僕が僕でなくなるとき・・・32

僕が僕でなくなるとき・・・32

三十二 「シュウ君といったわよね?」 彼女は画面から目を放しピーターの顔を見たうえで、すぐにシュウの方に視点を移した。 「あなた、奇妙な音……聞いたこと……あって?」 音という響きに敏感であった彼に