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2010/02/21

  • 聴き比べ:ベートーヴェンの交響曲第9番(その24)

    ★ウィキペディアの曲目解説は、こちら㊼インマゼール指揮:マニア・エテルナ★2007年4月17~21日、ブルージュ・コンセルトヘボウにて録音①15:05②13:23③12:23④23:35★インマゼール(1945~)62歳頃の録音。速めのテンポ。(65分)時に荒々しいほどにメリハリ十分。バ

  • ヤン=ウィレム・デ・フリーント指揮のベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」

    ●12月21日、木曜日、19:00より、サントリーホールにて、読売日本交響楽団演奏会●ソプラノ:森谷真理 メゾ・ソプラノ:山下裕賀 テノール:アルヴァロ・ザンブラーノ バス:加藤宏隆 合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:三澤洋史)ヤン=ウィレム・デ・フリーント(1962~)

  • 聴き比べ:ベートーヴェンの交響曲第9番(その23)

    ★ウィキペディアの曲目解説は、こちら㊻スダーン指揮:東京交響楽団★2004年9月23日、ミューザ川崎シンフォニーホールにてライヴ録音Sym.9: Soudant①14:14②10:50③12:57④23:18★スダーン(1946~)58歳頃の録音。東京交響楽団音楽監督就任直後。(1999 年より首席客演

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.47)

    38回目第1部 第4章 足の悪い女(7)363~381ページ  ✤日曜日に、語り手は、ヴェルホベンスキー氏と共に、ワルワーラ夫人宅に招待されていた。重要な出来事(ヴェルホベンスキー氏の婚約発表)のある日。多くの人がワルワーラ夫人宅に一斉にやって来たが、その説明のた

  • アントニ・ヴィト指揮のペンデレツキ:交響曲第2番《クリスマス・シンフォニー》

    ●12月19日、火曜日、19時より、サントリーホールにて、東京都交響楽団定期演奏会●①キラール:前奏曲とクリスマス・キャロル(1972) ②ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18 ★ピアノ:反田恭平③ペンデレツキ:交響曲第2番《クリスマス・シンフォニー》アントニ

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.46)

    37回目第1部 第4章 足の悪い女(6)358~363ページ  ✤酔っ払ったレヴャートキン大尉が帰宅したので、シャートフと語り手は、すぐにシャートフの部屋に逃げ込むも、予想通り、レヴャートキン大尉がやって来た。「開けろったら!おい、わかってんのか、人類にはだ・・・

  • ルイージ指揮のマーラー:交響曲第8番

    ●12月17日(日曜日)14:00より、NHKホールにて、NHK交響楽団定期演奏会●定期演奏会2000回記念らしく、観客の投票で演奏曲を3つから選んでもらうという、現代らしく、良くも悪くも「民主的」。新日本フィル音楽監督時代の上岡敏之も似たようなことをやっていたので、欧州では

  • ユベール・スダーン指揮のブラームス/シェーンベルク編:ピアノ四重奏曲 第1番

    ●12月16日、土曜日、18時より、サントリーホールにて、東京交響楽団定期演奏会●①シューマン:交響曲 第1番 変ロ長調 op.38 「春」 (マーラー版) ②ブラームス/シェーンベルク編:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 op.25①このコンビは、10年以上前ながらマーラー編曲版でシ

  • 聴き比べ:シューマンの交響曲第1番(その6)

    ★ウィキペディアの解説は、こちら⑰マリナー指揮:シュトゥットガルト放送交響楽団 ★1985年2月録音①11:25②05:40③05:42④08:23★ネヴィル・マリナー(1924~2016)61歳頃の録音。速めのテンポの正攻法。現代風で、スマートか????どちらかと言えば、軽快で明るい

  • 聴き比べ:シューマンの交響曲第1番(その5)

    ★ウィキペディアの解説は、こちら⑭ショルティ指揮:ウィーン・フィル ★1969年録音①10:56②06:40③05:32④07:57★ショルティ(1912~1997)57歳頃の録音。良くも悪くもショルティらしく、強引なところもあり、速めのテンポで押し切る。勢いもメリハリも十分。録音

  • 聴き比べ:シューマンの交響曲第1番(その4)

    ★ウィキペディアの解説は、こちら⑪アンセルメ指揮:スイス・ロマンド管弦楽団★1951年3月録音①11:34②06:13③05:40④07:47★アンセルメ(1883~1969)68歳頃の録音。現代風な感情移入の少ない演奏。録音が古いせいか????「朴訥」とも言えそうながらも手堅い。録音

