古事記・日本書紀に見られる西域言語(特にシリア語)を探究しつつ、日本神話の構成原理を明らかにする。
各国の言葉には借用語が含まれるのが普通です。「漢語でないものは総て倭語」という旧来のフレームは、とりわけ東西交流が盛んだった時代においては有り得ません。正倉院御物や各種出土物に見られる外来要素は、言葉の上にも残っていると見るべきです。その意味で、借用語研究は今後の国語学分野の課題と言えるでしょう。セム系のシリア語以外に、印欧系のソグド語も注目されます(だれか研究してください)。
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