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いわゆる「リメイク物」に、ずっと不満があった。名前を挙げれば『CASSHERN』(2004)とか『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010)『キカイダー REBOOT』(2014)などになるが、昭和の旧作が持っていたテーマがごっそり抜け落ち、見た目だけ綺麗に作り直したように、ぼくには見えた。旧作のテーマ、については、それがこのブログのメインテーマなので随所に書き散らしてあるが、要は「戦後日本の正義」とは何か、という問いかけだ。稚...
ここまで見てきたように、昭和からミレニアムまでのシリーズで、ゴジラは実に様々に描かれ、様々に語られてきた。中には、劇場の外で語られたことを元にして、描かれたゴジラさえあった(GMKなど)。いま仮に、それらを引っくるめて「ゴジラの物語」と呼ぶことにしよう。そうして『シン・ゴジラ』に目を移すと、今さら言うまでもなく、シン・ゴジラが「ゴジラの物語」とは全く無縁な存在であることが改めて見えてくる。シン・ゴジ...
平成ゴジラの第二作は『ゴジラvsビオランテ』。注目すべきはその公開日で、1989年12月16日。それは日経平均株価が史上最高値38,957円に達する13日前のことだ。まさにバブル経済のピークで作られた映画で、ゴジラはどう描かれ、どう語られたのだろうか・・・。いや、先に言ってしまうと、実は今回ゴジラ自身はそれほど大した役回りではなかった。ゴジラは、前回東京で暴れた際にバラまいてしまった「G細胞」から人間が作ったビオラ...
1954年の第一作の『ゴジラ』から始まる「昭和ゴジラシリーズ」でゴジラがどう描かれ、どう語られたかについては、当ブログの「ゴジラ」カテゴリで延々と書いたので、ここではザクッとまとめて話したい。まず全ての始まりである『ゴジラ』(1954)で、ゴジラとは、200万年前から海底洞窟か何かで生き延びてきた恐竜が、たび重なる水爆実験で生活環境を破壊され、日本近海に現れたもの、と語られた。水爆の影響で怪獣化したゴジラは...
久しぶりに、ブログを更新することになった。なった・・・というのは、それがぼく自身の意思ではなくて、友人との約束によるものだからだ。と言ってもそれは大した約束じゃなくて、友人の撮った石垣島の写真を送ってもらう代わりに、内容は問わないからブログ記事を更新する、というもの。すでに写真を受け取ってしまった以上、気乗りはしないが約束は果たされなければならない。気乗りがしないのにも理由はあって、このブログに多...
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