  • METライブビューイング ジェイク・ヘギー《デッドマン・ウォーキング》

    ●2023年12月13日、水曜日、MOVIXさいたまにて10時35分より、1度の休憩ありで、終了は14時10分ごろ●METのHPは、こちらMETライブビューイングは、2020年7月以来で久しぶり。2023-2024期のMETライブビューイングの演目は、1年近く前に発表され、MET初演など、新作や珍しい作品

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.45)

    36回目第1部 第4章 足の悪い女(5)340~358ページ  ✤語り手が「フィリッポフの家」に住むレヴャートキン兄妹の部屋に入る。「第4章 足の悪い女」がようやく登場。マドモワゼル・レヴャートキナが、白粉をはたき、頬に紅をさして、唇にも何かを塗っていることがはっ

  • 新国立劇場の《こうもり》(2023)

    ●12月12日、火曜日、14時より、休憩1回で、終了は5時10分ごろ●おそらく、2018年以来、4度め。二期会の『こうもり』は、2021年11月。結論から言いますと、舞台・演出:◯歌手:◯または◎オーケストラ:◯と◎の間総合:◎【指 揮】パトリック・ハーン 【演 出】ハインツ・

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.44)

    35回目第1部 第4章 足の悪い女(4)327~339ページ  ✤語り手がシャートフの部屋に向かう。階段下に着くと、部屋の中では大声で議論している様子であった。部屋には、シャートフ、キリーロフ、シガリョーフの3人がいた。シャートフから3人がアメリカに4ヶ月間滞在した話

  • カーチュン・ウォン指揮のショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47

    ●12月9日(土曜日)14:00より、サントリーホールにて、日本フィル定期演奏会●①外山雄三:交響詩《まつら》 ②伊福部昭:オーケストラとマリンバのための《ラウダ・コンチェルタータ》★マリンバ:池上英樹③ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47今年は、とりわけ作

  • 聴き比べ:ショスタコーヴィチの交響曲第5番 (その17)

    ★曲目解説はこちら★ウィキペディアの曲目解説はこちら55、チェリビダッケ指揮:スウェーデン放送交響楽団 ★1967年3月19日、ライブ録音。①20:02②05:37③15:52④11:31★チェリビダッケ(1912~1996) 55歳頃の録音。あまり重厚感や深刻さが感じられない、穏やかなア

  • 大野和士指揮のシューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120(1851年改訂版)

    ●12月8日、金曜日、14時より、東京芸術劇場にて、東京都交響楽団定期演奏会Cシリーズ●①レーガー:ベックリンによる4つの音詩 op.128 ②ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 op.1 ★ピアノ:ニコライ・ルガンスキー③シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120(1851年

  • ルイージ指揮のレーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ 作品132

    ● 12月7日 (木) 19:00 より、サントリーホールにて、NHK交響楽団定期演奏会●①ハイドン:交響曲 第100番 ト長調 Hob.I-100 「軍隊」                   ②リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調      ★   ピアノ: アリス・紗良・オット        ③レーガ

  • カンブルラン指揮のルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲

    ● 12月4日 (火) 19:00 より、サントリーホールにて、読売日本交響楽団定期演奏会●①ヤナーチェク:バラード「ヴァイオリン弾きの子供」 ②リゲティ:ピアノ協奏曲〈生誕100年記念〉 ★ピアノ:ピエール=ロラン・エマール ③ヤナーチェク:序曲「嫉妬」④ルトスワフスキ

  • 1月の演奏会 (2024)

    日めくりカレンダー今年も残すところ、一月。新年最初の演奏会は、シューマンの交響曲『春』。ブルックナーは、交響曲第1番に始まり、交響曲第6番は2度も聴ける。ジョン・アダムズの自作自演も。月に10回程度の演奏会が、いろいろな意味でベストかな??????もう少し減ら

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.43)

    34回目第1部 第4章 足の悪い女(3)321~327ページ  ✤リーザは、出版事業に関してシャートフからきっぱり断られると、語り手に、レビャートキン大尉の妹に会いたいと言う。 リーザは私に、にっこり微笑みかけたが、その顔は青ざめていた。何かしら思い迷うところがあ

  • 聴き比べ:ショスタコーヴィチの交響曲第5番 (その16)

    ★曲目解説はこちら★ウィキペディアの曲目解説はこちら52、ロヴィツキ指揮:ロンドン交響楽団 ★1967年2月録音。①15:16②04:48③16:13④09:42★ロヴィツキ(1914~1989) 53 歳頃の録音。1958年録音(DG盤)は、その7切れ味良好な正攻法。録音は古い割にはかなり良

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.42)

