0人に1人は歯が足りない!?先天性欠如とは
今回は本来あるべき歯が生えてこない『先天性欠如(せんてんせいけつじょ)』についてご説明したいと思います。■先天性欠如が起きるしくみ実は、10人に1人程度の割合で数本の永久歯が生えてこない方がいらっしゃるのです。先天性欠如は、何らかの原因により『歯胚(しはい)』が作られないことで起こります。歯胚とは、歯のもととなる芽のこと。この歯胚が作られるのは、なんと生まれる前。永久歯の歯胚ですら、まだお母さんのお腹の中にいる、胎生3か月半ごろに作られます。そこから数年の時間をかけてあごの骨の中で大きくなり、やがて乳歯が抜け落ちたあとにようやく歯ぐきから顔を出します。しかし、先天性欠如の場合はそもそも歯胚がないため、歯が生えてこないのです。歯胚が作られない原因は、・遺伝・胎児の頃の栄養不足・母体の全身疾患・母体に対する薬の副作...0人に1人は歯が足りない!?先天性欠如とは
2022/05/18 16:15