おじが決めた場所

おじが決めた場所

この夏おじが亡くなった。アルゼンチンに散骨希望とのこと。 過去の記事より 「墓参り」 単身ポルトガルへ行く予定を変更して、おじの出張にお供することを決めたため発生したOPです。 おじの友人の墓は、マドリッドから電車で2時間ばかり離れた街バリャドリッドにありました。クリスマスの夜に妻子を残して交通事故でなくなったという方。私は一度もお会いしたことはありません。 昼下がりタクシーで訪れた郊外の墓地は、赤い大地と青い空がきっぱりと別れた広がりに、真っ白いキンャンバスのような墓石が並んでいました。キャンバスの額縁は色とりどりの花束。「白昼夢」ってこんな感じかなぁ。この光景はくっきりと心に焼き付いていま…