    33回目第1部 第4章 足の悪い女(2)306~321ページ  ✤リーザは、出版事業のためにシャートフに手伝って欲しかったのだ。その文筆にかかわる事業というのは、こんなふうな類のものだった。ロシアでは、首都や地方の新聞、雑誌などが数多く出版され、そこでは毎日、たく

  • 聴き比べ:ブルックナーの交響曲第9番(その13)

    ウィキペディアの楽曲解説は、こちら㉜シャイー指揮:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ★1996年6月17、18日、コンセルトヘボウにて録音①24:37②10:39③27:22★シャイー(1953~)43歳頃の録音。テンポは63分を切り、中庸。まろやかな響きながらも所々メリハリも十分

  • ロシア音楽:NHK交響楽団定期演奏会

    ●11月26日、日曜日、14時より、NHKホールにて、NHK交響楽団定期演奏会●①スヴィリドフ:小三部作      ② プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」-「ワルツ」(第2場)    ③ A. ルビンシテイン:歌劇「悪魔」のバレエ音楽-「少女たちの踊り」       ④グリンカ

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.41)

    32回目第1部 第4章 足の悪い女(1)300~306ページ  ✤リーザから招待を受けていた、シャートフや語り手Gが、ドロズドワ家に集まった。ここでようやく語り手の名前が明確になる。(「アントン・ラヴレンチヴィチ」、305ページ)「じゃあ、イギリス人なんてまるきりいな

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.3-10)

    32回目第1部 第3章 他人の不始末(10)284~299ページ  ✤ヴェルホヴェンスキー氏は、ほとんどヒステリー状態で小説の語り手の「私」を待っていた。10年ぶりで会ったリーザから邸宅への招待を受け、ドロズドワ家に行って来たヴェルホヴェンスキー氏であるが、「他人の不

  • 新国立劇場のオペラ《シモン・ボッカネグラ》

    ●11月21日、火曜日、14時00分より、休憩1回で終了が16時47分頃● ●結論から言いますと①演出、舞台:◯②歌手:◎③オーケストラ:◎④総合:◎【指 揮】大野和士 【演 出】ピエール・オーディ 【美 術】アニッシュ・カプーア 【衣 裳】ヴォイチェフ・ジエジッツ 【照 明

  • アンドリス・ネルソンス指揮のブルックナー :交響曲第9番 ニ短調

    ●11月22日(水曜日)19:00より、サントリーホールにて、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団来日公演●ネルソンス指揮の演奏会は2022年11月以来。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とは2019年5月以来。①ワーグナー :楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛

  • キリル・ペトレンコ 指揮のブラームス:交響曲第4番

    ●11月21日(火曜日)19:00より、ミューザ川崎シンフォニーホールにて、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演●①モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201②ベルク:オーケストラのための3つの小品 Op.6③ブラームス:交響曲第4番 ホ短調op.98 お恥ずかしい話、ベルリ

  • 聴き比べ:ブラームスの交響曲第4番 (その18)

    ウィキペディアの楽曲解説は、こちら63:マズア指揮:ニューヨーク・フィル★1995年2月、4月、エイブリー・フィッシャー・ホールにてライブ録音。①13:18②11:50③06:18④10:50★クルト・マズア(1927~2015 )68歳頃の録音。適度な重厚感もあり、中庸なテンポで、手堅い

  • 聴き比べ:ブラームスの交響曲第4番 (その17)

    ウィキペディアの楽曲解説は、こちら60:ギュンター・ヘルビッヒ指揮:ベルリン交響楽団★1978年録音。①13:10②11:38③06:17④10:48★ギュンター・ヘルビッヒ(1931~)47歳頃の録音。時折、名前を見る指揮者ながら、「聴き比べ」では、初登場。まだ、お元気のよう??

  • 鎌倉ハイキング(パート7)

    11月18日、10時、小田急線、藤沢駅で落ち合い。2019年1月から、山形県の中学の同級生と4名限定(機動性を考慮して)で実施している鎌倉散歩。コロナ禍の3年間は、中止していたので、思うようには進展しませんが、小生1人だけでも2019年以降、3度は鎌倉訪問しているので、鎌倉

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.39)

    31回目第1部 第3章 他人の不始末(9)279~284ページ  ✤小説の語り手Gが、「フィリッポフの家」から出ようとする所で、レビャートキンと出会う。レビャートキンも「フィリッポフの家」に住んでいた。 レビャートキン大尉は上背が2メートルもあろうかという大男で、で

  • ユッカ・ペッカ・サラステ指揮のシベリウス:交響曲 第1番 ホ短調 作品39

    ●11月16日(木曜日)19:00より、サントリーホールにて、NHK交響楽団定期演奏会●①シベリウス:交響詩「タピオラ」 作品112 ②ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ調 ★ヴァイオリン : ペッカ・クーシスト③シベリウス交響曲 第1番 ホ短調 作品39 ユッカ・ペッカ・サ

