鏡の向こうの自分たち
高校生くらいの頃だったろうか、女装とかではないんだけれど化粧をしてポートレート風に写真を撮ったことがあったんだけれど、それを見て母が 「ん~、、まだ男やな、、」 と真顔で感想を述べたことを思い出すことがある。よくよく今思えばいったんどんな状況?って思うんだけれど、どういう思いで母がそう云ったのか、そもそもそういう子だとでも思っていたのか、ちょっと変わった子だと思われていたことは確かだけれど、今となっては確かめようがない。そこにはきっとナルキッソスな自分が居たはずで、鏡の向こうのもう一つの自分をどういう思いで見つめていたのか、眺める程に募るコンプレックスはやがてこの世界へ誘うきっかけとなったのは…
2023/11/04 01:18