浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』

浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』

浅倉秋成著『六人の嘘つきな大学生』途中まで読んだときは、なんて後味の悪そうな本なんだと思ったけど、最後まで読むといろいろな意味でひっくり返ります。でも、ちょっと波多野くんがかわいそうかな。でも、がんばって就職したからいいのかな。恋愛はしたんだろうか。人の一面は必ずしもその人のすべてを表さない。知ったと思った別の一面も、必ずしもその人のすべてを表さない。ってことを真面目に考えました。深い。切ない。そして、最後、兄と鈴江さんが会った瞬間を見てみたいな。浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』