  • トゥガン・ソヒエフ指揮のプロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 作品100

    ●11月14日(火曜日)19:00より、サントリーホールにて、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演●①サン゠サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品22 ★ ピアノ:ラン・ラン②プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 作品100①ラン・ランのピアノは、2019年11月以来。(

  • 聴き比べ:プロコフィエフの交響曲第5番 (その7)

    ★ウイキペディアの曲目解説は、こちら㉒ムーティ指揮:フィラデルフィア管弦楽団★1990年3月3~5日、フィラデルフィアにて、セッション録音リッカルド・ムーティ(指揮) / プロコフィエフ:交響曲第5番(クラシック)" src="https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/ga

  • 聴き比べ:プロコフィエフの交響曲第5番 (その6)

    ★ウイキペディアの曲目解説は、こちら⑲レヴァイン指揮:シカゴ交響楽団★1992年6、7月、シカゴ、メディナ・テンプルにて録音①12:31②08:16③12:09④09:15★レヴァイン(1943~2021)49歳頃の録音中庸なテンポながら、金管群が豪快に響き渡る。メリハリも十分。良くも

  • 聴き比べ:プロコフィエフの交響曲第5番 (その5)

    ★ウイキペディアの曲目解説は、こちら⑯マゼール指揮:クリーヴランド管弦楽団★1977年10月、マソニック・ホールにて録音①14:55②08:34③12:47④09:35★マゼール(1930~2014)47歳頃の録音遅めのテンポ(とりわけ第1楽章、ただし第2楽章は速めで、その他は中庸)手堅

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.38)

    30回目第1部 第3章 他人の不始末(8)266~279ページ  ✤小説の語り手Gが、シャートフの部屋へ行くも、2度とも留守。メモ書きを残して帰ろうとする時、出口付近で、同じ敷地内(「フィリッポフの家」)に住んでいるキリーロフに出くわす。寡黙で人に会いたがらないキリ

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.37)

    29回目第1部 第3章 他人の不始末(7)249~265ページ  ✤ヴェルホヴェンスキー氏が外出中、可愛がっていた教え子リーザ(リザヴェーダ・トゥーシナ)が馬上から声をかけて来た。リザヴェーダの美しさに関して、いまさら描写するつもりはない。彼女の美しさについては、

  • ノット指揮の ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 op.68 「田園」

    ●11月11日、土曜日、18:00より、サントリーホールにて、東京交響楽団定期演奏会●①ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 op.19 ★ピアノ:ゲルハルト・オピッツ②ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 op.68 「田園」 ①ゲルハルト・オピッツは2021年12月以来

  • 聴き比べ:ベートーヴェンの交響曲第6番(その15)

    ★ウィキペディアの楽曲解説は、こちら㊴ラインスドルフ指揮:ボストン交響楽団 ★1969年録音①09:04②12:11③05:18④03:23⑤08:40★ラインスドルフ(1912~1993)57歳頃の録音。多少速めのテンポで、メリハリもあるにはあるが、どちらかと言えば、クセのない穏やか

  • ジャン=クリストフ・スピノジ指揮の新日本フィル演奏会

    ●11月10日、金曜日、14時より、すみだトリフォニーホールにて、新日本フィル演奏会●①ロッシーニ:歌劇『アルジェのイタリア女』序曲②ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲 ③ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰ヘ短調 op. 14 ★ヴァイオリン:HIMARI④ワーグナ

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.36)

    28回目第1部 第3章 他人の不始末(6)233~249ページ  ✤ヴェルホヴェンスキー氏宅の玄関を出ようとするところでリプーチンが口を開き、話を始めたので、再度部屋に戻って、リプーチンは、ワルワーラ夫人から「内密」に相談を持ちかけられたことを話す。 ✤二重括弧(

  • 聴き比べ:チャイコフスキーの交響曲第5番(その17)‎

    ★ウィキペディアの曲目解説は、こちら㊶ドゥダメル指揮:シモン・ボリヴァル・ユース管弦楽団 ★2008年1月、カラカス、Centro Social por la Músicaでのライブ録音①15:14②14:25③06:15④11:59★グスターボ・アドルフォ・ドゥダメル・ラミレス(Gustavo Adolfo Dudam

  • ルイージ指揮のチャイコフスキー 交響曲第5番

    ● 11月7日 (火曜日) 19:00 より、サントリーホールにて、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団来日公演●①ウェーバー :オペラ「オベロン」序曲 ②リスト :ピアノ協奏曲第2番 イ長調      ★ピアノ:イェフィム・ブロンフマン③チャイコフスキー :交響曲第5番 ホ短調 o

