刀剣乱舞小説・母成峠の藤袴~検非違使初遭遇編その五
濃霧の向こう側から銃声と男たちの怒号、そして刀を交える金属音が響き渡る。だがそれらは現場にいる刀剣男士はもちろん、研修所から指示を送っている審神者候補生たちにも見ることはできなかった。「本当に大丈夫なんですか?ものすごく銃声が近くに聞こえるような気がするんですけど」紅音が怯えをあらわにしながら蒔田に尋ねる。「大丈夫だ。万が一を考慮して結界外部の音が聞こえるように設定しているが、人間が入り込んだり銃...
2025/04/30 08:00
2025年4月 (1件〜100件)
「ブログリーダー」を活用して、乾小路烏魅さんをフォローしませんか?