引き算という考え方
絵を描く行為は足し算と言えるが、今回は引き算について考えたい。誇張というのは、大げさに描くことなので、足し算や掛け算だと言える。しかし、ここであえて引き算の誇張というものを考えてほしい。大げさではなく、よりさりげなく描く。目立たないように描く、引き算の描き方を身に付けよう。また、省略も引き算である。見る人の想像力にゆだねて、省略をしてみるのもよいと思う。そして、色数を減らしてみるのもよい。色は何種類使ってもよいのだが、あえてモノトーンやワントーンにしてみるなどが考えられる。このように、要素を加えていくだけではなく、減らしていく引き算ができるようになると、表現の幅は広がっていくと思う。引き算という考え方
2024/12/09 09:41