  • 聴き比べ:チャイコフスキーの交響曲第5番(その16)

    ★ウィキペディアの曲目解説は、こちら㊴カンテッリ指揮:ミラノ・スカラ座管弦楽団★1950年9月23&26日、ロンドン、アビイ・ロード・スタジオにてセッション録音Tchaikovsky Symphonies 4 5 & 6①13:07②12:55③06:14④12:24★晩年のトスカニーニに可愛がられながらも、

  • 聴き比べ:チャイコフスキーの交響曲第5番(その15)

    ★ウィキペディアの曲目解説は、こちら㊳ムラヴィンスキー指揮:レニングラード・フィル★1956年6月、ヴィーンのコンツェルトハウスにてセッション録音①14:34②11:51③05:40④11:43★ムラヴィンスキー(1903~1988)53歳頃の西側への演奏旅行中のモノラル録音。切れ味も

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.35)

    27回目第1部 第3章 他人の不始末(5)226~233ページ  ✤レビャートキンと彼の妹について。キリーロフを連れてリプーチンが、ヴェルホヴェンスキー氏の家を出ようとするところでリプーチンが口を開く。(✤レビャートキンは)「怒りっぽくて、いわゆる軍人気質の男なん

  • 聴き比べ:チャイコフスキーの交響曲第5番(その14)

    ★ウィキペディアの曲目解説は、こちら㊱バーンスタイン指揮:ニューヨーク・フィル★1960年5月16日、マンハッタン・センターにて録音①14:37②14:14③06:09④12:30★バーンスタイン(1918~1990)42歳頃の録音。早いもので、没後30年以上経過。バーンスタイン最初の録音

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.34)

    26回目第1部 第3章 他人の不始末(4)213~225ページ  ✤俗物の典型のようなリプーチンが、登場人物の中では重要なキリーロフを連れてヴェルホヴェンスキー氏の家に来る。(✤キリーロフは)年の頃26、7歳の青年で、なかなかきちんとした身なりをし、すらりと背が高く、

  • 小林研一郎指揮オルフ:世俗カンタータ《カルミナ・ブラーナ》

    ● 2023年11月4日 (土) 14:00 より、サントリーホールにて、日本フィル定期演奏会●①コダーイ:ガランタ舞曲 ②オルフ:世俗カンタータ《カルミナ・ブラーナ》ソプラノ:澤江衣里 テノール:高橋 淳 バリトン:萩原 潤 合唱:東京音楽大学作曲家になりたくて音楽大学に入

  • 12月の演奏会 (2023)

    日めくりカレンダー今年も残すところ、2ヶ月弱。日没も夏至の頃よりも2時間以上早い。12月は、風物詩となっている《第9》を2回。5日、リゲティ:ピアノ協奏曲が聴けるので楽しみではある。19日、ペンデレツキの交響曲はおそらく初めて聴く作品。5日、カンブルラン指揮のルト

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.33)

    25回目第1部 第3章 他人の不始末(3)205~212ページ  ✤小説の語り手であるG氏がヴェルホヴェンスキー氏の家に向かう途中、偶然「大作家」カルマジーノフから道を尋ねられた後、ヴェルホヴェンスキーの家に行くと、彼は一層取り乱した様子であった。「あなたは、まさか

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.32)

    24回目第1部 第3章 他人の不始末(2)187~196ページ  ✤3歳年上のツルゲーネフをモデルにした「大作家」カルマジーノフについて。1840年代、若きドストエフスキーは、ツルゲーネフからからかわれたこともあり、(本人はいじめられたという印象が強いのでしょう????

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.31)

    23回目第1部 第3章 他人の不始末(1)187~196ページ  ✤ワルワーラ夫人に押し付けられた結婚話にヴェルホヴェンスキー氏は、反対できるはずもなく、大いに混乱する。 結婚話が進んでいる哀れな友人のかたわらに、ごく近しい相談役としてほとんどつきっきりでい

  • 内田光子 with マーラー・チェンバー・オーケストラ

    ●10月31日、火曜日、19時より、ミューザ川崎シンフォニーホール にて●ピアノ・指揮:内田光子①モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503 ②シェーンベルク:室内交響曲第1番 ホ長調 op.9 ③モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595内田光子にピアノは、昨

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.28)

    22回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(8)174~186ページ  ✤小説舞台の地方都市郊外にあるスクヴォレーシニキ村に隣接した地に、ヴェルホヴェンスキー氏の息子名義の土地あり。子供だった息子に代わってヴェルホヴェンスキー氏が土地を管理。ところが息子に無断で、土地

