猛暑の悪夢

猛暑の悪夢

世間では何やらノストラダムスの予言めいた大災害の噂が今日のこの日に不安をもたされているようだけれど、それよりも年々酷くなるこのくそ暑さの方が深刻な問題だと思うよ。夏の暑さで掻く汗が一番不快で苦手なのでこの時期は堪える。そんな夏の夜に最近またショパンのこのソナタをよく聴くようになった。若い頃はレコードが擦り切れるほど聴いたものだけれど、今映像で見てみるとまた違った想いがよぎる。最初のユニゾンがずっと上昇音だと思っていたけれどそれは錯覚。譜読みして実際弾いてみるとオクターブ下だとわかる。しょっぱなから果てしない不安と恐怖、絶望感に満ちたイントロから糞ムズイ展開になる。やはりよほど手がデカくなけりゃ…