第24話・・・阿波池田の酒まつりと今小町酒造・「穣」
2月21日に四国酒まつりが開催されました。新酒のお披露目に因んだ催しで、池田の春の訪れを告げる風物詩です。阿波池田商工会議所の青年部の皆さんが企画し、今回で10回目を数えます。毎年、全国各地から日本酒ファンが集うイベントとして成長しました。この日は、地元の造り酒屋の「今小町」、「三芳菊」と井川町の「芳水」の3つの酒蔵が一般開放され、今年の新酒を味わうことができます。◆酒蔵で今年の酒を説明する中村盛彦社長は中和の6代目。池田町史によると、池田の酒づくりは江戸時代に遡り、松屋、頭師、喜多屋の三家が酒造を行っていたようです。その後、明治二九年に三芳菊酒造、明治三五年に入江酒造、明治三六年に大坂酒店、明治四二年に真野武酒造、大正一五年に中和商店が酒造りをはじめます。酒造りの水はどちらも、桂林寺の井戸水を使用していたそう...第24話・・・阿波池田の酒まつりと今小町酒造・「穣」
2009/02/23 11:54