  • オスモ・ヴァンスカ指揮のシベリウス:交響曲 第5、6、7番(2023)

    ●10月30日(月曜日)19:00より、東京文化会館にて、東京都交響楽団定期演奏会●①シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調 作品82②シベリウス:交響曲 第6番 ニ短調 作品104③シベリウス:交響曲 第7番 ハ長調 作品105オスモ・ヴァンスカ指揮のシベリウス:交響曲 第5、6、7番演奏

  • 井上道義指揮のショスタコーヴィチ:交響曲第4番

    ●10月29日(日曜日)15:00より、すみだトリフォニーホールにて、群馬交響楽団東京演奏会●①モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 ★ピアノ:仲道郁代②ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ハ短調 作品43群馬交響楽団東京演奏会は、2015年以来なので、かなり久しぶり。一筋縄

  • 佐渡裕指揮のブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 WAB104 「ロマンティック」(ノヴァーク版)

    ●10月28日(土曜日)14:00より、すみだトリフォニーホールにて、新日本フィル定期演奏会●①ハイドン:交響曲第44番 ホ短調 Hob.I:44「悲しみ」②ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 WAB104 「ロマンティック」(ノヴァーク版)今年の4月から、音楽監督に就任した佐渡裕。就

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.27)

    21回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(7)163~174ページ ✤ワルワーラ夫人は、 ダーシャが12歳の頃から、家庭教師をつけて、育ててきた。ヴェルホヴェンスキー氏も家庭教師の一人でもあった。リーザ(✤リザヴェーダのこと、プラスコーヴィヤ夫人の娘)がまもなく、この

  • セバスティアン・ヴァイグレ指揮のストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)

    ●10月27日(金曜日)19:00より、 サントリーホールにて、読売日本交響楽団名曲シリーズ演奏会●①プロコフィエフ:交響的協奏曲 ホ短調 作品125 ★チェロ:宮田大 ②ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」から“ゴパック” “剣の舞” “アイシャの踊り”

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.26)

    20回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(6)146~162ページ  ✤(その1.24)の内容から直接つながる話。冒頭で作者自身も語っているように、唐突気味でよくわからない出来事が生じる。 では、これから、事実上このクロニクルの発端となった、少しばかり滑稽な事件について

  • 尾高忠明指揮のブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90

    ●10月26日(木曜日)19:00より、 サントリーホールにて、NHK交響楽団定期演奏会●①ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」     ★  ピアノ: レイフ・オヴェ・アンスネス   ②ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90ブロムシュテットの代役尾高

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.25)

    19回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(5)143~146ページ  ✤第1章で、ヴェルホヴェンスキー氏の「うだつの上がらなさ」について詳細に述べてきたドストエフスキーであるが、『悪霊』を書いている時点でドストエフスキー自身50歳前後でもあり、53歳のヴェルホヴェンスキ

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.24)

    18回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(4)122~143ページ  ✤県知事の耳に噛みついたスタヴローギンは、2ヶ月ほど病床に伏した後、母親から、イタリアに旅でもすれば、との勧めもあり、国外へと出る。ヨーロッパでのスタヴローギンの様子も伝わり、上流階級のワルワーラ

  • マケラ指揮のシベリウス

    ●10月24日(火曜日)19:00より、サントリーホールにて、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団来日演奏会●①シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43②シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調 作品82マケラ指揮の実演は、今回で4回め。2022年6月のショスタコーヴィチが鮮烈だった。ノ

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.23)

    17回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(3)111~121ページ  ✤この章もスタヴローギンの奇天烈行為が語られる。県知事イワン・オーシヴポヴィッチの耳に噛みついたのである。 老人は不意に、相手が何か興味深い秘密をささやくかわりに、いきなり歯で、かなりきつく自

  • 聴き比べ:シベリウスの交響曲第2番(その15)

    ウィキペディアの解説は、こちら㊸チェリビダッケ指揮:スウェーデン放送交響楽団★1965年11月、ライブ録音①10:13②16:03③05:49④14:19★チェリビダッケ(1912~1996)53歳頃の録音。若干遅いテンポ。チェリビダッケにしては、「正攻法」。録音状態は「並」。♦第1楽章

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.22)

    16回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(2)100~111ページ   私達の「王子」は、突然、さしたる理由もなく、何人かの人に対して、2つ3つ、常識では考えられない大胆な振る舞いにおよんだ。つまり問題点は、他でもない、それらの暴挙が前代未聞かつおよそ類のない、普通の

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.21)

