ストーリー④
何でもあり得るこの流刑星○ひとつの到達点「星くず」謝冰心星くずはきらめく深い藍いろの空にかれらのかたらいを耳にしたことがあるか沈黙のなかに微光のなかにかれらは互いにたたえあっている——道半ば◯時折滅亡黄昏れてゆく初冬の中を苦悩に充ちた行列が黙々として前進する敵を求めて未知の地図の上を進んでゆく愛と美しいものに見離されてただひたすらに地の果てに向かい——— 俺はよく掘り返された土のことを考えた敵中にのこして来た彼等のことを思い出した空間に人の言葉とは思えない流血にこもった喘ぐ言葉を俺はもう幾度きいたことだろう田辺利宏昭和16年8月華中にて戦死26歳◯命短くとも真に強い母の姿と共に…「ランドセル」はどんな賢人の言葉よりも貴重なことを教えてくれる○終戦の日に寄せて「おーい!」窓うつ嵐に夢もやぶれはるけき彼方にこ...ストーリー④
2024/10/22 21:18