僕が僕でなくなるとき・・・31

僕が僕でなくなるとき・・・31

三十一 また一人、外にいる者と同じ簡易制服のような薄手の上着の男がテントの中に入ってきた。 胸元には朝顔の花のような紋章がつけられていた。 「どうやら同じ足跡のようです」 重々しい空気をかもしつ