    15回目第1部 第2章 ハリー王子。縁談(1)89~100ページ ✤ハリー王子とは、訳注にもあるように、シェイクスピアの史劇『ヘンリー4世』に登場する、暴れん坊の世継ぎ王子(後のヘンリー5世)のこと。ハリー王子は、青年時代を奇態な取り巻きに囲まれ、泥棒ごっこに興じた

  • ノット指揮のブルックナー:交響曲 第1番 ハ短調

    ●10月21日、土曜日、14時より、東京オペラシティ コンサートホールにて、東京交響楽団演奏会●①リゲティ:ハンガリアン・ロック ★オルガン:大木麻理②ベリオ:声(フォーク・ソングⅡ) ~ヴィオラと2つの楽器グループのための ★ヴィオラ:ディミトリ・ムラト③ブルッ

  • 小泉和裕指揮のブルックナー:交響曲第2番 ハ短調 (ノヴァーク:1877年稿)

    ●10月20日(金曜日)19:00より、 サントリーホールにて、東京都交響楽団定期演奏会●①ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a ②ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調 WAB102(ノヴァーク:1877年稿)★昼に錦糸町で、新日本フィルの演奏会を聴いた後、時間に余裕があっ

  • 鈴木秀美指揮のベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op. 68「田園」

    ●10月20日、金曜日、14時より、すみだトリフォニーホールにて、新日本フィル演奏会●①メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 op. 26②シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D.759「未完成」③ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op. 68「田園」①意外と実演に会う機会

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.19)

    14回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(9)75~88ページ ✤この章では、小説の時代背景に紛れ込んでドストエフスキー自身の経験が語られる部分も多い。『カラマーゾフの兄弟』の項でも書いた通り、ドストエフスキ

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.18)

    13回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(8)63~74ページ ✤この章では、殺されるされるシャートフと秘密結社「五人組」の中の2人、リプーチンとヴィルギンスキーについて語られる。(簡易な人物紹介は、その0.00

  • セバスティアン・ヴァイグレ指揮のアイスラー:ドイツ交響曲

    ● 10月17日(火曜日)19時より、サントリーホールにて、読売日本交響楽団定期演奏会●①ヒンデミット:主題と変奏 「4つの気質」★ ピアノ:ルーカス・ゲニューシャス ②アイスラー:ドイツ交響曲 作品50(日本初演)ソプラノ:アンナ・ガブラー メゾ・ソプラノ:クリスタ

  • パーヴォ・ヤルヴィ指揮のブラームス:交響曲第1番 ハ短調

    ●10月16日(月曜日)19:00より、サントリーーホールにて、 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団来日公演●①ベートーヴェン:『献堂式』序曲 Op. 124 ②ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op. 11 ★ ピアノ:ブルース・リウ③ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op. 68①

  • ノット指揮のヤナーチェク:グラゴル・ミサ

    ●10月15日(日曜日)14:00より、サントリーホールにて、東京交響楽団定期演奏会●①ドビュッシー/ノット編:交響的組曲 「ペレアスとメリザンド」②ヤナーチェク:グラゴル・ミサ(Paul Wingfieldによるユニヴァーサル版)①ドビュッシー:オペラ「ペレアスとメリザンド」は、2

  • カーチュン・ウォン指揮のマーラー:交響曲第3番 ニ短調

    ●10月14日(土曜日)14:00より、サントリーホールにて、日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会●★メゾ・ソプラノ:山下牧子 ★女声合唱:harmonia ensemble★児童合唱:東京少年少女合唱隊首席指揮者披露演奏会ということもあり、充実した演奏で素晴らしい。端正で、バラン

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.17)

    12回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(7)58~63ページ ✤ペテルブルクから戻るとワルワーラ夫人はヴェルホヴェンスキー氏を国外へと旅に出させた。ヴェルホヴェンスキー氏は大喜びしてベルリンで過ごしていたも

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.16)

    12回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(6)48~57ページ ✤ワルワーラ夫人は一人息子に会いたくもあり、最上流階級とのコネ作りもしたく、ヴェルホヴェンスキー氏を連れてペテルブルクに滞在し、夜会を催すものの

  • 大野和士指揮のドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 op.70

    ●2023年10月7日(土) 14:00より、サントリーホールにて、東京都交響楽団スペシャル演奏会●①ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15 ★ピアノ:藤田真央②ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 op.70演奏会後、JRで、山形県に帰省。夜23時頃実家に着く。気温10度ほど

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.15)

    11回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(5)42~48ページ ✤前半は、ステパン・ヴェルホヴェンスキー氏の服装や外見について。 ワルワーラ夫人は、ヴェルホヴェンスキー氏が身につける服装まで考えてやり、彼は彼

