街とその不確かな壁 村上春樹 著
さあ困った。どう書いたらいいだろう?村上春樹さんの小説は、音楽なんだと思う。恐らくその根底にあるのは、ビートルズ。でもこの小説からは、僕は、クイーンのボヘミアンラプソディを思い浮かべた。一見別の曲が幾つか繋がっている様な。しかし、味わって行くうちに、曲間の違和感が溶けて1つの曲になる。時間がある代わりに限りがある世界と時間が無い代わりに閉ざされた世界。一見何の繋がりも無い2つの世界だけど、この2つの世界の架け橋となっている人の存在によって2つの世界は繋がっている。街とその不確かな壁村上春樹著
2023/05/29 14:42