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源氏物語イラスト訳【紅葉賀19】紅葉の蔭
木高き紅葉の蔭に、四十人の垣代、言ひ知らず吹き立てたる物の音どもにあひたる松風、まことの深山おろしと聞こえて、吹きまよひ、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二…
2023/06/30 08:34
源氏物語イラスト訳【紅葉賀18】宰相二人
宰相二人、左衛門督、右衛門督、左右の楽のこと行ふ。舞の師どもなど、世になべてならぬを取りつつ、おのおの籠りゐてなむ習ひける。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第…
2023/06/29 08:13
源氏物語イラスト訳【紅葉賀17】垣代の者
垣代など、殿上人、地下も、心殊なりと、世人に思はれたる有職の限り、調へさせたまへり。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏…
2023/06/28 08:04
源氏物語イラスト訳【紅葉賀16】源氏の夕影
楽の声、鼓の音、世を響かす。一日の源氏の御夕影、ゆゆしう思されて、御誦経など所々にせさせたまふを、聞く人もことわりとあはれがり聞こゆるに、春宮の女御は、あなが…
2023/06/27 09:10
源氏物語イラスト訳【紅葉賀15】朱雀院行幸
行幸には、親王たちなど、世に残る人なく仕うまつりたまへり。春宮もおはします。例の、楽の舟ども漕ぎめぐりて、唐土、高麗と、尽くしたる舞ども、種多かり。 【これま…
2023/06/26 08:31
源氏物語イラスト訳【紅葉賀14】大方には
「…大方には」とあるを、限りなうめづらしう、「かやうの方さへ、たどたどしからず、ひとの朝廷まで思ほしやれる御后言葉の、かねても」と、ほほ笑まれて、持経のやうに…
2023/06/25 08:25
源氏物語イラスト訳【紅葉賀13】故事来歴
「…あなかしこ」とある御返り、目もあやなりし御さま、容貌に、見たまひ忍ばれずやありけむ、「唐人の袖振ることは遠けれど立ち居につけてあはれとは見き…」 【これま…
2023/06/24 08:45
源氏物語イラスト訳【紅葉賀12】つとめて
つとめて、中将君、「いかに御覧じけむ。世に知らぬ乱り心地ながらこそ。 もの思ふに立ち舞ふべくもあらぬ身の袖うち振りし心知りきや…」 【これまでのあらすじ】桐壺…
2023/06/23 08:29
源氏物語イラスト訳【紅葉賀11】寝所の睦言
「…この世に名を得たる舞の男どもも、げにいとかしこけれど、ここしうなまめいたる筋を、えなむ見せぬ。試みの日、かく尽くしつれば、紅葉の蔭やさうざうしくと思へど、…
2023/06/22 08:51
源氏物語イラスト訳【紅葉賀10】家の子
あいなう、御いらへ聞こえにくくて、「殊にはべりつ」とばかり聞こえたまふ。「片手もけしうはあらずこそ見えつれ。舞のさま、手づかひなむ、家の子は殊なる。…」 【こ…
2023/06/21 08:18
源氏物語イラスト訳【紅葉賀9】藤壺宿直
宮は、やがて御宿直なりける。「今日の試楽は、青海波に事みな尽きぬな。いかが見たまひつる」と、聞こえたまへば、 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生ま…
2023/06/20 08:57
源氏物語イラスト訳【紅葉賀8】藤壺の心
藤壺は、「おほけなき心のなからましかば、ましてめでたく見えまし」と思すに、夢の心地なむしたまひける。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源…
2023/06/19 08:13
源氏物語イラスト訳【紅葉賀7】春宮の女御
春宮の女御、かくめでたきにつけても、ただならず思して、「神など、空にめでつべき容貌かな。うたてゆゆし」とのたまふを、若き女房などは、心憂しと耳とどめけり。 【…
2023/06/18 08:25
源氏物語イラスト訳【紅葉賀6】詠はてて
詠はてて、袖うちなほしたまへるに、待ちとりたる楽のにぎははしきに、顔の色あひまさりて、常よりも光ると見えたまふ。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として…
2023/06/17 08:04
源氏物語イラスト訳【紅葉賀5】迦陵頻伽
詠などしたまへるは、「これや、仏の御迦陵頻伽の声ならむ」と聞こゆ。おもしろくあはれなるに、帝、涙を拭ひたまひ、上達部、親王たちも、みな泣きたまひぬ。 【これま…
