【 病というプロセスを生きるということ 】
病を得たということと真摯に向き合い、その苦しみも悲しみも引き受けることでしか見えて来ないギフトというものがある。病は健康の対極にあるものではなく健康の中にも病は含まれている。生きるものは必ずどこかで病う時があるのだから。そしてそれを経過することが身体全体にとって必要なことである場合がある。病を自分に不利をもたらすもの、生産的ではないと捉えることでそれは害毒にしか過ぎなくなってしまい病というものを考える上での本質的な部分から遠ざかり自分自身が引き裂かれることにつながることもある。その体験を得て(決して楽ではないが)その上で心身をどう捉え直すのかが必要。それまでの自分の尺度では測れないことなのだ。病はそれに真摯に向き合ったものに対しては違う視野をもたらしてくれる。今まで見えていなかった地平が見えて来る。そこま...【病というプロセスを生きるということ】
2022/08/23 20:10