『光の粒が舞いあがる』蒼沼洋人

『光の粒が舞いあがる』蒼沼洋人

☆☆☆+だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。そうしてひとは、強くなる。【あらすじ】中学1年生の心愛は母親と二人暮らし。仕事が忙しい母親を助けるため、部活動を諦め家事の手伝いに奮闘する日々を送っていた。そんな心愛のささやかな楽しみは、駅前のボクシングジムで練習に励む少女を眺めること。踊るように、舞うようにサンドバッグを叩くその姿は、見ているだけで胸のモヤモヤが吹き飛び、前向きな...