2023/06/16 09:19
源氏物語イラスト訳【紅葉賀4】夕方の日影
入り方の日かげ、さやかにさしたるに、楽の声まさり、もののおもしろきほどに、同じ舞の足踏み、おももち、世に見えぬさまなり。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇…
2023/06/15 08:32
源氏物語イラスト訳【紅葉賀3】片手には
片手には大殿の頭中将。容貌、用意、人にはことなるを、立ち並びては、なほ花のかたはらの深山木なり。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏で…
2023/06/14 08:56
源氏物語イラスト訳【紅葉賀2】試楽開催
主上も、藤壺の見たまはざらむを、飽かず思さるれば、試楽を御前にて、せさせたまふ。源氏中将は、青海波をぞ舞ひたまひける。 【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子…
2023/06/13 08:26
源氏物語イラスト訳【紅葉賀1】朱雀院の行幸
朱雀院の行幸は、神無月の十日あまりなり。世の常ならず、おもしろかるべきたびのことなりければ、御方々、物見たまはぬことを口惜しがりたまふ。 【これまでのあらすじ…
2023/06/12 08:18
源氏物語イラスト訳【末摘花250】末摘花〈完〉
「紅の花ぞあやなくうとまるる梅の立ち枝はなつかしけれど いでや」と、あいなくうちうめかれたまふ。かかる人びとの末々、いかなりけむ。 【これまでのあらすじ】故常…
2023/06/11 08:48
源氏物語イラスト訳【末摘花249】梅も色づき
日のいとうららかなるに、いつしかと霞みわたれる梢どもの、心もとなきなかにも、梅はけしきばみ、ほほ笑みわたれる、とりわきて見ゆ。階隠のもとの紅梅、いととく咲く花…
2023/06/10 08:04
源氏物語イラスト訳【末摘花248】平中墨塗譚
「平中がやうに色どり添へたまふな。赤からむはあへなむ」と、戯れたまふさま、いとをかしき妹背と見えたまへり。 【これまでのあらすじ】故常陸宮の姫君(末摘花)と逢…
2023/06/09 09:51
源氏物語イラスト訳【末摘花247】そら拭い
そら拭ごひをして、「さらにこそ、白まね。用なきすさびわざなりや。内裏にいかにのたまはむとすらむ」と、いとまめやかにのたまふを、いといとほしと思して、寄りて、拭…
2023/06/08 09:06
源氏物語イラスト訳【末摘花246】姫君見て
姫君、見て、いみじく笑ひたまふ。「まろが、かくかたはになりなむ時、いかならむ」とのたまへば、「うたてこそあらめ」とて、さもや染みつかむと、あやふく思ひたまへり…
2023/06/07 08:07
源氏物語イラスト訳【末摘花245】わが御影
わが御影の鏡台に映れるが、いときよらなるを見たまひて、手づからこの赤鼻を描きつけ、にほはして見たまふに、かくよき顔だに、さてまじれらむは見苦しかるべかりけり。…
2023/06/06 08:35
源氏物語イラスト訳【末摘花244】絵など描きて
絵など描きて、色どりたまふ。よろづにをかしうすさび散らしたまひけり。我も描き添へたまふ。髪いと長き女を描きたまひて、鼻に紅をつけて見たまふに、画に描きても見ま…
2023/06/05 09:14
源氏物語イラスト訳【末摘花243】心から
「心から、などか、かう憂き世を見あつかふらむ。かく心苦しきものをも見てゐたらで」と、思しつつ、例の、もろともに雛遊びしたまふ。 【これまでのあらすじ】故常陸宮…
2023/06/04 08:18
源氏物語イラスト訳【末摘花242】お歯黒
古代の祖母君の御なごりにて、歯黒めもまだしかりけるを、ひきつくろはせたまへれば、眉のけざやかになりたるも、うつくしうきよらなり。 【これまでのあらすじ】故常陸…
2023/06/03 08:34
源氏物語イラスト訳【末摘花241】若紫の装束
無紋の桜の細長、なよらかに着なして、何心もなくてものしたまふさま、いみじうらうたし。 【これまでのあらすじ】故常陸宮の姫君(末摘花)と逢瀬を迎えた光源氏。返歌…
2023/06/02 08:25
源氏物語イラスト訳【末摘花240】若紫の紅色
二条の院におはしたれば、紫の君、いともうつくしき片生ひにて、「紅はかうなつかしきもありけり」と見ゆるに、 【これまでのあらすじ】故常陸宮の姫君(末摘花)と逢瀬…
2023/06/01 08:50
2023年6月 (1件〜100件)
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