さつがい現場に遭遇した話。
少し前、地域の祭のお手伝いに参加した。その祭では、子どもたちがその祭の格好をして練り歩く。子どもたちがその祭の出番を待っている、時間をもてあそんでいる時間があった。そのとき、珍しい衣装を着ていたからか、カメラをもった人たちがその小学生の子どもたちを取りかむように写真を連写していた。周りにその保護者らしい人もいないし、その小学生たちに許可を得て撮影しているわけでもない。群がったカメラマンは、10人を超えていた。その祭はまだ始まる気配もなかった。もちろん、子どもたちはポーズを撮ったりカメラに目を向けたりしているわけではない。ただ、暇つぶしに遊んでいる姿をひたすらに写真に収めていた。そのカメラで写されたデータはどこに使われるのだろう。私はそれを見ながら強い違和感と、嫌悪感をもった。私が遭遇したのは、この「撮害」...さつがい現場に遭遇した話。
2025/04/09 22:33