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.14)

    10回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(4)34~41ページ ✤ステパン・ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の摩訶不思議な関係。ワルワーラ夫人の口から、「さっきのあなたの仕打ち、私、絶対忘れませんから」

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.13)

    9回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(3)29~34ページ ✤ステパン・ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の摩訶不思議な関係。彼の小心ぶりがこと細かに語られる。・・・・・・・・彼は大変な手紙魔だった。

  • 高関健指揮のブルックナー:交響曲第9番

    ●10月4日(水曜日)19:00より、オペラシティ・コンサートホールにて、東京シティフィル定期演奏会●①ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 ②ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死★メゾ・ソプラノ:池田香織③ブルックナー:交響曲第9番

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.12)

    8回目第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(2)23~29ページ ✤ステパン・ヴェルホヴェンスキー氏が教授職を辞して家庭教師となる事情の詳細など。・・・・・・・・彼が人生の道を誤った本当の原因は、陸軍中将夫人で

  • 聴き比べ:ブルックナーの交響曲第9番(その12)

    ウィキペディアの楽曲解説は、こちら㉚アバド指揮:ウィーン・フィル ★1996年11月、ムジークフェラインザールにてライブ録音①25:01 ②10:02③25:08★アバド(1933~2014)63歳頃の録音。テンポは61分弱で、中庸。アバドにしては、珍しいほどのメリハリがある。(多少、

  • 聴き比べ:ブルックナーの交響曲第9番(その11)

    ウィキペディアの楽曲解説は、こちら㉙カイルベルト指揮:ハンブルク国立管弦楽団 ★1958年頃録音①23:16②10:53③22:22★カイルベルト(1908~1968)50歳頃の録音テンポは57分弱で、多少速め。メリハリもありながらも、ケレン味がないせいか?どちらかと言えば、穏やかで

  • 11月の演奏会 (2023)

    日めくりカレンダー日没もだいぶ早くなってきた。冬至へ近づくにつれ、さらに1時間ほど早くなる。日が沈む光景を見ながら、「あああ、地球が回っている、回っている」という感覚を得られないのは、幸福か?不幸か????????????11月は、ベルリン・フィル、ウィーン

  • 新国立劇場のオペラ:プッチーニ :修道女アンジェリカとラヴェル :子どもと魔法

     2023年10月1日(日)14:00 オペラパレスにて、休憩35分で、終了は16時半過ぎ。山形へ帰省する予定もあり、7日は都響、4日は東京シティ・フィル演奏会があり、9日のチケットを1日に振替。HPをたまたま見ていたら持ち物検査があるというので、有名人でも鑑賞するのだろう

  • 聴き比べ:チャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》(その16 )

    ★ウィキペディアの楽曲解説は、こちら㊹キリル・ペトレンコ指揮:ベルリン・フィル ★2017年3月22~23日、ベルリン、フィルハーモニーにてライブ録音①17:39②07:34③08:37④09:43★キリル・ペトレンコ(1972~)45歳頃の録音。キリル・ペトレンコの録音に関しては、ほ

  • 阿部 加奈子指揮のチャイコフスキー:交響曲第6番 「悲愴」

    ●9月29日、金曜日、14時より、すみだトリフォニーホールにて、新日本フィル演奏会●①ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(管弦楽版)②ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 ★ピアノ:三浦謙司③チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op. 74「悲愴」阿部 加奈子は、初めて

  • 聴き比べ:チャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》(その15 )

    ★ウィキペディアの楽曲解説は、こちら㊸バーンスタイン指揮:ニューヨーク・スタジアム交響楽団 ★1953年6月29、30日、カーネギーホールにて録音①18:37②08:08③09:02④11:18★バーンスタイン(1918~1990)35歳頃の録音。ニューヨーク・スタジアム交響楽団は、ニュー

  • 聴き比べ:チャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》(その14)

    ★ウィキペディアの楽曲解説は、こちら㊷ケンペン指揮:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ★1951年5月録音①18:18②08:11③09:40④10:05★パウル・ファン・ケンペン(1893~1955)58歳頃の録音。若い頃はコンセルトヘボウ管弦楽団などでヴァイオリニストをしていたも

  • ドストエフスキー作『悪霊』を読む(その1.11)

    7回目ようやく本文入り。第1部 第1章 序に代えてわれらが敬愛するステパン・ヴェルホヴェンスキーの伝記より、数章(1)13~23ページ 今日まで何一つ際立ったところのない私達の町で、最近立て続けに起こった奇怪極まりない事件を書き記すにあたり、私はいくらか遠回りを

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