ジョージ・オーウェル「一九八四年」
1984年のロンドン。極度に言語統制された世界では、あらゆる情報が絶えず政府に都合のよい情報に書き換えられていた。その真実省に勤めているウィンストン・スミスは、テレスクリーンという監視装置の網目を縫って日記を書き始める。「ビッグブラーをぶっつぶせ」と権力者にたてつく文言を書き連ねながら、自分が権力に屈せずに生きることを望む。そしてまた一人、彼の同僚が忽然と姿を消した。こちらもずっと積ん読状態だった、ジョージ・オーウェルの名作。SF小説として未だに注目され続けている。とくに「1Q84」が発表されたときに、話題になった。そして今、ウクライナ侵攻もあり、1959年に出版されたとは思えない恐怖を抱かせる作品として注目されつつある。古い作品ではあるが、訳は新しいものが出ているので、それほど読みにくさを感じることはないだろ...ジョージ・オーウェル「一九八四年」
2022/04/08 15:23