変形性膝関節症に対する膝蓋骨ストレッチの意義 ver,1.2
1.私の膝OA治療の要点膝痛患者に対し、仰臥位で股関節を屈曲、膝をできるだけ屈曲させた姿勢にさせ、膝蓋上縁すなわち大腿四頭筋の停止部の圧痛を探る、そして圧痛あれば、圧痛点(=鶴頂穴)に単刺または直接灸3壮程度を行うことで、痛みが改善することが多かった。この治療理論は、Ⅰb抑制を利用して大腿四頭筋をゆるめるというものだった。ちなみにⅠb抑制とは、筋が外力によって急激に引き伸ばされた際、筋断裂を防ぐための防御機能であって、受容器は。その筋の腱紡錘にある。すなわち四頭筋を緊張状態にして、鶴頂を刺激すると、さらに四頭筋が緊張したので、このままでは筋断裂すると身体が解釈して四頭筋緊張を緩めることになる。また内・外膝眼に圧痛を認めた場合には、立位で内・外膝蓋に直刺2~3㎝程度の単刺をして関節包刺激をしている。立位にし...変形性膝関節症に対する膝蓋骨ストレッチの意義ver,1.2
2023/05/25 04:19