業学校前隅田川上であったが、時刻は午後四時ごろ、旋風の大きさは国技館ぐらい、高さ百米ないし二百米、時計の反対の向きに回りて、水上の小舟を一間もしくは二間の高さに巻き揚げて、当時盛んに燃えつつあった高等工業学校の焔と煙とを巻きこんで、間もなく横網河岸に上陸し、北の安田邸と南の安田邸との間をかすめ、被服廠の中央から北の方を過ぎ、あっという間にそこに避難していた群衆の荷物に延焼し、避難者の着衣に燃えつき、火の海となりて、ここに一場の焦熱地獄を現出し、三万八千人の生命を奪い...残しておきたい記録(関東大震災〉その8

  • 残しておきたい記録(関東大震災〉その7

    ⑦火災の発生地震に続いて各所に火の手があがった。震災のため、多くの家屋が全壊、半壊し、そうでなくても激しい地震のためにあわてて戸外に飛び出した人々が多く、しかもちょうど昼食時で、使用中の竈、七輪、火鉢、ガス焜炉などの火が燃え移り、また薬品の容器の破損などによる発火、あるいは電気器具などによる発火もかなりあったようである。火事は延焼を続け、九月二日午前六時に大体鎮火し、三日午前十時に至って全く鎮火した。出火の個所は、その初めに八十八か所と称されていたが、後に一三四か所と訂正されている。(ただし、「東京震災録」で補正された出火個所はさらに増えて一七八か所と記されている。そのうち五七か所は消し得たが、七七か所は消火できず、延々として燃え広がり、また火災現場から飛び火して新しく火元になった場所もあり、火勢がつのって三日...残しておきたい記録(関東大震災〉その7

  • どうぶつ・ティータイム(377) 『川柳・美醜真贋』

    〇羽生結弦が奏でた未完のシンフォニー〈4回転半アクセルに挑戦〉〇マクロンはマキロン(傷薬)ほども効果なし(フランス大統領がプーチンと会談も軽くあしらわれた)〇演習(ロシア・ベラルーシ)後は軍引き上げると成果のべ(マクロンが発表・ロシアは否定、どっちがホント?)〇大谷翔平ドカ雪のごとCM降る(億越えホームラン)〇球春は休春のまま?開幕待つ(コロナ都市封鎖は愚策・大リーグのロックアウトも愚策)〇高梨沙羅謝罪が生んだ波紋かな〈涙の会見にメディアは・・・・〉〇女の園に殿乱入で大奥揺れ(女子ジャンプ服装審査・突然男性コントローラーが介入)〇抜き打ち審査ドイツ狙いか高梨も(ドイツは4連覇中・高梨は1回目大ジャンプ)〇平野歩夢は歩むどころか空を飛び〈ハーフパイプで金メダル〉〇幸運は末広がりのパンツから(くたびれブリーフ党=オ...どうぶつ・ティータイム(377)『川柳・美醜真贋』

  • 残しておきたい記録(関東大震災〉その6

    ⑥浅草から日本橋方面の記録折から土曜日のこととて、浅草は人出でにぎわっていたが、凌雲閣(通称「十二階」)が半ばから折れ、そのほか倒壊家屋が続出し、火災が起こり、浅草は阿鼻叫喚の巷となったという。東京の倒壊家屋は、山の手台地では全体の一割前後であったが、江東の本所、深川方面では全体の二割五分前後に達したという。『大正震災志』(内務省社会局編)によると、<地震につぐに火災を以てしたから単なる震災に原因する被害の度合いは詳らかでない。けれども概していうと、山の手よりも下町に被害の多かったのは当然である。しかし、同じ山の手にしても高地に接する低地は一般に被害の度が多かった。即ち小石川柳町一帯のごときはその例である。同じ下町にしても日本橋のごときはその被害程度は少なかったのである。深川方面は一般に被害が多かったように取り...残しておきたい記録(関東大震災〉その6

  • 残しておきたい記録(関東大震災〉その5

    ⑤震害の記録ここからは、『鷺亭金升日記』(演劇出版社刊)からの引用である。<九月一日(土)晴れ、午前出社。十一時四十八分、支部弁当来たりしかば、少し早けれど食事をなす中、突然地響きして、人々アッと驚き起つ。先年の地震と同じような響きなれば、余は一番に駆けだしたるも、揺れ出して足を取られれんとす。辛くも社外に逃れ、広場の建築場へ走りつきし時は、はや大地震となりて歩行しがたく、地上を転倒し、大波の上に弄ばれる小舟の感あり。丸の内の建物は、凄き音を立て土煙をあげ、世はこのままに滅するかと思う。恐ろしさ言語に絶す。ようやく揺れ止みて、ホッと息をつく間もなく、また大いなる揺れ返しありて、夢うつつのごとく、呆然と地上に座す。一時静まりしかば、人びと蘇生の思いして、無事を祝し合う。活版は皆破壊されたり、新聞は当分出来ぬことに...残しておきたい記録(関東大震災〉その5

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