平均が隠すもの
世界の大都市の物価を比較したデータが発表された。有料記事なので上位と下位しか分からなかったが、カラカスはダントツで物価が安い。喩えそうでもベネズエラで暮らしてみたいとは思わないが、荒れた都会にも良いところはあるわけだ。花の都パリの物価が高い、観光客は知らずパリに貢いでいるようだ。あれこれいろいろ比べることは選択戦略の判断に欠かせないアプローチなのだが、平均の解釈には要注意だ。例えば数学物理の学力の平均点を比べるとアメリカと日本では日本の方が良いかもしれない。だから安心とか日本の方が科学で優れてゆくとはならない。平均と一緒に分散を考慮しないと解釈を間違えてしまう。世の中を変える力を持っているのは並外れた一握りの人達で、平均で多少劣っていても優れた人物(変人に見えることが多い)を許容育むことのできる社会は地力がある...平均が隠すもの
2019/04/27 09:00