刀剣乱舞小説・第五演練場の車前草~初めての演練編その五
永遠の時間が経過したように感じた演練第1試合だったが、実際のところたった3分しか経過していなかった。結果は案の定新人審神者側の勝利―――研修生の刀剣男士らは全員重傷を負い、演練場に倒れ伏していた。倒れた男士らは係員によって隣接する手入れ部屋へと運ばれる。「悔し~い!霊力もあまり届かなかった!絶対に阻害システムが働いてるでしょ、これ!」と、悔しがる一番手の研修生に担任の蒔田が感情もなく告げた。「当然だろ...
2022/11/30 08:00